正直「シンウルトラマン」を切ってまで見に行くものかな?
って自分で思ったのだけど、まぁどちらも封切りされたばかりだし
「シンウルトラマン」はそう遠くないうちに見るだろうし
応援上映でも見られるかもだしなぁ…って悩んでいたら
この人のオススメは当たりが多いって思っている友達が
「犬王絶対に見た方がいい」っていう投稿をされていたので
応援上映確実な「シンウルトラマン」よりも「犬王」だな!って決心して
水曜日の当番後に映画館へ駆けつけてきたsachiakiです。
結果。
マジですごい!!!!!!!
言葉無くすほどすごい!!!!!
見ないと後悔するレベル!!!!
と、語彙力0で語りたくなってしまう熱量を浴びて参りました。
なんちゅーかな、この感覚。
「MAD MAX」を見た時に近いし、
めちゃくちゃ良い演奏のロックライブを見てきた時にも近いし、
伝統芸能再発見っていう感覚にも近いし、
とにもかくにも
最 高
おそらく「今期の映画で見逃したことを後悔するで賞」があったら
間違いなく堂々たる1位を取る映画です。
監督が「四畳半神話体系」「映像研には手を出すな」の湯浅政明監督だし
原作が「平家物語(アニメ版)」の古川日出男さんだし
脚本が「アンナチュラル」「MIU404」「罪の声」の野木亜紀子さんだし
キャラクターデザイン原案が松本大洋さんで
音楽が偉大なるジャズミュージシャンの大友良英さんだし
声には森山未來と女王蜂のアヴちゃんなんですもの……
もうさ。
こんな良すぎるキャスティングを持ってきて
駄作だなんてありえないんですよ。
でも、キャストがどんだけ良くても大滑りすることもあるので
名前だけで行ったわけじゃないんです。
むしろ後でエンドロール見て、開いた口が塞がらなかったのです。
で、なにがすごいのかっていえば
もう能という形を取る前の猿楽とロックと歌舞伎とイリュージョンが
ガッッチリとミックスされた美しすぎるミュージックビデオであり、
室町時代の暮らしがしっかりと描かれていて
どんな風に木を切り倒していたのか?などが
ものすごい緻密に描かれているだけでなく、
その時代の悲しい人たち、いわゆる人でないとされるような人たち
(川原や橋の下で暮らしていた人たち)の拾われなかった言葉であり
二人の主人公の涙無くして見られない友情物語でもあるのです。
どこを切り取っても小一時間は語れる濃密な情報が
サラッと描かれていてクセがないの。
「犬王」は実在した猿楽師らしいのですが
そこはアニメなのでめっちゃファンタジーになり
簡単にいうなら手塚治虫の「どろろ」であるんだけど
そんなもんじゃないです。
「狂騒のミュージカル」というキャッチコピーでしたけれど
まさにそれです。
狂ったように弾き語る琵琶の演奏(めちゃくちゃロック)に
手拍子やブレイクダンスで盛り上がるオーディエンス。
盛り上がるのも当たり前のイリュージョンな舞台演出。
新切り口の平家物語が主人公たちによって語られる中で
それを気に入らない正統派の猿楽師(世阿弥)を抱える足利義満。
時の権力者が気に入らない芸能をやるということはどういうことなのか。
そういった命がけのショーが繰り広げられるわけです。
これでも一方向でしかない魅力なので
一口に語るのは難しい……。
ぜひ見てください。
後悔はさせませんので!!!!!
劇場アニメーション『犬王』本予告(60秒) 5月28日(土)全国ロードショー!
はー、もっかい見たい。
ていうかサントラ欲しい……。
大友さん、ジャズだけじゃなかったのか……。
もう色々と熱がこもっているのでこの辺にて。
そんじゃまた。モイモイ!
って自分で思ったのだけど、まぁどちらも封切りされたばかりだし
「シンウルトラマン」はそう遠くないうちに見るだろうし
応援上映でも見られるかもだしなぁ…って悩んでいたら
この人のオススメは当たりが多いって思っている友達が
「犬王絶対に見た方がいい」っていう投稿をされていたので
応援上映確実な「シンウルトラマン」よりも「犬王」だな!って決心して
水曜日の当番後に映画館へ駆けつけてきたsachiakiです。
結果。
マジですごい!!!!!!!
言葉無くすほどすごい!!!!!
見ないと後悔するレベル!!!!
と、語彙力0で語りたくなってしまう熱量を浴びて参りました。
なんちゅーかな、この感覚。
「MAD MAX」を見た時に近いし、
めちゃくちゃ良い演奏のロックライブを見てきた時にも近いし、
伝統芸能再発見っていう感覚にも近いし、
とにもかくにも
最 高
おそらく「今期の映画で見逃したことを後悔するで賞」があったら
間違いなく堂々たる1位を取る映画です。
監督が「四畳半神話体系」「映像研には手を出すな」の湯浅政明監督だし
原作が「平家物語(アニメ版)」の古川日出男さんだし
脚本が「アンナチュラル」「MIU404」「罪の声」の野木亜紀子さんだし
キャラクターデザイン原案が松本大洋さんで
音楽が偉大なるジャズミュージシャンの大友良英さんだし
声には森山未來と女王蜂のアヴちゃんなんですもの……
もうさ。
こんな良すぎるキャスティングを持ってきて
駄作だなんてありえないんですよ。
でも、キャストがどんだけ良くても大滑りすることもあるので
名前だけで行ったわけじゃないんです。
むしろ後でエンドロール見て、開いた口が塞がらなかったのです。
で、なにがすごいのかっていえば
もう能という形を取る前の猿楽とロックと歌舞伎とイリュージョンが
ガッッチリとミックスされた美しすぎるミュージックビデオであり、
室町時代の暮らしがしっかりと描かれていて
どんな風に木を切り倒していたのか?などが
ものすごい緻密に描かれているだけでなく、
その時代の悲しい人たち、いわゆる人でないとされるような人たち
(川原や橋の下で暮らしていた人たち)の拾われなかった言葉であり
二人の主人公の涙無くして見られない友情物語でもあるのです。
どこを切り取っても小一時間は語れる濃密な情報が
サラッと描かれていてクセがないの。
「犬王」は実在した猿楽師らしいのですが
そこはアニメなのでめっちゃファンタジーになり
簡単にいうなら手塚治虫の「どろろ」であるんだけど
そんなもんじゃないです。
「狂騒のミュージカル」というキャッチコピーでしたけれど
まさにそれです。
狂ったように弾き語る琵琶の演奏(めちゃくちゃロック)に
手拍子やブレイクダンスで盛り上がるオーディエンス。
盛り上がるのも当たり前のイリュージョンな舞台演出。
新切り口の平家物語が主人公たちによって語られる中で
それを気に入らない正統派の猿楽師(世阿弥)を抱える足利義満。
時の権力者が気に入らない芸能をやるということはどういうことなのか。
そういった命がけのショーが繰り広げられるわけです。
これでも一方向でしかない魅力なので
一口に語るのは難しい……。
ぜひ見てください。
後悔はさせませんので!!!!!
劇場アニメーション『犬王』本予告(60秒) 5月28日(土)全国ロードショー!
はー、もっかい見たい。
ていうかサントラ欲しい……。
大友さん、ジャズだけじゃなかったのか……。
もう色々と熱がこもっているのでこの辺にて。
そんじゃまた。モイモイ!