花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

呪われたFLORA

2023年06月28日 | 研究
ボランティア全国大会の予選に出場したFLORA。
いざ大会が始まると思ったよりグイグイ他校に質問しているのですが
一人だけ落ち着かないメンバーがいます。それが発表担当の男子。
次がFLORAの発表だというのに実験室から外に出てしまいました。
追いかけると廊下で練習中。3分の発表なので
すぐ戻ってくるだろうと思っていたら、なかなか帰ってきません。
緊張のため何度も何度も繰り返しているのです。
とはいってももう時間。発表席についてもらいました。
すると「よしいくぞ!」と大きな声。
そんな掛け声をあげる発表者なんて聞いたことがありません。
これには大会を進行されている方も大笑いです。
毎回トラブルを起こすパワーポイントも無事画面共有されました。
いざ発表となったらやっぱりトラブル。パワーポイントが動きません。
これはPC担当のミス。なんと間違って本来共有すべきファイル以外の
別のファイルも立ち上げていたので、違うファイルを共有してしまったようです。
でも事務局の計らいで再スタート。なんとか発表を終えましたが、
FLORAはどの大会でも、なぜかZoomを使うといつもトラブル。
毎回発表やり直しとなります。あれだけ接続テストをしてもダメなんですね。
どうやらオンラインに弱い遺伝子も引き継いだようです。呪われています。
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どうするFLORA

2023年06月27日 | 研究
何やら重さを測定しているFLORAメンバー。
これから手料理でも振る舞ってくれそうな雰囲気です。
しかし彼が測っているのは人間が食べない淡水の水草。
4月から育てたものを先日収穫し、乾燥させたものです。
するとどうでしょう。乾物重を測定したら細かくしてまた水に浸けています。
彼はこれらの水草から植物が育つのに必要な栄養分が
どれぐらい溶け出してくるのか調べようとしているのです。
つまり堆肥作り。植物のための食材でした。
よく海藻を肥料にすることはありますが、淡水の水草はあまり見ません。
またどんな成分が含まれているかもよくわかりません。
海藻と違って塩害を気にする必要がないので
肥料高騰の折、お役に立てればと研究をしているのです。
少し水に浸けたら分析する予定ですが、サンプルは7つもあります。
それにまもなく考査。さらに彼は来月から球児として
甲子園を目指すときています。どうするFLORA!
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一触即発

2023年06月27日 | 
FLORAが農場の本拠地にしている馴化温室脇の
ブルーベリーがだんだん色づいてきました。
このブルーベリーは数年前からFLORAが
ピートモスなどを購入しては管理してきました。
果実はメンバーによって校内販売されることが多く
FLORAの活動費になっています。
ただ問題なのは、収穫時期がいつも考査と重なること。
考査後に収穫してもいいのですが
その間に鳥たちに突っつかれてしまうのです。
収穫できそうな果実を挟んで鳥とFLORAが睨み合っていますが
一瞬の隙が勝敗を分けます。どちらが先に手を出すか。
一触即発。まるで相撲の立ち会いです。
今日は考査前最後の課題研究。水質分析もありますが
手の空いたメンバーで少し収穫できたらと思ってます。
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風薫る

2023年06月26日 | 学校
サクランボの収穫真っ最中の南部町。
たくさんのお客様が県内外から訪れています。
名久井農業高校でも収穫が始まり、名農生も初夏の味を買い求めているようです。
され南部町のシンボルといえば、馬淵川と名久井岳。
名久井岳は決して高い山ではありませんが、町のどこにいても見守ってくれます。
山の麓には60を越す観光サクランボ農園。今まさに賑わっています。
そして中腹には名刹「法光寺」。今から約700年以上も前の鎌倉時代、
北条時頼が奥州を旅していた時、夢想軒庵主に一晩の宿と
心からのもてなしを受けたお礼に開基したと伝わっています。
境内にある国登録有形文化財の三重の塔は木造としては日本最大級。
サクランボ狩りに来た際は、ぜひ足を運んで欲しいところです。
そして馬淵川もまもなく釣り人がやってきます。
なぜなら毎年7月1日はアユの解禁日。
名農生は第1農場まで行く途中、馬淵川にかかった橋で渡るのですが
昔、釣り人がいるとついつい見とれてしまい、遅刻してしまう人が時々いました。
コロナも落ち着き、釣り人が川に戻ってくると
またうっかり者が現れるかもしれません。
風に吹かれて流る川を眺めるのは気持ちのいいもの。ご注意ください。
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不安の海に漕ぎ出す

2023年06月26日 | 研究
昨日行われたボランティアの全国大会の予選会。
テスト数日前の日曜日ですが、FLORAは全員参加しました。
先月、徳島でポスター発表をしてきた2人以外は、このような大会は初めて。
それどころかオンライン発表そのものが初体験だそうです。
何事も初めてのチェレンジは怖いもの。荒れ狂う海を勝手に想像しては
ドキドキと心は震えます。そんな弱い心を支えるのは練習だけ。
だから彼らも実験の合間を縫って、何度か練習してきましたが
それでもまだ不安なのでしょう。誰に支持されることなく
集合時間の40分ぐらい前にはほぼ全員集合し、
自分の担当分野はもちろん、仲間の練習にも立ち会っています。
なんだか怖くて怖くて集まっている子猫のようです。
しかし時の流れは非情。いよいよ時間になりました。
待ったなし。PCが繋がりました。先の見えない真っ暗な海へ出航です。
するとどうでしょう。思ったよりも緊張もせずに
ディスプレイ越しの皆さんと笑い合っています。
予選は約2時間。無事に帰ってくることを期待しています。
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