(前編)より
四国3日目、「別子銅山」を目指します。「マイントピア別子」は、上記銅山より麓寄りにある観光施設です。5分で到着しますが、本当に使っていた鉱山鉄道を走ります。長さ333mの観光坑道は、旧火薬庫を利用して作られました。
旧火薬庫の爆風除けの竪穴で地上に続きます。万一の誤爆に備えた圧力弁ですね。
こちらは、子供向けの勉強コーナーです。
次に「別子銅山・東平(とうなる)」を目指しましたが、通行止めでした。何と12/1以降は冬季閉鎖でした! 私だけは2016年に、林道ツアーのついでに見学しています(リンク先の中程に画像20枚)。
次は、しまなみ海道を通って妻の要望の「耕三寺」で締める予定でした。しかし耕三寺は富豪が現代に建てた寺です。越前大仏みたいなキワモノかも。
妻が行ったことのない「栗林公園」を目指すことにしました。金毘羅は2012年に訪れていますので、まずは「丸亀城」へ。ここは石垣が立派なのです。
この登り坂が急勾配なのです。
天守は修復中でした。流石に城3つでビッコな足は更にヘロヘロでしたが、係員さん2名から「そのままスニーカーで構わないから。歩きやすい方がいいでしょ」と有り難いお言葉。
ここは、変に展示物で飾っていないところが良いのです。
前回に教えて貰った、オリジナルの古い石垣を見ながら下ろうと裏手に回ります。
崩れており通行止めでした。台風の被害だそうです。
小型天守のなかでは丸亀城が最もお薦めなのです。早く修復して欲しいですね。あと好きなのは姫路・松本・松江・彦根城です(備中松山城はまだ見ていません)。
2016年のブログで「天守全体」「崩れる前の石垣や大井戸」「紹介記事」が参照できます。
「栗林公園」です。私は2年振りの3回目。妻は初めてです。梅が咲き始めていました。今回は多めに写真を貼ります。
この休憩所の団子がモチモチで美味い!
湧水が綺麗です。
上の写真の橋の上から。
宿は奥道後温泉なので高速で戻ります。えらく非効率ですが仕方ありません。宿は「奥道後 壱湯の守」【露天風呂付き客室】 渓谷側の和洋室 @25,920円 全160部屋の超大型旅館です。大浴場には様々な露天風呂がありました。とても広いのですが半分は塩素臭でした。
部屋の半露天は源泉掛け流しです。ほんのり硫黄臭な湯でした。室内は、風呂にもトイレにも洗面にも段差があります。大浴場の内湯にも露天にも階段を歩きます。足腰の弱い方には向きません。
バイキングの寿司はxでしたが、カンパチの刺身は新鮮でした。露天風呂付き客室前提で"お勧め"できます。
松山空港には早く着きすぎましたので例の無料ラウンジでお茶しました。セキュリティでは過去最高時間なほど拘束されました。
私の搭乗回数は国際線が120回以上、国内線など数えきれません。ノンビリ調べるのは誰も客が居ないからでしょうね。早く通すのも考え物です。"何度も開けては調べてベルトを掛けてまた通す"を繰り返していました。最後に「どうぞお通りください」w
流石に聞きました。「何が引っ掛かったの?」「バッテリーっぽい影なのでコレだと思います(USBコンセント)」「それは無いでしょ」「申し訳ありません」と。うーん、私にも思い当る物が無いですねー。
<過去、引っ掛かった事例>
1. うっかり100円ライターをスーツケースに入れたまま(成田)
2. 妻のハンドバッグに入れてあったチョコレートの"のべ棒"(EUのどこか)。C4(爆薬)と似ているし。
3. ICD(除細動付ペースメーカー) これは時々引っ掛かります。成田でも一度だけ。海外でも2-3回。
全走行は580kmでした。
1/23-26(水-土)3泊4日の夫婦旅行です。2ヶ月前の九州と同様、飛行機+レンタカーを利用しました。以前は海外旅行等のマイルで配布される、航空会社のブロンズカードを持っていました。なので航空会社のラウンジを利用していました(ビジネスクラスなら海外でも)。
最近は慌ただしくてラウンジを利用していませんでしたが、今回は余裕が出来ました。カード会社のラウンジを初めて利用しました(ゴールド以上で無料)。この閑散期でも満席に近かったですね。飲み物だけセルフサービスで戴けます。
当初予定では、宇和島城・佐田岬・大洲城・臥龍山荘・別子銅山・耕三寺(広島県)が目的地でした。しかし、良い便が取れずに佐田岬の夕景は断念することに。代わりに「内子座(重文)」を見学しました。松山空港から南へ1時間程となります。
大正5年築の芝居小屋です。小屋というより劇場ですね。日本各所にあるのですが、重要文化財級は何故か西日本ばかりです。秋田の「康楽館」と愛知の「呉羽座」は東日本ですね。
2枚目の画像、手前の格子戸には鳴物(楽器担当)、上段には太夫(語り担当)が入ります。ここは秋田の「康楽館」と違って、説明を受けた後は自由に見て歩けます。また、天井等もクラシックで良いのです。
「奈落」です。床下の総称です。この縦棒を押して「回り舞台」を回します。
この後、上芳我邸(重文)や古い町並みを見学したかったのですが、2周しても駐車できずに撤退しました。全国に出掛けていますが初めてです。あまり観光には力を入れていないのでしょう。
「宇和島」を目指します。駅前のJRホテルに泊まりました。駅が自動改札ではない! しかしアーケードは広いです。
