岐阜の画廊 文錦堂

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☆私の一押し作品《鈴木 徹先生編》☆

2012-02-15 10:33:48 | 工芸
皆さん、おはようございます。
今日は娘が大学受験の為、妻と共に早朝に岐阜を旅立ちました・・・。
明日と来週と二週にかけて、いよいよ娘の人生にとって大きな岐路に立ちますが、落ち着いて今まで頑張ってきたことを存分に発揮してもらいたいと思います。(祈)

さて、現在開催中の「MINO展」(~19日()迄)にご出品頂いている各先生方の一押し作品!!その第三弾!!として今日ご紹介するのは、鈴木 徹先生の作品です。

皆さんもご存知のとおり、父に志野焼で人間国宝の鈴木 蔵先生を持つ徹先生は、1964年に岐阜県多治見市に生まれ、京都府立陶工高等技術専門校成形科修了後に作陶を始められました。偉大なる父の作風とは異なり、緑釉と灰釉を中心に作品を展開され、日本工芸会や個展での今後の活躍がますます注目の陶芸家です。

今回の私の一押し作品は、色鮮やかな緑釉の器体に今回新たな土を用いたことにより所々青く生じる景色が印象的な、



   「緑釉茶碗」 H 9.8×D12.6cm ¥189,000-

美濃で古くから使用されてきた五斗蒔土を用い、ヘラやクシ、指などによって躍動感溢れる作品に仕上げています。



   「緑釉香炉」 H12.3×D 9.2cm ¥105,000-

徹先生の珍しい香炉作品。茶碗や香炉など、今まであまり作られなかった作品も今後は積極的にお作りになるそうです。

そして最後は、



   「緑釉徳利」 H12.2×D10.7cm (売約済

   「緑釉酒呑」 H 4.2×D 9.0cm (売約済

「織部釉」ではなく緑釉。徹先生が自身の技法として終始一貫してこだわるこの名称ですが、釉薬の調合や材料を少しずつ変えることにより、緑一色ながらも様々に異なる表情を生み出していきます。

明日の「私の一押し作品!!」は、「池西 剛先生編」です。

皆さん、乞うご期待!!!
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☆私の一押し作品《金重 巖先生編》☆

2012-02-14 17:01:18 | 工芸
皆さん、おはようございます。
今日の岐阜は、前線の影響で朝からど~んよりとした雨模様の1日です。

さて、現在開催中の「MINO展」(~19日()迄)にご出品頂いている各先生方の一押し作品!!を昨日からご紹介していますが、その第二弾!!として今日ご紹介するのは、備前金重 巖先生の作品です。

皆さんもご存知のとおり、祖父に金重 陶陽先生を持つ巖先生は、1965年に金重 道明先生の長男として備前市伊部に生まれ、父 道明先生に師事され作陶を始められました。近年は、備前焼に囚われることなく“用の美”を追求するうえで織部や唐津、粉引といった釉薬を用いた作品にも取り組まれるなど、今後の活躍がますます注目の陶芸家です。

今回の私の一押し作品、先ずはDMにも掲載し多くの方々からお問合せを頂きました、



 「於リ部草花文四方皿」 H3.0×D21.7cm (売約済

巖先生の食器は、食材を最大限に引き立たせてくれます!!今回の「MINO展」のDMではイチゴを盛ってみました。



 「於リ部小皿二枚組」 H2.6×D13.5cm (売約済

小皿には薯蕷(じょうよ)饅頭を載せてみました。お菓子や果物などデザートを載せても良し。使い勝手抜群です!!

そして、最後は大胆に透かしを取り入れられた、



   「於リ部透鉢」 H5.4×D27.0cm ¥63,000-

祖父の時代より脈々と受継がれる金重家伝統の足踏みによる土作り。巖先生にもしっかりとその伝統は受継がれ、時間と手間をかけながら土の良さを最大限に引き立たせることにより生まれた作品は、巖先生が持つ素晴らしい“美”意識も加わり、素朴で奇をてらわないシンプルな作りながらもどこか巨匠作品のような存在感を感じさせます。

貴方だったらこの鉢に何を盛ってみますか・・・・・・?そんなことを想像してみるのも陶器鑑賞の楽しみの一つです。

明日の「私の一押し作品!!」は、「鈴木 徹先生編」です。

皆さん、乞うご期待!!!
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☆私の一押し作品《加藤 高宏先生編》☆

2012-02-13 12:21:52 | 工芸
皆さん、こんにちは。
先週末11日(土)から開催致してます「MINO展」ですが、天候にも恵まれ多くのお客様にご来廊賜わり誠に有難うございました。今日からは、弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)上でもPM6:00~今回の「MINO展」出品作品を販売させて頂きますので、そちらの方もお楽しみ下さい!!

さて、今日は低気圧の影響で全国的に雨や雪が降りだすとのことですが、天候に負けることなく「私の一押し作品!!」として、今日から「MINO展」に出品する各先生方の一押し作品をご紹介していきたいと思います。

その第一弾!!として今日ご紹介するのは、今出品作家中最年少である加藤 高宏先生の作品です。

皆さんもご存知のとおり、祖父に加藤 唐九郎先生を持つ高宏先生は、1972年に加藤 重高先生の次男として生まれ、名古屋芸術大学洋画科に入学後、94年より西安・敦煌・ウルムチ・ウズベキスタン・東欧・西欧・・・を陸路で巡られ、帰国後は父である重高先生のもとで作陶を始められました。今日では、偉大なる祖父や父の作風とは異なり、釉薬を部分的に施釉し余白を活かした“高宏様式”とも云うべき独自の作風を確立しつつあり、今後の活躍がますます注目の陶芸家です。

今回の私の一押し作品は、



   「茜志野茶碗」 H9.0×D13.5cm (売約済

光悦茶碗を思わせるおおらかで丸みある器形に彩る、茜釉と鉄分の多い素地の赤土とが生み出す景色は圧巻です!!



