岐阜の画廊 文錦堂

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「備前・淡路島出張記」!!

2013-10-18 08:26:21 | 旅行
皆さん、おはようございます。

朝夕の冷え込みもしだいに厳しくなり、日一日とが深まるにつれて、緑一色であった山の木々も少しづつ色づき始めてきました。
これから本格的に紅葉のシーズンが到来ですね!!

さて、今日は先日行って来ました備前・淡路島への出張記をお届け致します。 淡路島の美しい風景と共にお楽しみください!!
先ずは、今回の出張で最大の目的でもあった備前の中村 真先生宅へ。 

窯出し直後ということで“期待”に胸を膨らませながら足を運んだ結果、なんとか窯変作品3点を頂戴することが出来ました。(

窯出し作品を前にして申し訳なさそうに「窯変はなかなか数が取れんのよ・・・。」と、つぶやかれた真先生が印象的でした・・・。
内側に赤い緋色が円を描くように彩られ、外側の黒色の焦げと合わさって見事なコントラストを見せる独特の「窯変」
多くの愛好家が中村家の「窯変」作品を待ち望んでます。 来春に焚かれる次回の窯に、またまた期待です!!



続いて、移住されてから初めての訪問となる大前 悟さんのお宅へと、一路淡路島へ。



今回初めて淡路島に行きましたが、サービスエリアから眺める明石海峡大橋の風景は本当に絶景の一言でした!!



淡路島で4月13日早朝に震度6弱を観測した地震では、大きな被害にあった大前さんでしたが、その後も負けることなく素晴らしい作品を制作されていました。
今回は、大前さんの人気作「楽」作品を「黒」3点づつ頂戴しました。



大前さんの新居は本当に居心地良く、時間を忘れてしまうほど陶器談議に花が咲き、楽しいひと時を過ごすことが出来ました(^^)



今回は、日帰りでの強行軍となった備前・淡路島出張でしたが、大変楽しく収穫のあった出張となりました。

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次回展のDMが出来あがって来ました!!

2013-10-17 17:00:46 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、澄んだ青空が広がる秋晴れの1日となりました。

さて、「九谷 南 絢子 作陶展」を無事終えてホッとする間もなく、早くも次回展のDMが出来上がって来ましたので、取急ぎ皆さんにご紹介致します。
次回展も、東海地方“初”となる注目の個展となり、今から開催が待ち遠しい限りです・・・。

「唐津 安永 頼山作陶展」 【11月 9日(日)~17日()】 9:00a.m~18:00p.m 会期中無休

 ※ 9日(土)・10日() 安永 頼山 先生 在廊の予定です。

有望な若手陶芸家が群雄割拠する唐津において、次代を担う新鋭として注目を浴びる安永 頼山さんの東海地方“初”となる待望の個展です。
近年、目覚ましい活躍を見せる安永さんの作品は、詫びた趣を醸し出し、風情溢れる独自の作風を創り出しています。
これまでの頼正から、師である田中 佐次郎氏により命名された頼山に改名し、新たなる「陶」の道のりへと一歩踏み出された安永さんの新作群を、皆様お揃いでご高覧賜りますようご案内申し上げます。
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☆私の一押し作品《香炉・花入編/南 絢子 作陶展より》☆

2013-10-13 16:30:57 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、秋晴れの澄んだ青空が広がる日曜日を迎えています。

昨日は、急遽、車による日帰りで備前・淡路島を巡る強行軍での出張となった為、今日は朝から足がパンパンです。(
後日、改めて出張記をご報告致します。

さて、早いもので先週末5日より開催致しておりました「九谷 南 絢子 作陶展」も、本日無事に最終日を迎えることが出来ました。
今日も朝から切れ目なくお客様にご来廊賜わり、最終日に相応しい賑やかな1日となっています。
東海地方“初”個展に相応しい新作群を出展して頂いた絢子さん、そして多くの愛好家の皆様方に、改めて厚く厚く御礼申し上げます。

では、今週初めから続いた「私の一押し作品」、ラストを飾る今日は「香炉・花入編」です。 

先ずは、絢子さんの代表作「雪衾(ゆきふすま)」シリーズによる2種の「香炉」作品から。



   南 絢子 作 「香炉 雪衾」 H16.0×D15.4cm・・・・・¥84,000-



   南 絢子 作 「香炉 雪衾」 H19.2×D13.8cm・・・・・¥73,500-

続いて、「竹取物語」を題材とした



   南 絢子 作 「いまはむかし」 H 9.0×D21.0cm・・・・・(売約済

剣山を用いて、実際に活けてみました。

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☆私の一押し作品《茶碗編/南 絢子 作陶展より》☆

2013-10-11 10:15:42 | 工芸
皆さん、おはようございます。

昨日は、諸事情によりブログを更新することが出来ずに大変失礼致しました・・・。 m(__)m

さて、早いもので5日から開催致しております「九谷 南 絢子 作陶展」 【~13日()】も、終盤戦へと突入です。
明日から3連休を迎え外出される方も多いかと思いますが、是非、今週末は「九谷 南 絢子 作陶展」を、皆様お揃いでご高覧下さいますようご案内申し上げます。