サイトで人気な店は満席でした。仕方なく駅近くでは二番目に高額だった提灯の店へ。
貝は宇和島では「ハシリコ」と呼ばれていました。正式名称は「マガキガイ」です。MYブログでも奄美大島の「トビンニャ」で登場しています。美味いけど身は少ないですね。
刺身は価格的に×でした。半分は鮮度が低かったですね。これは「ヨコの叩き」です。店員のオネーサンに「ヨコって魚の名前は?」と聞いたら「ヨコ」です、と。食ったらマグロでした(苦笑)
翌日は「宇和島城」からスタートです。現存12天守の一つとなります。
天守は小さめ。
「高知城」程ではありませんが、城内には椅子・畳・屏風等が置かれています。四国の寺にも現代の物が多く飾られていますね。
山に囲まれた地形です。
下りはショートカットの階段で。大井戸です。
大洲市への途中、「宇和町卯之町(うわちょううのまち)」と「開明学校」に寄りました。愛媛県西予市にある「重要伝統的建造物群保存地区」です。
「開明学校」です。隣が立派な寺なのでお参りしました。
小さな学校でした。
教室の復元は一室のみです。
大洲市に到着。「大洲城」へ。大洲城は「木造復元天守」です。100年後には良い味が出ていると思います。
駐車場から徒歩5分と便利です。
左側の高欄櫓(こうらんやぐら)と右側の台所櫓は江戸末期のもので重文です。
新築の匂いがしました。
高欄櫓です。
2枚目の写真は、明治の解体前に撮影したものです。解体とは勿体無いですねー。
街道沿いの「大洲まちの駅」に駐車しましたが、大洲神社にも臥龍山荘にも駐車場があります。狭いですが平日なら大丈夫でしょう。
「大洲神社」です。臥龍山荘の隣なのでお参りしました。この階段は私には登れませんが迂回できました。
「臥龍山荘(重文)」です。宇和島城とココが私の目的地でした。明治末期に木蝋(植物油)貿易の豪商河内氏が建てた別荘です。まずは母屋(臥龍院)から。
白く見えるのは川原の石です。方々に花が飾られ、良く管理されています。
当時は浴室でしたが戦後に茶室に改装。余計なことを。
茶室(不老庵)への道は日陰で苔むしていますが、茶室自体は風通しが良いです。
実物を見ると、かなり心許ない感じです。上がるとミシミシ音がして少々不安です。
当時はコンクリの大きな橋もないし景色は最高だったでしょうね。天井には竹が編んであって、川面の月光が映る仕掛けです。写真でも反射しています。
母屋と茶室の崖側には氷室がありました。風通しの良いここで"月の光と川面をつまみに冷酒を戴く"とは、最高の贅沢ですね。パンフの画像も添付します。ここは"お薦め"です。
車を置いた駐車場に「分油屋(わけあぶらや)」があり、郷土料理があるので昼食にしました。
「南予の鯛飯定食」鯛を卵入りの醤油汁に漬けこんで、茶漬けで食べます。鯛の鮮度が良く小鉢も含めて美味しかったです♪
「とんくりまぶし」はご当地グルメ用に開発された、栗と豚肉の"ひつまぶし"です。出汁を掛けて食べます。妻と半々に分けましたが、こちらも美味かったですね。"お勧め"です。
松山を目指します。時間が余ったので「松山城」へ。妻と2012年に訪れています。
7年前と同じソフトクリームです。昔の写真が展示されていました。瓦に座っていますね(笑)
「萬翠荘(ばんすいそう)(重文)」は、大正時代の洋館です。ここは初めてです。写っている車は今回のレンタカー「日産ノート」です。
道後温泉の宿にチェックインしてから、アーケードに買い物へ。以前、「道後温泉本館」の個室を借りております。"お勧め"ですので御参考まで。
お土産屋が並びます。
宿は「道後夢蔵」月庵 @32,400円 温泉内風呂付 道後温泉本館の裏ですのでロケーションは最高です。しかし大浴場は隣の宿ですので一度通りに出ます。道後温泉は、今回含めて3旅館に泊まっていますが、全て塩素臭いお湯です。
お一人様サイズですが、おしゃれですね。部屋風呂も塩素臭です。
食事処は横並びでした。向かい合わせが良いですね。もし男同士だったら気持ち悪いでしょ。ご当地ビールが3種類ありました。
河豚とステーキです。
伊勢海老は、創作に失敗した感じ。私も妻もxでした。
御飯は3種類から選べます。私は「鯛の日向飯(胡麻ダレ)」で妻は昼食同様の「鯛飯(茶漬け)」でした。しかし、肝心の鯛の鮮度が駄目でした。料理で選んでみましたが、今一歩な評価となりました。サービス・設備・ロケーションは良かったです。
後編へ続く
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<天守閣の話>
現存する天守閣:
12ヶ所です。弘前城・松本城・丸岡城・犬山城・彦根城・姫路城・松江城・備中松山城・丸亀城・松山城・宇和島城・高知城。備中松山城以外はMYブログに登場しています。
木造復元天守:
忠実に復元した天守です。5ヶ所あります。白河小峰城(福島県)・掛川城(静岡県)・白石城(宮城県)・新発田城(新潟県)・大洲城(愛媛県)
これ以外は、鉄筋や"でっちあげ"です。しかし写真の郡上八幡城(岐阜県)は木造ですし、当時現存した大垣城を昭和8年にコピーしたもので風情がありました。
訪れていませんが、伊賀上野城(三重県)も木造で立派です。以上、全19天守が目標です。残り3天守(青字)となりました。