最近ちょくちょくやり取りをしている高校生哲学男子がおるのですが
その子から「塩野七生さんの『男たちへ』を読んで心が折れたので
読書会をしませんか?」ってご提案を頂いたのですが、
未読の本なので「お、おう」となってしまったsachiakiです。
今読もうとして手が止まっている本もあるので
それを後回しにしていくとすると積読が増えていくなぁw
別にそれはそれで良いんですけれど。
なんで心が折れたのかしら?なんて思って
とりあえず読まれた方たちの感想などをネットで読んだところ
女性の目線からの厳しい「で?」「つまんない」
っていう現実に即した反応が
男性にはとてつもなく辛いって話なのだな〜と理解しました。
言われてみれば例えばロボットものなどの
巨大物への憧れなんかも大多数の女性からは不支持だったりします。
昨今の映画のおかげでゴジラだったりアクションヒーローものでも
女性ファン層が増えてきてだいぶ流れは変わってきたと感じるものの
基本的には遠大で手に届かないようなものへ憧れを抱く様は
地に足がついておらず、現実が常に付いて回る女性からしたら
「そんなもんに憧れる暇があるなら稼ぎを増やしてきてよね」
っていうようなものや
「もっと育児に参加してよ!」だったり
「私と一緒に行く旅行やレストランのことを考えてよ」
ってなるのもさもありなんって感じはあります。
女性には生理があるし、妊娠をすれば出産までのものを含んで
かなりの時間を自分のためには費やせなくなります。
そうしたことから憧憬の念を抱くより
今よりもっと良い状況(環境)を目指す準備のほうが
ずっとずっと大きなものになるのも仕方がないのかもしれません。
各種SNSで吹き荒れる女性の不満の可視化によって
怒れる女神たちをなだめる側に回る男性と反発する男性がおり、
それがミソジニーなんていう女性憎悪にまで繋がってきて
なんとも面倒臭いことになっておるなぁと感じることも多々有ります。
先ほど見かけた
「女の子が冒険したり、勇者になったりするストーリーが日本にもっとあったらいいな」
というツイートに寄せて
「キノの旅、魔女の旅々、裏世界ピクニック、少女終末旅行、メイドインアビス 、宇宙よりも遠い場所、ラピュタやナウシカ…」
とコメントされた方へ
「"あげられたタイトルのうち、女性性に仮託しただけの「男による成就物語」はいくつ入ってる」
という厳しい指摘もあったのだけど、
そもそも女性が冒険なんてものをテーマにした小説を書く人が少ないのが
問題なんじゃないだろうか。
なんてことを思ったりしていました。
まぁ私だったら深沢美潮さんの書いた「フォーチュン・クエスト」や
ジェイムズ・ティプトリー・Jr.の「たったひとつの冴えたやりかた」を出すかな。
アニメだったらなんだろ。
たしかにアニメを観る層が圧倒的に男性なのもあって
その男性陣に合わせた内容になってしまっていることってあるし
そのせいで女性の自分が見て「また聖女化してる」って呆れるものもあるけれど
そんなことを言うくらいなら女性が女性としての冒険物語を書けばいいんですよね。
それをしないで「また男性ばかりヒーローしてる!ずるい」みたいになるのって
なんかウ〜ンってなったりもする。
元始、女性は実に太陽であった
って言いきったお姉さまに申し訳が立たないと思わんのか?
なんて気持ちにもなります。
ちなみに女性ウケように作られたアニメも
あれはあれでウ〜ンってなったりもする。
けれど「魔法少女・俺」はさんざん笑わせてもらったし
「美男高校地球防衛部LOVE!」もさんざん楽しませてもらったので
まぁそれはそれってところもあるか。
あ、女性冒険ものといえば
30代以上の女性みんなが今も影響を受け続けている
「セーラームーン」がありますね。
もともと「なかよし」で連載されていた少女漫画だけど
女の子が女の子として戦う(肉弾戦)っていうのは
プリキュアの原型でもあるし、
あれが待ち望んでいた男性に頼らない
女性が自立して戦う物語のひとつの形になった気はする。
と、ここまで書いておいてなんですけれど。
私はあんまり男性性だとか、女性性ってものだけでくくって
お互いのない部分へのチクチクとした攻撃ものって好きじゃないです。
だって分かんないんだもんよ。
これってもっと解釈広げたら国が違う人の考え方が理解できなかったら
チクチク攻撃して良いってことにもならん?ってなるんです。
わからんところがあって、
自分たちはこういうところが嫌だと思っているんだけど
あなたはどうしてこういうことをするの?
という質問で返ってくる答え次第で
距離をとったり不快になりにくい対策をすればいいだけじゃん
ってなるんよね〜。
男ってすぐに冒険とかロマンとかいうけれど
そんなのでお腹は膨れないんだから!
っていうのも
女ってすぐに宝石だの綺麗な服だのっていうけれど
そんなのもお腹は膨れないだろ!?