では、今日も「私の一押し作品!!」と題して、選りすぐりの逸品をご紹介していきます。
今日ご紹介する作品は、色数を抑えながらも質感で見せ、新たなる色絵の可能性を感じさせる4点の「茶碗」です。

先ずは、代表作「雪衾(ゆきふすま)」シリーズによる2点の作品から。 「衾(ふすま)」とは、平安時代などに用いられた古典的な寝具のことを言うそうです。 
澄んだ青白磁の器肌に彩る雪衾の景色からは、お布団の様にふんわりと敷き積もった北陸の雪景色が想像されます・・・。
冬から春にかけてお抹茶を飲むのにピッタリのお茶碗ですネ。



   南 絢子 作 「茶碗 雪衾」 H 9.2×D10.2cm・・・・・¥63,000-

 口縁部には、降り積もる雪から顔を覗かせる椿が情景感たっぷりに描かれています。

同じく「雪衾」作品ながら、磁器土に鉄分の多い赤土を混ぜて半磁器状にし焼成した絢子さんの意欲作。 小ぶりな器形は、旅茶碗としてもピッタリです。



   南 絢子 作 「茶碗 雪衾」 H 9.0×D 9.2cm・・・・・¥63,000-

 土見せにされた高台。 釉際に生じた緋色がアクセントになっています。

続いて、移ろいやすい人間の感情を月夜に浮かぶ雲に見立てた「うたて」シリーズ。



   南 絢子 作 「茶碗 うたて」 H 8.2×D12.3cm・・・・・¥63,000-

 金彩によって描かれた三日月を、覆いかぶすかの如く立体的に表現された雲が斬新です。

最後は、禅僧・仙崖 義梵の代表作としても知られる「「○△□」図(出光美術館所蔵)を、絢子さん流に表現された意欲作。
ちなみに「○△□」の意味は諸説ありますが、密教での地水火風空識の□→地、○→水、△→火を表しているそうです。



   南 絢子 作 「茶碗 ○△□」 H 6.2×D15.0cm・・・・・¥63,000-

 群青・緑・金彩によってカラフルに彩られた割高台。 アッ、ひょっとして、これが△???

明日は、「香炉編」です。 乞うご期待!!
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☆私の一押し作品《ぐい呑編/南 絢子 作陶展より》☆

2013-10-09 16:04:49 | 工芸
皆さん、こんにちは。

今日の岐阜は、台風24号の影響も有って朝から断続的にが降り続きましたが、今はも止み陽が差してきました。

さて、早いもので5日から開催致しております「九谷 南 絢子 作陶展」 【~13日()】も中日を迎えました。
どうぞ、3連休となる今週末は絢子さんの細やかな色使いと斬新なデザインが光る新作群を、皆様お揃いでご高覧下さいますようご案内申し上げます。
ご来廊を心よりお待ちしております。

それでは、今日も「私の一押し作品!!」と題して、選りすぐりの逸品をご紹介致します。 今日ご紹介させて頂く作品は、皆さんお待ちかねの「ぐい呑編」です。 

先ずは、絢子さんの代表作「雪衾(ゆきふすま)」シリーズによるぐい呑作品2点から。



   南 絢子 作 「ぐいのみ 雪衾」 高 4.7×径 6.3cm (売約済

 銀色に彩られた見込に咲く一輪の椿が、幻想的な雰囲気を漂わせます。

磁器土に鉄分の多い赤土を混ぜて半磁器状にして焼成した絢子さんの意欲作。



   南 絢子 作 「ぐいのみ 雪衾」 高 5.3×径 8.6cm (売約済

 主である磁器作品に比べ、見込部分に生じる貫入の景色が陶器の様で楽しめそうです。 

続いて、移ろいやすい人間の感情をに見立てた、



   南 絢子 作 「ぐいのみ うたて」 高 2.9×径 7.6cm (売約済

 情景たっぷりに削り出された雲の文様。

さらに、黄地紅彩の上品で柔らかな色彩によって描かれた小菊の文様が印象的な、
黄地紅彩【おうじこうさい】は、中国明時代の嘉靖期に江西省景徳鎮窯で焼造された窯芸で、華やかな明の赤絵のうちでも特に豪華濃麗な上絵技術です。



   南 絢子 作 「さかずき 小菊」 高 3.2×径 7.0cm (売約済

 金彩で描かれた葉文様が、九谷焼らしい華やいだ印象を与えます。

最後は、目の覚めるような鮮明な群青を基色としポピーが描かれた作風は、絢子さんの斬新なデザインと相まって新たな九谷焼を予感させます。



   南 絢子 作 「ぐいのみ 雛罌粟」 高 4.5×径 7.0cm (売約済

 小さく作られた銀彩による高台は、群青の釉調と相性抜群です。

明日は、「茶碗編」です。 乞うご期待!!
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