東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

平成25年度中津川市防災訓練(9月1日)後編

2013年09月05日 22時57分33秒 | 航空機
 ここでもう一度前の話のおさらい。

 高所から要救助者を救出する訓練がある。
 今回の訓練で使ったヘリポートはすでに撤収済み。
 では、救出した要救助者はどうするの?自分が考えたのは…
 A. 消防で要救助者役を立て、救急車との引継ぎを考慮して救出後に別のヘリポートにおろす。
 B. 航空隊で要救助者役を立て、前もって現地投入。救助後はそのままRTB

 Aなら訓練としても有効。Bならただの訓練展示になってしまう。


 朝にも確認したがもう一度防災へリポートを確認しに行く。
 ヘリポートが見えてくると助手席の蒼い鳩さんが「ヘルメット被った人がいる」という。

 駐車場に乗り付けるとそこには消防の方が2名いた。
 話を聞くと、やはりここにヘリを下ろすようだ。今のところ「若鮎Ⅲ」が来るとのこと。
 シナリオは自分の考えたAだった。
 ただ、ヘリポート直近に車が駐車してあり、移動してもらうようアナウンスをしてもらっているところだそうだ。

 車の移動がスムースに行けばいいが、すでに後15分くらいでヘリはやって来る。
 とりあえず車を離れた場所に止め、車から降りようとしたら先ほどの隊員さんが
 「待ってるところすいいません。ここに着陸するの無しになりました。車の移動ができないもんで…」

 やっぱりか。先日こういうことがあったばかりだから防災航空隊はピリピリしているのに。


県防災ヘリ:着陸時に石飛散 乗用車を傷付ける /岐阜
毎日新聞 2013年08月13日 地方版

 県防災課は12日、防災ヘリ「若鮎3」が10日に高山市内の交通事故で出動した際、着陸時に飛散した小石が近くを通っていた乗用車にぶつかり車体を傷つけたと発表した。けが人はなく、事故の患者搬送への影響もなかったという。
 同課によると、ヘリは同日午後5時半ごろ、同市高根町日和田の「チャオ御岳スキー場」駐車場に着陸。その際、下降気流で小石が飛び、10メートルほど離れた県道を走っていた乗用車のフロントガラスやボディーなど複数箇所を傷つけたという。着陸時には40メートル四方の範囲で障害物の有無を確認するが、ヘリの操縦士らは乗用車に気づかなかったという。
以上引用終了。


 これ、部内報でちゃんとまわしてるのだろうか。
 訓練で使用するなら何故前日のうちから規制線を張る等しなかったのか。
 関係機関との調整ができていないのを垣間見た。

 隊員さんから「航空隊の人を要救に見立てて訓練を行い、そのまま降りずに基地へ帰る」と追加説明。結局Bシナリオになるのね。 

 そんなわけで当初の予定通り訓練会場の対岸(?)で撮影することにした。
 快く車の駐車をOKしてくれたご近所会社さんに感謝。


11:21 はしご車にて要救助者を救助。はしご車が無理な場合は…


11:33 岐阜県防災ヘリ「若鮎Ⅲ」が会場に進入。


時計回りで会場を回った後…


隊員さん達みんなで監視。どうやら下が気になるようだ。


ホイストにて「要救助者」が降下(笑)


接地・ホイスト切り離し。ヘリから屋上までかなりの距離をとっている。


一旦離脱して態勢を整える。


11:41 サバイバースリングを持ってホイスト降下。


間もなく接地。笑えるのは要救助者がヘリの誘導をしていたこと。


自分からSVを装着する要救。


ホイスト上げ!


間もなく機内収容。


救助完了!


11:45 ミッションコンプリート。一旦離脱して…


直上通過! 再度会場に進入。


JA119V Bell412EP 岐阜県防災航空隊「若鮎Ⅲ」  岐阜基地へRTB


 これにてこちらも撤収。
 蒼い鳩さんの車を取りに戻りがてら自分はこれから仕事。
 ちょっと会社の中を案内してから蒼い鳩さんと別れる。いろいろ引きずり回してすいませんでした。
 次は松本空港で会いましょう!チャーターに行けれるかどうかはまだわからないけど。


 ようやくヘリ成分を摂る事ができたが最後の県防災のが不満。
 この市の姿勢は大丈夫なのか。リニアで浮かれている場合じゃないよ。
コメント (3)
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