っていう話になっちゃうじゃん。
冒険もロマンも宝石も綺麗な服も
そういった無駄の最たるものが気持ちに潤いを促し
明日も生きていける!っていう気力の糧になるわけでしょ。
私も「はぁ?なんすかそれ」って思うことあるけれど
自分の好きなものにそれを言われたらやっぱ嫌だし
(まぁ、うっかり口にしてしまうこともあるけれど……)
そんなことを思ったりしていました。
とりあえず「男たちへ」を読まないとやな。
古本屋で見つかればいいんだけど……。
どうしても、な時は図書館で借りるかのぉ。
でも読むの超遅いから普通に買うか。
なかなか悩ましいけれど読む方向で頑張ります。
さて、明日はお仕事がほぼほぼできない日なので
そろそろ今日中に終わらせられるように
作業にブーストかけてきます。
そんじゃまた。モイモイ。
その子から「塩野七生さんの『男たちへ』を読んで心が折れたので
読書会をしませんか?」ってご提案を頂いたのですが、
未読の本なので「お、おう」となってしまったsachiakiです。
今読もうとして手が止まっている本もあるので
それを後回しにしていくとすると積読が増えていくなぁw
別にそれはそれで良いんですけれど。
なんで心が折れたのかしら?なんて思って
とりあえず読まれた方たちの感想などをネットで読んだところ
女性の目線からの厳しい「で?」「つまんない」
っていう現実に即した反応が
男性にはとてつもなく辛いって話なのだな〜と理解しました。
言われてみれば例えばロボットものなどの
巨大物への憧れなんかも大多数の女性からは不支持だったりします。
昨今の映画のおかげでゴジラだったりアクションヒーローものでも
女性ファン層が増えてきてだいぶ流れは変わってきたと感じるものの
基本的には遠大で手に届かないようなものへ憧れを抱く様は
地に足がついておらず、現実が常に付いて回る女性からしたら
「そんなもんに憧れる暇があるなら稼ぎを増やしてきてよね」
っていうようなものや
「もっと育児に参加してよ!」だったり
「私と一緒に行く旅行やレストランのことを考えてよ」
ってなるのもさもありなんって感じはあります。
女性には生理があるし、妊娠をすれば出産までのものを含んで
かなりの時間を自分のためには費やせなくなります。
そうしたことから憧憬の念を抱くより
今よりもっと良い状況(環境)を目指す準備のほうが
ずっとずっと大きなものになるのも仕方がないのかもしれません。
各種SNSで吹き荒れる女性の不満の可視化によって
怒れる女神たちをなだめる側に回る男性と反発する男性がおり、
それがミソジニーなんていう女性憎悪にまで繋がってきて
なんとも面倒臭いことになっておるなぁと感じることも多々有ります。
先ほど見かけた
「女の子が冒険したり、勇者になったりするストーリーが日本にもっとあったらいいな」
というツイートに寄せて
「キノの旅、魔女の旅々、裏世界ピクニック、少女終末旅行、メイドインアビス 、宇宙よりも遠い場所、ラピュタやナウシカ…」
とコメントされた方へ
「"あげられたタイトルのうち、女性性に仮託しただけの「男による成就物語」はいくつ入ってる」
という厳しい指摘もあったのだけど、
そもそも女性が冒険なんてものをテーマにした小説を書く人が少ないのが
問題なんじゃないだろうか。
なんてことを思ったりしていました。
まぁ私だったら深沢美潮さんの書いた「フォーチュン・クエスト」や
ジェイムズ・ティプトリー・Jr.の「たったひとつの冴えたやりかた」を出すかな。
アニメだったらなんだろ。
たしかにアニメを観る層が圧倒的に男性なのもあって
その男性陣に合わせた内容になってしまっていることってあるし
そのせいで女性の自分が見て「また聖女化してる」って呆れるものもあるけれど
そんなことを言うくらいなら女性が女性としての冒険物語を書けばいいんですよね。
それをしないで「また男性ばかりヒーローしてる!ずるい」みたいになるのって
なんかウ〜ンってなったりもする。
元始、女性は実に太陽であった
って言いきったお姉さまに申し訳が立たないと思わんのか?
なんて気持ちにもなります。
ちなみに女性ウケように作られたアニメも
あれはあれでウ〜ンってなったりもする。
けれど「魔法少女・俺」はさんざん笑わせてもらったし
「美男高校地球防衛部LOVE!」もさんざん楽しませてもらったので
まぁそれはそれってところもあるか。
あ、女性冒険ものといえば
30代以上の女性みんなが今も影響を受け続けている
「セーラームーン」がありますね。
もともと「なかよし」で連載されていた少女漫画だけど
女の子が女の子として戦う(肉弾戦)っていうのは
プリキュアの原型でもあるし、
あれが待ち望んでいた男性に頼らない
女性が自立して戦う物語のひとつの形になった気はする。
と、ここまで書いておいてなんですけれど。
私はあんまり男性性だとか、女性性ってものだけでくくって
お互いのない部分へのチクチクとした攻撃ものって好きじゃないです。
だって分かんないんだもんよ。
これってもっと解釈広げたら国が違う人の考え方が理解できなかったら
チクチク攻撃して良いってことにもならん?ってなるんです。
わからんところがあって、
自分たちはこういうところが嫌だと思っているんだけど
あなたはどうしてこういうことをするの?
という質問で返ってくる答え次第で
距離をとったり不快になりにくい対策をすればいいだけじゃん
ってなるんよね〜。
男ってすぐに冒険とかロマンとかいうけれど
そんなのでお腹は膨れないんだから!
っていうのも
女ってすぐに宝石だの綺麗な服だのっていうけれど
そんなのもお腹は膨れないだろ!?
っていう話になっちゃうじゃん。
冒険もロマンも宝石も綺麗な服も
そういった無駄の最たるものが気持ちに潤いを促し
明日も生きていける!っていう気力の糧になるわけでしょ。
私も「はぁ?なんすかそれ」って思うことあるけれど
自分の好きなものにそれを言われたらやっぱ嫌だし
(まぁ、うっかり口にしてしまうこともあるけれど……)
そんなことを思ったりしていました。
とりあえず「男たちへ」を読まないとやな。
古本屋で見つかればいいんだけど……。
どうしても、な時は図書館で借りるかのぉ。
でも読むの超遅いから普通に買うか。
なかなか悩ましいけれど読む方向で頑張ります。
さて、明日はお仕事がほぼほぼできない日なので
そろそろ今日中に終わらせられるように
作業にブーストかけてきます。
そんじゃまた。モイモイ。