岐阜の画廊 文錦堂

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私の一押し作品!!《茶托編/佐竹 康宏 展より》

2013-12-12 11:02:28 | 工芸
皆様、おはようございます。

さて、先週の7日(土)より開催致しております「木地師 佐竹康宏展」
中日を迎えておりますが、連日多くの来場者で賑わうなど、今年度を締めくくるに相応しい素晴らしい展覧会となっております。(驚)

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、選りすぐりの逸品をご紹介致します。 今日ご紹介させて頂く作品は、使い勝手の良い「茶托編」です。
文錦堂で毎日使用している各種湯呑をコーディネイトしてみました。

佐竹さんは、様々な木の特性、表情、魅力を“用”に即した器の中に生かそうと努めてられます。
木取りや木地の挽き方はもちろんのこと、杢目を引立てかつ器を丈夫にする為に施す拭き漆用の漆選び、塗る回数などにも気を配られています。

 「栗横荒目筋茶托」高2.4×径14.6cm ¥26,250-

  荒々しく挽かれた存在感ある茶托に、備前焼作家・森本 良信さんの「備前湯呑」が良く合います!!

 「木の葉大茶托(榎)」高2.9×径15.2cm ¥21,000-

 楕円状に挽かれた茶托には、唐津焼作家 西岡 良弘さんの「古松唐津湯呑」を合わせてみました。

 「黒柿茶托」高2.4×径12.4cm ¥84,000-

 インパクトのある黒柿の茶托には、存在感溢れる加藤 高宏さんの「瀬戸黒湯呑」を。

 「楓ハツリ目茶托」高1.8×径10.8cm ¥15,750-

 ハツリ目が施された漆黒の器形に、笠間の吉村 昌也さんの上品な「粉引湯呑」が良く映えます。

「漆器」は扱いにくいとの声を良く聞きます。 取扱について簡単にご説明させていただくと、

「漆器」の使い方

使用後は水やお湯で軽く洗い、濡れたまま放置せず乾いた布巾で拭くことで、漆独特の艶が生まれ長持ちするそうです。
また、漆器は人間の手と同じ様な扱いをして下さい。例えば、手は石鹸で洗っても大丈夫なように漆器も大丈夫です。
手は食器洗い機に入れないように、漆器も食器洗い機には入れないで下さい。

扱いに迷った時には、自分の手を洗うときにはどうするかを思って扱うと、「漆器」もそんなに怖いものではないですよ!!

明日は、椀類を中心とした「食器編」をご紹介致します。 皆さん、乞うご期待!!!
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