岐阜の画廊 文錦堂

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銀世界・・・。

2012-12-10 08:45:26 | 日記
皆さん、おはようございます。

今日は、本州付近の上空に非常に強い寒気が流れ込んでいる影響で、日本付近は冬型の気圧配置が強まっているそうです。
北日本から西日本にかけては、日本海側を中心に広い範囲で大雪となっている模様です。皆さんも、十分にお気を付け下さい!!

さて、岐阜市内も、昨晩から降り続いたにより、今朝は辺り一面銀世界に覆われています・・・。(驚)



今冬初の大雪となり、岐阜市では16センチの積雪が観測されたそうです。

ということで、2週間ぶりの休日を満喫するはずだったのですが、今日は朝から雪かきに追われています。トホホ・・・。

気分転換に、今年も雪だるまを作ってみました。 我ながら、力作です!!(笑)




日頃の運動不足がたたり、画廊前をなんとか雪かきをし終えたところで、敢え無く力尽き果ててしまいました・・・・・・。




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☆私の一押し作品《内村 慎太郎 陶展・高麗 I シリーズ編》

2012-12-09 11:06:42 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、どんよりとした厚い雲に覆われ、時折がチラつく冬空の日曜日を迎えています。

さて、早いもので先週末1日から開催致しておりました高麗・唐津 内村 慎太郎 陶展」も、本日、無事最終日を迎えることが出来ました。
おかげ様で、今展は内村 慎太郎さんの快気を祝うかのように、今年1番の人出となる素晴らしい個展となりました。
改めて、愛好家の方々の慎太郎さんに対する期待の高さを認識する展覧会となりました。
本展開催に対し多大なご協力を賜わりました内村先生、ならびに県内外からご来廊賜わりました多くの来場者の方々に対しまして改めて厚く厚く御礼申し上げます。

では、本年度のラストを飾る「私の一押し作品」として、今日ご紹介させていただく作品は、慎太郎さんが今展にて初めて発表された「高麗 I シリーズ編」です。

先ずは、DMの表紙にも使用し、愛好家が持っていた内村作品の今までのイメージをガラリと変えてしまった



   「高麗茶碗 I 」 H10.2×D10.8cm (売約済



   「高麗茶碗 I 」 H 9.9×D12.0cm ¥157,500-

茶碗の他にもぐい呑作品が併せて発表され、大きな反響を呼びました・・・。



   「高麗酒杯 I 」 H 5.2×D 6.8cm (売約済



   「高麗酒杯 I 」 H 4.8×D 6.9cm (売約済

慎太郎先生が、高麗茶碗や桃山陶からインスピレーションを受けて数年前から構想を描かれ、そして少しずつ形にし創めておられた、「高麗 I 作品」
今夏に患われた自身の大病を機に、今展で初めて発表したいというお気持ちになられたそうです。

今までの「使う」・「育っていく」という慎太郎さんの作陶における信条を基軸としたコンセプトに、現代を反映させ、鑑賞という観点も加えたこの「高麗 I シリーズ」は、新たな慎太郎さんの世界を創り出しています・・・。
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☆私の一押し作品《内村 慎太郎 陶展・茶碗編》☆

2012-12-08 14:26:50 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、晴れてはいますが風の強いい一日となっています。夕方からは、初雪も降ってきました・・・。

さて、1日(土)から開催中の高麗・唐津 内村 慎太郎 陶展」【~9日()】も、早いもので今日と明日の二日間となりました。
今日も朝からお客様が入れ替わり立ち替わり来廊されるなど、今展は非常にお客様が多く、大変賑わいのある個展となっています。
また、ブログの方でも昨日のブログが、gooアクセスランキングにおいて過去最高の順位を更新致しました!!(驚) 改めて、厚く御礼申し上げます。

