昨日は墓参りも兼ねて東京富士美術館で開催されている「古代エジプト展」へ。春に江戸東京博物館で先発していたものと同じです。
東京富士美術館は某宗教団体が建てたもので、隣には大学施設も並びます。展示室は暗いのですが撮影可でした。
仕上げは到底紀元前10~20世紀の物とは思えません。国立ベルリン・エジプト博物館は元々は東側の博物館ですので一般には2009年に公開されました。
ステラ(石碑・石板)は、そのほとんどが「死者と神々との接点」を記したものです。まあ墓石みたいな物で、この前で祈るのです。
「死者の書」です。副葬品ですのでよく展示されます。死後に必要な知識を記した書なのです。右下の天秤は死者の心臓と女神(マアト)の羽の重さを計っています。天秤が釣り合っているので死後の世界へ行けるのです。NGですと台に乗った犬みたいな奴に食われます。この死者の書は良いですね~♪
西暦50~100年と割と新しい仮面です(ローマ時代を"新しい”と書くのも変ですが)
大物は点数も少ないですし、有名なネフェルティティの胸像も来ていません。しかし小物の点数が多く、全体としては非常に良い内容です。私的には2000年の四大文明展以来じゃないかなー
これもステラですね。大体は上側が丸いか尖っています。
「ファイアンス」です。青や緑の陶器です。石英にガラスと同質の釉で仕上げた古代エジプト特有のもの。金持ちが土産屋で騙される奴です(苦笑)
常設コーナーも少し残っていました。ほとんどが宇都宮で出張展示中です。「モネ」の帆船は良いですね~
「ルノワール」も2点ほど。2枚目は各地の遺跡の昔の写真です。ベトナム、カンボジア等も含まれていました。
エジプト物はガイドブックが必須です。パピルスの巻物とか説明が無いと全く分かりません。時々、引っ張り出して半日掛けて読んでいます。
予想以上の内容でした。”お勧め"します。宗教団体なので避けていましたが、全く普通に鑑賞出来ました。鑑賞中は胸の痛みも忘れていました(笑)
私も都内には行きたくないのですが、通院のついでに見ています。
12/8水が休みだったので行こうと妻と相談したらまだ人混みが無理な感じでした
新幹線乗って温泉旅行行ってるのに何言ってんだとも思いましたが…(笑)