なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

久しぶりの夏道縦走

2017-08-14 | 普通の山登り
11日山の日。
山仲間が白金温泉の野営場に集まった。

前泊後泊を飲んで楽しみ、12日はいくつかのパーティーに分かれて登る企画。
子孫3もいい年になったので、自由研究でそそのかし十勝岳~美瑛岳の縦走を企てる。
結果、ゆっくり登りたい女性陣IちゃんとTちゃんに体力を持て余しているYが乗ってくれた。
6時10分、自分と子孫3を合わせた5名で望岳台スタート。

天気を心配したが、雲海の上で景色はばっちり。しかも肌寒いくらいなので暑さによる疲労から子どもをごまかさずに済み助かる。
すぐに避難小屋が見えてくる。

自分にとっては29年ぶりの十勝岳。ルートも小屋も全てが変わっている。眺めもいいので気分もよい。

子孫3は多少の疲れを口にしながらも程よいペースで登る。

9時40分、十勝岳Peak。子孫3は、たらこおにぎりで元気を取り戻す。

東大雪は、島のように雲海に浮かんでいる。
火山の礫に包まれた十勝岳、緑につつまれでんとした富良野岳、沢に削られた岩肌を見せつける美瑛岳と、山肌が違う山々がこの狭い一体に並んでいるのはとても幸せなことだと思われる。

10時に美瑛岳へ向けて出発。

なんという景色!
荒涼とした台地を踏みしめ、緑の稜線に至る、片側は大きく削り落ち荒々しい岩の景観を見せつける。そして雲海…、子どものおかげでゆったり歩ける幸せをかみしめる。体力もてあまし男Yは1人駆けていった。

美瑛富士との分岐に来ると3か月前に見た残雪の景色を思い出す。その時も気持ちよかった。


12時30分、美瑛岳Peak。岩と景色に心をゆだね30分過ごす。

チーカマで疲労を回復させた子孫3だったが、ここからは彼にとっては苦難の道となった。
大体親もここまでのことは比較的詳しく話してきていたが、「美瑛に登れば終わったようなもんだ。」的な事しか言わなかった。それが岩と石がごろごろした不安定な下りと変化がなくだらだらとした歩きですっかり意気消沈。だんだん言葉がなくなっていく。
唯一の変化は、沢の渡渉。子どもにドキドキ感は大切。


重い足取りを続けるうちに、すっかり登山者もいなくなった16時、十勝岳登山道との分岐に到着。そして下りなのに40分かけて望岳台に到着。

どうやら白銀野営場を含む下界は、ずっと小雨が降り続いたようだった。
これでもう付き合ってくれなくなるかな、と思わせるほど子孫3は疲労の顔色だったが、1日天上の世界にいっしょにいられた。小雨の中、満足のビールを楽しんだ。








異世界探訪の1は…

2016-08-17 | 普通の山登り
イワオヌプリ。
前日ニセコ野営場。


冬は毎年のように見ている眺めを楽しむ。
静かでつつましいひと時を楽しめるようになってきた。

本当は、ニトヌプリまで足を延ばす予定だったが、子ども達のブーイングに負けてイワオ一本となった。


見晴らしの良い台地は、遠目でも子どもに目を配れる。

この日はニセコ沼めぐりからチセニトを越えてくるパーティーと、アンベツ川パーティーと合流して五色別館泊まり。
丁度同じ角度からの夏冬写真があった。
冬はここ最近天候に恵まれていないので、まだ旧館が残る写真。

形がくっきりしているせいか、あまり変わらない。

樽前台地を眺める

2015-11-03 | 普通の山登り
ロープを結んでくれる相手が見つからず、
運動不足も鑑みた結果、先週登り損ねた樽前に行ってみることにした。

晩秋の晴天を心から味わう。

ぐるっと一周。

23年くらい前に、苔の洞門から登ったことがあるだけだったので、初めての外輪山。
どうして今まで行かなかったのかと思うくらい好きな場所だった。

溶岩ドームの外輪側は、ボルダー天国。


どの岩も高さ4mはある。
でも、立ち入りを制御されているので近寄れない。
最後の写真の岩などルーフ部分が4mくらいあると思われるが…。



登りと下りはすたすたと、
平らな場所はのんびりと歩いて、12時に下山。

林道シカ見ツアーを経て(5頭見た。)恵庭岳ボルに立ち寄ると、しょうたろさんと仲間たちがいたので驚かす。


ルートをいろいろと紹介してもらい、あ~だ、こ~だと楽しませてもらった。

ぼーっといろいろ考えてよき1日だった。

季節の移り変わり

2015-10-25 | 普通の山登り
24日は山仲間の老若男女が集い終業間近の樽前荘に泊まった。
時期が遅いせいか、自由に過ごさせていただきありがたい限り。

計画は楓沢に行くメンバーを見送って、子連れで樽前を登るつもりだった。
しかし天候がどうもさえない。
途中で引き返すかな…?という感じで全員で楓沢へ。


天候はぐんぐんよくなっていく。
もう抜けちゃった方がいいんじゃない、という話になったので、子孫3とともに下山。迎えに行くことにする。
下りは秋を満喫。


で、迎えに行くと冬を満喫。


最後は千歳水族館でサケとその他のお魚を満喫。


がんばったサケさんたちが、どんどんインディアン水車に吸い込まれていた。
ありがたや。