近鉄特急といえばビスタカーやアーバンライナー、伊勢志摩ライナーといった車両を思い浮かべますが
それに対して広範囲に、そして多岐に亘る近鉄特急ネットワークの運用を支える汎用型車両が活躍しています。
その中心となる存在が通称“ACE”と呼ばれる22000系です。
10100系“新ビス”が名阪甲(ノンストップ)特急で活躍の頃、乙(主要駅停車)特急で大活躍した
10400・11400系“エースカー”がその名称の由来です。ちなみにトランプのカードの“エース”が語源だそうです。
12200系を中心としたスナック・サニーカー系列もまだ数の上で大勢力を誇っていますが
バリアフリーに対応できていない点もあり、実際運用では22000系と併結されるケースも多く
既にこの22000系が汎用車としてスタンダードな存在と言えると思います。
PENTAX K-r+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Tvモード 1/500sec f7.1 -0.3EV ISO400 (200mm)
この22000系から特急車として初めてVVVFインバータ制御や交流誘導電動機が採用され
車体もカラーの塗り分けやその車体断面も従来車に比べて大きく変更されました。
この写真でも後位に連結された12200系と22000系とでは大きな違いが有る事がお分かりになると思います。
PENTAX K-r+SIGMA APO 50-500 F4.5-6.3 DG OS HSM
Tvモード 1/800sec f7.1 -0.7EV ISO400 (290mm)
こちらは狭軌の吉野線用の16400系です。22000系と同様の車体を持ちますが
電装系に関しては吉野線向けの仕立てになっています。
両路線共に更に新しいAceと呼ばれる新系列が登場していますが数的にはまだまだこのACEが
近鉄特急ネットワーク、特に主要駅を細やかに結ぶ特急の運用を支える中心的な存在として活躍する事でしょう。
僕の中では22000系登場当時のインパクトかなりありました。この頃はハイデッカーや前面展望車などが次々と登場する中、22000系のデザインは突き抜けた近未来的なスタイルでありながら、奇をてらわない正統派な優等車両。そんなイメージを持ってました。登場から20年近く経つけど、未だ色あせて見えませんね!
シグマの50-500mmコントラストが高そうな感じで、かなり良さそうなレンズですね!
特急車両としては貫通型の前面は少々地味ではありますが貫通幌カバーの処理も
先輩の12200系から随分進歩しました。
小田急のEXEもデザイン的な影響をこの22000系から受けているのでは?とも思います。
シグマの50-500ですが描写には満足しています。
400mm近くから500mmにかけて若干シャープさは低下しますが300mmまでをカバーする
ズームレンズにテレコン入れるよりは画質は上でしょうし重ささえ納得出来れば
鉄道撮影には便利な1本だと思います。
ナローゲージの北勢線/内部・西日野線はもっとインパクトがありますが。
狭軌の16400系は、見慣れた標準軌の22000系に対して違和感を覚えました。
僕の中では近鉄=標準軌だったので。
近代の近鉄デザインには目を見張るものがあります。
アーバンライナー next と 22600系は筆頭と言っても良いでしょう。
特に22600系の基礎となったのが、この22000系ですよね。
50-500mmは便利そうですね。
これ1本さえあれば事足りますから。
南大阪線・吉野線は狭軌で唯一の特急運行路線です。
今では5形式の特急車が活躍するまでに成長しました。
リニューアル工事を受けた桜ライナーや狭軌版スズメバチ16600系も存在しています。
近い内に撮りに行きたいと思っている路線です。
ただ編成が短いので圧縮撮りには向きませんね。
シグマの50-500は大変気に入りました。
今後、Canonを手放さないのであればCanonマウントでも欲しい位です。