皆様、おはようございます。
今朝の岐阜は、澄んだ青空が広がる冬晴れの朝を迎えています。
さて、早いもので、先週末7日(土)から開催致しておりました「木地師 佐竹康宏展」も、本日無事に最終日を迎えることが出来ました・・・。
昨日・今日は、ご子息 泰誌さんも在廊して下さっています。
還暦を迎えられて、ある意味、佐竹先生にとって“集大成”となった今展ですが、会期中は連日、本当に多くのお客様方にご来廊賜わるなど今年一番の人出となり、今年度を締めくくるに相応しい大変賑やかな個展となりました。
改めて、 “気合” の入った逸品揃いの新作群を出展して頂いた佐竹先生、泰誌さん、そして多くの漆器愛好家の皆様方に、厚く厚く御礼申し上げます。
では、改めて「私の一押し作品」をご紹介致します。 ラストを飾る今日は、 「茶器編」です。
先ずは、漆器の可能性を追求し続ける佐竹先生が近年最も力を注ぎ制作されている「抹茶椀」から。
佐竹先生の轆轤挽き風景。
全ての作品を轆轤(ろくろ)挽きで制作される佐竹先生ですが、今展では物理的に困難と思われる「沓形」の茶椀を発表され、多くの来場者を驚かせていました。
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佐竹 康宏 作 「抹茶椀」 H 7.0×D16.0cm・・・・・(売約済)
続いて、品格を漂わせて小品ながらも存在感を放つ黒柿(くろがき)の「棗」を。
黒柿の柄模様は、基本的には真黒・縞杢・孔雀杢の3つに分類されるそうですが、蓋表にはそれらの模様の中でも最高といわれる孔雀杢が見て取れます。
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佐竹 康宏 作 「黒柿大棗」 H7.0×D 6.5cm・・・・・¥252,000-
注:柿の木が数百年の樹齢を重ね古木になると、希に心材に墨で書いた様に黒い紋様が入るものがあり、その様になった柿の木のことを“黒柿”と呼びます。
古来より、黒柿は貴重な宝物として大切にされ、その希少性から市場において現在最も高い木といわれています。
さらに、放射線状に広がる年輪の景色が素晴らしい
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佐竹 康宏 作 「蔦 香合」 H 2.5×D 7.0cm・・・・・(売約済)
最後は、山水画の如く見事な文様を見せる
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佐竹 康宏 作 「黒柿造干菓子盆」 H 2.0×D23.0cm・・・・・(売約済)
今朝の岐阜は、澄んだ青空が広がる冬晴れの朝を迎えています。
さて、早いもので、先週末7日(土)から開催致しておりました「木地師 佐竹康宏展」も、本日無事に最終日を迎えることが出来ました・・・。
昨日・今日は、ご子息 泰誌さんも在廊して下さっています。
還暦を迎えられて、ある意味、佐竹先生にとって“集大成”となった今展ですが、会期中は連日、本当に多くのお客様方にご来廊賜わるなど今年一番の人出となり、今年度を締めくくるに相応しい大変賑やかな個展となりました。
改めて、 “気合” の入った逸品揃いの新作群を出展して頂いた佐竹先生、泰誌さん、そして多くの漆器愛好家の皆様方に、厚く厚く御礼申し上げます。
では、改めて「私の一押し作品」をご紹介致します。 ラストを飾る今日は、 「茶器編」です。
先ずは、漆器の可能性を追求し続ける佐竹先生が近年最も力を注ぎ制作されている「抹茶椀」から。
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全ての作品を轆轤(ろくろ)挽きで制作される佐竹先生ですが、今展では物理的に困難と思われる「沓形」の茶椀を発表され、多くの来場者を驚かせていました。
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続いて、品格を漂わせて小品ながらも存在感を放つ黒柿(くろがき)の「棗」を。
黒柿の柄模様は、基本的には真黒・縞杢・孔雀杢の3つに分類されるそうですが、蓋表にはそれらの模様の中でも最高といわれる孔雀杢が見て取れます。
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注:柿の木が数百年の樹齢を重ね古木になると、希に心材に墨で書いた様に黒い紋様が入るものがあり、その様になった柿の木のことを“黒柿”と呼びます。
古来より、黒柿は貴重な宝物として大切にされ、その希少性から市場において現在最も高い木といわれています。
さらに、放射線状に広がる年輪の景色が素晴らしい
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最後は、山水画の如く見事な文様を見せる
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