先日土曜日、高松の老舗料亭、料亭二蝶さんで「酔舞の会」が開催されましたので行ってきました!
酔舞の会と言えば、香川の酒米である「さぬきよいまい」で仕込んだお酒とお料理を楽しむ会として、会を重ねて開催されていましたが、
今回の酔舞の会は全国のお酒とお料理の仕立て合わせの会となります。
普段飲んだことのないお酒もたくさん出るので、この日を楽しみにしていました。
食べ合わせて来ましたので、ご案内です♪
まずは「ゆず酒」と赤飯白味噌仕立てです。
ゆず酒がちょっと濃い感じではありますが、良い按配です。
最初に飯物をお腹に入れてからのスタート!有り難いお心遣いです。
もう一品、お酒が出ます。
梵 しぼりたて初雪・・・うすにごりでやや香り系のお酒
二品目のお料理は、香り蕗(ふき) 薄揚げ です。
写真をいきなり撮り忘れていましたが、ここで醸し人九平次 純米大吟醸山田錦と合わせます。
九平次 山田錦の上品な甘みとシャープな切れが、出汁を含んだ蕗(ふき)とマリアージュしました!
三品目は牡蠣真丈トリフ庵です
牡蠣と魚のすり身と合わせて蒸し、トリフ庵を加えることで、見た目以上にとてもあっさりと旨みが広がります。
梵のうすにごりは香りのイメージからして、合いませんでした。
九平次 山田錦がベストマリアージュとは言えませんが、意外に面白い相性を見せてくれました。
お互いの甘みの余韻が近いからでしょうか(^u^)!
今回は、二蝶の山本社長曰く、このお料理にはこのお酒!という一方通行ではなく、何種類かのお酒を飲んでみて、お客様がお料理に合うお酒の相性を探すという流れで進められました。
私も最近思うのですが、じっくりお酒とお料理の相性を味わいながら飲むと、お酒もお料理も、その素材の味がよく分かると実感しています。
四品目は甘海老酒盗和え蕪(かぶら)麹巻きです。
こちらは、梵 しぼりたて初雪と合いました。
お酒は、呼友(こゆう)純米大吟醸が出て来ました。
久保田で有名な朝日酒造のお酒です。
これぞ新潟酒!!というような、マイルドでやさしい口当たりの酒。
五品目のお料理は越前ずわい蟹しゃぶしゃぶ塩ぽん
越前蟹の証明札もちゃんと付いています(笑)↓ ↓
ふぐヒレ酒ならぬふぐヒレ湯です ↓
もう一度言います。
「湯」です(笑)!
お口直しの意味で・・・
初めて飲みました!!
湯にヒレを漬けてますので、若干生臭さを感じましたが、呼友と合わすと、生臭さが消えました。
六品目のお料理は、蕪(かぶら)鯛スープ煮です
鯛の出汁がよく出ています!!
店内こんな感じです ↓
ここで白岳仙 特別純米生が登場!!
木樽を連想させる香ばしくてドライな含み香、食欲をそそるお米の旨みがあります。
七品目はハタハタ一夜干しです!
こんがり香ばしくて中がふわっふわ~!!
白岳仙とマリアージュしました!!
静岡の喜久酔です!!
これを飲むと落ち着くんです♪
八品目は小芋味噌幽庵焼き
九品目は、蟹味噌大根おろし
大根おろしで、あっさりとした蟹味噌の風味が味わえます!
しかも金陵の熱燗を少し垂らし、味わいに奥行きを持たせています~
これに合わせたお酒はこちら
↓ ↓
武勇 辛口純米無ろ過生原酒!
本日ピカ一のマッチングを見せてくれました~!!
酒は間違いなく出品酒の中では一番濃潤でパンチがあります。
なんて言ったらいいのでしょう。
武勇を飲んだら蟹味噌が欲しくなるし、蟹味噌を食べたら武勇が欲しくなる・・・感じ!?
相思相愛のマリアージュでした
最後のお料理、十品目は、柴漬け雑炊です。
喜久酔のぬる燗と合わせたら、なんとも幸せな心地になり最高でした!!
こんな感じで、老舗料亭二蝶さんによる、お料理とお酒のマリアージュ会を終えました!!
今回も本当にいろいろ勉強になり、食べ合わせの奥深さを実感いたしました。
また、お客様に美味しい話題を提供できるように頑張りま~す(^O^)/