あも&サチアキの交換日記

どうやら交換日記が続いているようです(祝何年目?

見るものなくてつけたもの

2020-09-12 | from:sachiaki
「君の名は。」をようやく見たsachiakiです。

いっそ、もう見なくてもいいかな〜に入っていたぐらいなのですけれど、
なんとなく「そろそろ見てみる?」っって言われて
まぁそろそろ見てもいいかな?
なんてなったので夕飯食べながらまったり見てました。

高校時代にデートで見に行ったらキュンとするのかな。
とか思いつつ、
なんていうか、もうスレた大人なので
日常の延長線で見てしまうと全然ダメですね(ノ∀`)アチャー

東京の風景当てとしてでしか見られなくて、
あ、ここは新宿のあの交差点。
あぁ、この高さでタカシマヤとNTTタワーが見えるってことは
たぶんあの辺りだな。
総武、中央、山手が揃うところってあそこかな?
とかそんな感じ。

そして自分が好きだったカフェがやたらと混むようになってしまって
参ったなぁってなっていた原因に気づいたりね。

で、肝心のストーリーについては
私は昔好きだった漫画と似た話だったので
あ!ってすぐに気づき、
パンダ氏も「これ世にも奇妙な物語の病院の話と同じか?」って
言い出してから、
あとはもうネタバラしまで答えあわせで見ることになってしまい、
SFとしては惜しいけれど、恋愛映画ならこんな感じかね〜
なんて言いながらエンドロールまで見ていました。

新海監督の「秒速5cm」を大衆受け用に作り直せば
たぶんあんな感じになるんだろうなって思いました。
あと、RADWIMPSは好きな方なんだけど、
あれだけ唐突に映画の中でいくつも聞かされると
ただのミュージッククリップ集なのかな?
っていう嫌な気持ちになるので
できればああいった演出は控えてもらいたいです……。

新海誠作品は割と好きなので、
(女性軽視というか、女性をトロフィーとして捉えていない
 気持ちの悪さは傍においておいて)
できれば新海監督の独特の静かな作品っぷりを
もう一度見てみたいなぁ…と思いつつ、
大衆エンタメに昇華するにはストーリーの山を作り、
そのための谷を作らなくちゃならないわけで
静かな作品はもう2度と見られないのだろうなぁと
深いため息が漏れたりしたのでした。

って、書き続けると怒られそうな気もするので
良かったところ。

新海誠監督はやはり色使い!
ジブリとはまた違った青いフィルターがかかり
オーバーレイと覆い焼きがかかりまくって
ギラギラとした色使いは見ているだけでキュンとします。

巫女さんの作る口噛み酒、組紐、川床式の建物など
歴史・神職・建築というあらゆるオタク歓喜の舞台背景
さすがとしか言いようがありません。
電車もね!
撮り鉄ならゴクリとしてしまう良いポジションでの電車シーンばかり。
大変よろしかったです。

「誰そ彼」という黄昏時の別の言い方を使い
大和心をガシッと掴んでいくうまさ。
※「かたわれ時」は「か(彼)」は「たれ(誰)」「とき(時)」なので
 「かはたれ時」が正しいです。
 「かたわれ時」っていうのは新語になってしまうので気をつけませう。

 流れ星の意味で「片われ星」があるので
 たぶんここから発展した舞台言葉かと思われます。

恋に落ちる過程がニヤニヤしてしまうので
高校生ぐらいが見ると「一生この人と付き合っていきたい」
なんてロマンを抱くぐらいにはキュンキュンするシチュエーションが多いのでは。





















最後に。
隕石が二回も落ちてくるような場所は人が住むには厳しすぎる。
天文学的な確率でありえないことだと思うけれど、
彗星は軌道が同じなので
日本(地球)に最接近するのが1,000年単位だとしても
そこは住んではいけないところだと思います……。
とはいえ、簡単に大気圏を突破するような大きさのものを
落とすとも思えないし、
なんていうかフィクションだからね。
これ以上はツッコむまい。

<参考>隕石の破壊力について「七夕ですが、隕石の“破壊力”を大きさ別に解説

おわり。
モイ!
コメント
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