★夕焼け(本日17時32分)西の空☆ベランダから★
人生楽しまなくちゃ。
夕方が一日でいちばんいい時間なんだ。
脚を伸ばして、
のんびりするのさ。
~カズオ・イシグロ(イギリスの小説家・脚本家)『日の名残り』~
★夕焼け(本日17時31分)西の空☆ベランダから★
【解説*カズオ・イシグロ】
人は夕日に魅せられる。
そしてなぜか、もの哀しさを覚える。
一日の終わりが、
もうそこまで来ているのを名残惜しんでいるのだろうか。
夕焼けに染まった西の空が、
家路を急ぐ足をひきとめる。
その瞬間、
「美しい・・・」とつぶやく人は
方々にいるにちがいない。
美しさには、どこか儚い哀しさがある。
夕景を見て、哀しみを覚えるのは、そのせいか。
美しい夕景を前にして、
良い一日だった、悪い一日だったと考えるのは無粋というもの。
美しい瞬間に立ち会えただけで幸せではないか。
夕日が沈むまでのひとときを思う存分楽しもう。
夜のとばりが降りるころ、
心地良い眠りがやってくるはず。
そう、人生の夕暮れ時もそんなもの。
★夕焼け(本日17時31分)東の空☆ベランダから★