   「茶 碗」 H10.2×D16.0cm (売約済


近年、長石釉と鉄絵二種に黄土を加えた加飾作品を発表されていますが、造形的な器形と合わさりまさに現代の茶碗と云うべき独自の作風を醸し出しています。

そして、最後は酒器コレクター垂涎の的である・・・



   「志野ぐい呑」 H6.0×D8.4cm (売約済
 
この作品目当てに数名の方が早朝から並ばれたほどです。(驚)

明日の「私の一押し作品!!」は、「金重 巖先生編」です。

皆さん、乞うご期待!!!
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「MINO展」会場奥風景!!

2012-02-12 09:23:49 | 工芸
皆さん、おはようございます。
今日の岐阜も昨日に引続き、雲一つない晴天の朝を迎えています。

さて、昨日から始まりました、本年度文錦堂企画展第二弾!!「MINO展」【2月11日(土)~19日()】ですが、多くのお客様にご来廊賜わり大変賑やかな展覧会となっております。
来場者の多くが、人気・実力を兼ね備えた5人の陶芸家たちによる5様の個性がぶつかり合う競演を満足気に楽しまれていました!!
また、昨日のブログにてご紹介した金重巖先生のDM掲載作品「於リ部草花文四方皿」についても、多数のお客様方からお問合せを賜わり誠に有難うございました。

明日13日(月)PM6:00~弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)において、出品作品を順次掲載させて頂く予定ですので、そちらの方もお楽しみ下さい。

それでは、昨日に引続き「MINO展」の会場風景をご紹介致します。

会場奥に進むと、先ずは鬼才 池西 剛先生の圧巻の黄瀬戸・瀬戸黒作品が並びます。



 「黄瀬戸長頸壷」 H20.8×D12.8cm ¥210,000-

今展の出品作品の一部には、先のミウラアート・ヴィレッジにて開催された「正統の探求・陶の鬼才 池西 剛展」に出品され図録にも掲載された作品も特別に含まれており、池西先生の意気込みが感じられます!!

次に、加藤 高宏先生の余白を活かした、“高宏様式”ともいうべき珠玉の茶碗群が並びます。

 

 「志野茶碗」 H10.3×D12.2cm ¥399,000- 

会場奥正面は、今回の「MINO展」の出品作家では最年長である堀 一郎先生の存在感溢れる作品が並びます。



中でも一際存在感を放っていたのが・・・・・・、

 「黄瀬戸竹花入」 H29.5×D10.5cm ¥231,000- 

そして最後を飾るのは・・・・・・、色鮮やかな鈴木 徹先生の緑釉作品です!!



新たな土を使用されたことにより生じた、所々に青く彩る景色がとても印象的な、

 「緑釉茶碗」 H10.0×D12.8cm ¥189,000-

特別出展で、

 黄瀬戸の巨匠 原 憲司先生の作品も展示していますよ。

志野・織部・瀬戸黒・黄瀬戸等、桃山時代にそれまでなかった自由な発想で桃山陶芸を華やかに彩った“美濃焼”
その伝統を継承し、強烈な個性のもと全国各地にて独自の世界を表現する人気陶芸家5名による競演です。
茶器・花器・食器・酒器など、次代の美濃焼を担う新旗手たちによる個性溢れる新作の数々を、皆様お揃いでご高覧賜わりますようご案内申し上げます。

明日からは、多くのお客様方から大好評頂いている「私の一押し作品!!」を作家別にご紹介していきたいと思います。
乞うご期待!!

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いよいよ「MINO展」開幕です!!

2012-02-11 12:16:11 | 工芸
皆さん、こんにちは。
今日の岐阜は、太陽の光が眩しいくらい爽やかな1日となり、絶好の展覧会日和となりました!!(ホッ)

さて、本年度文錦堂企画展第二弾!!「MINO展」【1月14日(土)~22日()】が、いよいよ始まりました。
初日の今日は、寒いなか早朝からお客様が並んで下さり、改めて出品作家に対する期待の高さを感じました!!(驚)

明後日13日(月)18:00~から弊社ホームページ(http://www.bunkindo.com)でも、出品作品を順次掲載させて頂く予定ですので、そちらの方もお楽しみ下さい。

それでは、「MINO展」の会場風景をご紹介致します。



先ずは、金重 巖先生の作品コーナーです。“用の美”を追求する巖先生の魅力が詰まった珠玉の織部作品が並びます。



会場正面を飾る作品は、もちろん



 DMにも掲載した、「於リ部草花文四方皿」。

床の間を飾る作品は、



「於リ部透鉢」。西岡 小十先生作の画賛とのコラボは見応え十分です。



今回は、「於リ部小皿二枚組」など食器を中心とした織部作品が出品されました。

明日は、画廊奥の会場風景をご紹介致します。



乞うご期待!!

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