岐阜の画廊 文錦堂

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DM掲載作品紹介(2)/木地師 佐竹 康宏 展 より

2013-12-06 08:48:53 | 工芸
皆様、おはようございます。

今朝の岐阜は、爽やかな冬晴れの青空が広がっています。 今日も暖かく穏やかな1日になるそうです。

さて、明日から、いよいよ本年度文錦堂企画展の最後を飾ります「~木・轆轤・漆~ 木地師 佐竹 康宏 展」 【12月 7日(土)~15日()】が開催されます。
なんと!?、今回で7回目となる個展ですが、毎回毎回、佐竹先生の衰えることのない創作意欲には驚かされます・・・。
今展でも、様々な木の特性、表情、魅力を存分に引き出し、“用”に即した器の中に生かした逸品群が数多く出展されます!!

それでは、開催に先立ちまして、今日も昨日に引き続き、DM掲載作品をご紹介致します。

今日ご紹介致します作品は、存在感溢れる「竹水差し」です。
この作品は、神奈川県三浦郡葉山町で取れた孟宗竹を使用されたそうですが、これだけ肉厚で太く立派な竹はなかなか無いそうです。
趣のある景色も良く、風格を感じさせる逸品です。



   佐竹 康宏 作 「竹水差し」 H22.5×D15.5cm・・・・・¥315,000-

 塗蓋も当然、佐竹先生の自作です。

 麻布を生漆で二重に張り合わせ、丁寧に成型された見込み。

 堂々とした竹節。

竹の開花は非常に珍しく、約100年周期で繰り返されると言い伝えられています。
開花後にその竹林はいっせいに枯れ始めますが、枯れ始めた頃の竹には稈面に黒い染みが浮かんできます。
この黒い染みが入った竹を特別に「染竹」と呼び非常に珍重されます。
稀少価値の高さと侘びた感じが茶道の世界で特に好まれ、花生けや茶杓に賞用されるほど稀少な銘竹だそうです。
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