東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

加茂消防との共同訓練(2021年11月27日その1)

2022年03月14日 07時01分01秒 | 航空機
コロナの第5波が過ぎてからのお話…

11月は結構市町村訓練が予定されていた。
その中で土曜日に行われるものがありそちらへ行ってみる。
午後から会社に行く必要があるから近場は有難いこと。

訓練会場に到着するとすでに地元消防隊は現着済み。


9:06 場外管理は終了。


指揮隊長と名刺交換して…と近寄ると
「あ、東濃さんですね。元航空隊OBです。」と話が早い。さらに
「せっかくだし地上隊と一緒に行ってみる?」そ、それは初めての体験。ぜひお願いします。

地上隊の後ろを車でついて行き、車を止めたらそこからは徒歩。
ヘルメットをかぶって隊員の後をついて行く。



9:38 ここらは舗装されていない車両通行可な道だが…


要救助者はそこから転げ落ちたという想定。


林道から50メートルほど下った場所で要救を発見。


9:58 症状を聞き取りつつ資機材の準備をする。


バーティカルストレッチャーで固定するようだが…


斜面な為うまく固定ができない。


「痛いところはありませんか~」「あ…あります!」迫真の演技だな。


と思ったら演技ではなく本当に痛かったそうで。


少しでも楽になるように移動させる。


今回の想定は…


 散策中に誤って斜面を転落したもの。
 地上隊が捜索、発見し救命士による特定行為が行われた後にヘリでピックアップする

 というもの。
 一応安全の為、本当に針は刺していないけどルートを確保した想定でのピックアップとなる。
 要救助者を発見した段階で航空隊要請はしている。
 間もなく来るかな?



10:19 お、来た。しかし見えないものだな。


 地上隊の位置については座標が連絡されているのですぐに見つけられると思っていた。
 しかしなかなか視認できず捜索していたようだ。
 地上隊を視認した後は隊員を降下させる場所を探す。
 なるべく木が少ない場所を探すがある程度は仕方ないところもあるようだ。

 ヘリからの連絡で降下員を準備するとのこと。
 結構近くに降ろせるようで地上隊にダウンウォッシュ注意の連絡が入る。



10:27 ヘリをインサイトした隊員。


10:29 そしてダウンウォッシュが襲う。


10:30 地上隊から約50メートルほど離れた場所に降下した降下員は走って地上隊に近付く。


地上隊と接触。要救助者の状態を聴取する。


一人が縛着状態を再確認し、その間にも一人はヘリと連絡を取る。


「向こうの方に広い場所があるのでそこまで移動しましょう」


10:35 6人で搬送開始…


ぬかるんではいないけど


落ち葉で足が滑り登りにくい。


あと10メートル。


ピックアップポイントに到着。ピックアップ資機材の準備があるのでヘリに再進入時間を連絡する。


続きます。
コメント
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