それでは、今日も「私の一押し作品」として、選りすぐりの『茶 碗』をご紹介していきます。

先ずは、高麗茶碗3作品の内から、慎太郎先生の人気作「井戸茶碗」をご紹介致します。
昨日もご紹介致しましたが、大名物「井戸茶碗 銘:喜左衛門」(国宝)に代表されるように、茶碗は高麗茶碗の王者とも呼ばれています。



   「大井戸茶碗」 H 8.6×D16.0cm (売約済

次に、全体に淡い紅色の斑点があらわれた御本手(ごほんで)の釉調が印象的な、



   「蕎麦茶碗」 H 6.5×D15.3cm (売約済

蕎麦茶碗(そばちゃわん)とは、高麗茶碗の一種で、その名称の由来は、地肌や色合いが蕎麦に似ているから、ソバカスのような黒斑があるから、作行きが井戸に似ているので「井戸のそば」など、諸説あって定かではありません。
全体の器形は、平らめで、高台は大きく低め、高台から腰の部分が張り出して段になり、口縁部にかけてゆったりおおらかに開く姿が特徴です。

続いて、多くの方々を唸らせた



   「茂三茶碗」 H 6.5×D15.3cm (売約済

茂三茶碗(もさんちゃわん)の名称の由来は、対馬藩藩士であった茂三が、寛永16年(1639)に朝鮮釜山の和館内に築かれた対馬藩宗家の御用窯「和館茶碗窯」に燔師(はんし)としておもむき、朝鮮陶工を指導して御本茶碗を焼かれたことによります。
「茂三茶碗」の特徴は、見込みの細めの刷毛(鶴刷毛)と高台内の渦で、その中央に小さな兜巾を見せています。釉色は黄味・赤味・青味を交えた枇杷色で、鹿の子の窯変もほどよく見られます。総じて薄作りで、土は細かく、堅く焼き締まっています。

高麗茶碗に加えて、唐津焼の2作品もご紹介致します。

先ずは、古唐津の中でも一段格が高いとされ、古来より茶人に珍重されてきた「奥高麗」から、



   「奥高麗茶碗」 H 8.2×D13.6cm ¥94,500-

最後は、大胆に×形に深く彫られたれた文様と、その中に現れた見事な梅花皮が印象的な



   「彫唐津片身替茶碗」 H 9.4×D12.2cm (売約済

今年最後の「私の一押し作品」となる明日は、慎太郎先生が今展で初めて発表され大反響を呼んだ「高麗 I シリーズ編」をご紹介致します。乞うご期待!!
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☆私の一押し作品《内村 慎太郎 陶展・酒器編2》☆

2012-12-07 09:30:37 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今日の岐阜は、冬型の気圧配置で晴れてはいますが~い1日となっています。
週末にかけて全国的に厳しい寒さとなるそうです。どうぞお体にお気をつけてお過ごしください!!

さて、昨日のブログでも書きましたが、12月に入り一気に寒さも増してきたことで、この時期に家族団欒で囲む夕食といえば、やっぱり温かい“鍋”でしょうか。
本格的な“鍋料理”の季節到来!!と共に、最近、酒器を求められる方が以前にも増して増えてきました・・・。

今宵の晩酌のお供は??? 酒党にとってもこれから楽しみな季節となりそうですね。(笑)

さて、今日も現在開催中の高麗・唐津 内村 慎太郎 陶展」【~9日()】から「私の一押し作品」として、選りすぐりの『酒 器』をご紹介していきます。

先ずは、昨日ご紹介した“山瀬”の土を使用した井戸作品から、



   「井戸徳利」 H12.8×D 9.0cm (売約済

   「山瀬井戸盃」 H 4.8×D 7.6cm (売約済

続いて、明るい枇杷色の釉調が特徴的な



   「井戸徳利」 H12.2×D 9.0cm (売約済

   「井戸盃」 H 4.8×D 9.0cm (売約済

日本の天正年間に茶人の間で人気が高かった「井 戸」。 大名物「井戸茶碗 銘:喜左衛門」(国宝)に代表されるように、茶碗は高麗茶碗の王者とも呼ばれています。釉薬は枇杷色で、一面に細かい貫入が入り、竹節の高台には梅花皮が見られます。

