東濃IFR

ACARS,グライダー、航空機

最古参と新人(2021年12月22日その1)

2022年04月11日 06時59分02秒 | 航空機
岐阜県ドクターヘリの運航を受託しているCHSことセントラルヘリコプターサービス。
BK117の国内最大級のオペレーターでもあることから古い機体も在籍している。
メインはBK117C-2だが、整備・耐空検査で本務機の穴を埋めるように使われている。
JA9979は初年度登録は1989年と30年以上前の機体。
いつ引退となってもおかしくない機齢だ。
そんな中、CHSは新型機のBK117D-3を導入。
これは撮れるうちに撮っておかないといけない。
そう思っていた矢先、岐阜ドクターヘリのJA6923が耐空検査で戻って来てJA9979が入ったと知る。
慌てて有休を取って撮影しに行くことにした。

早朝からヘリポート周辺をうろつく怪しい人。
しかし警備員は慣れているのか一言声をかけられただけだった。


7:39 ハンガーオープン。M機長が電源関係資材を出す。


7:48 扉が完全に開いて機体を出す準備。


移動開始。


7:51 移動完了、電源接続。


ローダーから降ろされて待機。


JA9979 BK117C-1 セントラルヘリコプターサービス。


7:58 整備士が乗り込み朝一点検中。


冬の日差しだからこっちだと完全に逆光。


8:00 だいたい終了。


 ここで一息つきにきた関係者と話をすることができた。
 自分のことは部内では知れているようで…(汗
「今日は目的があって来たの?」と聞かれる。
 この機体を撮りに来たことを告げると感心されると同時に
 「今日、これからこの機体は屋上に上げちゃうよ。どういうことかわかるよね?」と言われる。
 あれ?今日は学部内でテストか何かある?そうでなければもしかして…?



岐阜大学病院は地上ヘリポートと屋上にヘリポートがある。


 大学内で大きな試験等が行われる場合は騒音対策で地上ヘリポートは使用せず屋上へリポートを使う。
 しかし今日は特に試験はなかったはずだ。
 そうすると耐荷重制限の無い地上ヘリポートに何か別の機体がやって来るということかも?
 機材交代したばかりだが、また別の機体に変更するのかな?


8:28 今日の当番ドクターとナースがやって来る。


クラムシェルドアを開けて


医療資機材の点検等を実施。


9:05 そして誰もいなくなってしまった。


 9時半頃に機体を移動させると話していた警備員。
 時間になると機長と整備士がやって来てすぐにエンジンスタートとなる。



9:31 エンジンスタート。各部チェック中。


9:33 ホバリング開始。


ゆっくりと移動して


青空に映える。


9:35 屋上ヘリポートに到着、エンジンカット。


 地上員の方達は退避どころかいつの間にか増えている(笑)
 こりゃ絶対何かある。
 そう思っていたら普段はあまり目にしないCHSのハイエースが来ている。
 増員の地上員?そんなのはいらないはずじゃ…。

 地上員の一人が「小牧上がった」と同僚に話しているのが聞こえた。
 FR24を開くとあの機体が離陸した所だった。
 まさか、コイツが来るの?

 しばらくして、EC135より静かな羽音が聞こえてくる。
 どこにいるかと思ったらもうファイナルアプローチにいた。



こいつは…!


9:59 JA145C BK117D-3 セントラルヘリコプターサービス


着陸、エンジンアイドル。


地上ヘリポートの関係者がマーシャルを行う


エンジンカット。


メインローターの停止を確認したところで機内の人達が降りてくる。


続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする