今日8月6日は原爆の日です。
広島の街は一日深い深い祈りに包まれました。
午前8時からの平和記念式典では、
世界に向けて、
松井広島市長の平和宣言がありました。
72年前の午前8時15分。
原爆投下直後の様子を
くわしく話されました。
【平和宣言=松井広島市長】
皆さん、72年前の今日、8月6日8時15分、
広島の空に「絶対悪」が放たれ、
立ち昇ったきのこ雲の下で何が起こったかを思い浮かべてみませんか。
鋭い閃光がピカーッと走り、
凄まじい放射線と熱線。
ドーンという地響きと爆風。
真っ暗闇の後に現れた景色のそこかしこには、
男女の区別もつかないほど黒く焼け焦げて散らばる多数の屍(しかばね)。
その間をぬって、
髪は縮れ真っ黒い顔をした人々が、
焼けただれ裸同然で剝(は)がれた皮膚を垂らし、
燃え広がる炎の中を水を求めてさまよう。
目の前の川は死体で覆われ、
河原は火傷(やけど)した半裸の人で足の踏み場もない。
正に地獄です。
「絶対悪」である原子爆弾は、
きのこ雲の下で
罪のない多くの人々に惨(むご)たらしい死をもたらしただけでなく、
放射線障害や健康不安など心身に深い傷を残し、
社会的な差別や偏見を生じさせ、
辛うじて生き延びた人々の人生をも大きく歪めてしまいました(全文)。
☆★=☆★
核兵器がこの地球上から廃絶し、
いつも、いつまでも、
世界が平和でありますように、
お祈りいたします。
★画像は「平和記念式典」(テレビ中継)★