次に、おおらかな造形と品格溢れる釉調で見る者を魅了する奥高麗作品を、



   「奥高麗徳利」 H12.0×D 8.5cm ¥19,950-

   「奥高麗ぐい呑」 H 5.0×D 7.9cm (売約済

今展では、奥高麗の窯変作品も発表され大きな反響を呼びました。



   「奥高麗窯変ぐい呑」 H 5.8×D 7.0cm (売約済

桃山時代の古唐津茶碗で、高麗茶碗の特徴を採り入れたものを奥高麗と呼びます。
この奥高麗の「奥」の所以は、唐津の向うの高麗、そのさらに奥の高麗で作られたという説や、「奥」は「古い」という意味で、古い高麗茶碗を写したものだからという説など、諸説あって定かではありませんが、奥高麗の茶碗は古唐津の中でも一段格が高いとされ、古来より茶人に珍重されてきました。

作為が感じられない大らかな形姿がとても温かみを感じさせます・・・。

明日は、「茶器編」をご紹介致します。皆さん、乞うご期待!!!

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☆私の一押し作品《内村 慎太郎 陶展・酒器編1》☆

2012-12-06 08:20:04 | 工芸
皆さん、おはようございます。

今朝の岐阜は、空気が澄んだ冬の空が広がっています。今日も寒いです・・・。
この時期は、やっぱり温かい鍋料理と日本酒に限りますよネ。皆さんのお宅の今晩のお料理は???

さて、今日も「私の一押し作品」コーナーとして、選りすぐりの作品をご紹介していきたいと思います!!
今日は、皆さんお待ちかねの『酒器編』です。今回の出品作品は、大変出来の良い作品が多々ありますので、今日と明日の2日間に分けてご紹介させて頂きます。
それでは、慎太郎さんの珠玉の酒器群をお楽しみください!!

先ずは後列左から、失透性の藁灰釉を掛けることにより、焼き上がりの釉調に青みを帯びた色を斑に生じさせる「斑」作品から、



   「斑唐津徳利」 H13.2×D 9.0cm (売約済

   「斑唐津たちぐい呑」 H 5.8×D 6.8cm (売約済

いつの頃か、よく愛酒家の間では「備前の徳利に唐津のぐい呑」と言われます。
唐津のぐい呑は、絵唐津や皮鯨など多種多様ですが、取分けこの斑唐津のぐい呑が好まれるそうです。
この藁灰釉の淡い柔らかな白が、酒をなんとも美味しそうに引き立たせ、古来より愛酒家の酒を進ませたのでしょう・・・。

さらには、“山瀬”の土を使用した作品も。



   「山瀬斑徳利」 H11.3×D 7.7cm ¥18,900-

   「山瀬斑盃」 H 3.7×D 7.4cm (売約済

既に長年にわたり使用されてきたかのように古格を漂わせる、



   「山瀬徳利」 H11.0×D 7.7cm (売約済

   「山瀬盃」 H4.2×D 8.5cm (売約済

古窯址も多い“山瀬”の地は、唐津焼の重鎮 田中 佐治郎先生が住まわれていることでも有名ですが、いにしえから陶工たちに愛されたこの“山瀬”の土は、美濃の“もぐさ土”に似てビスケットのようなざっくりとした手触りが特徴です。
非常に希少な土で、使うほどに細やかな貫入が入り、とても味のある雰囲気へと変化するそうです。

最後は、藁灰釉と鉄釉を掛け分けることにより、それぞれの釉薬が溶け合い、変化に富んだ趣を見事に表現された



   「朝鮮唐津徳利」 H12.5×D 9.5cm ¥21,000-

明日も、「酒器編2」をご紹介致します。皆さん、乞うご期待!!!
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