なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

だいたい天気がいいらしいのに、なぜか曇りの地域を選んだ日

2025-02-24 | 雪の山
察来山と当別丸山をつなげて稜線歩きを楽しみたいと、前から考えていた。
結果的には、それぞれバラバラに登ることになった。
さて、その訳は?

まずは、察来山に登る。
針葉樹の間の林道が気持ちいい。
うすらトレースがあり、雪も軽くすいすい進む。

林道が尾根に上がると、察来山南東面が見えた。
よだれが出るが、あの斜面は危ない。

林道を離れ、急斜面をまっすぐピークに向かう。
ピーク手前の台地に出たので、ピークに向き合う。

ピークはポコっと出ていて、その周囲のみ雪付きが悪い。
少しだけ板を外してツボで乗り越えた。

ピーク。
徳富岳を眺めるのを楽しみにしていたのに、見えない。

さて、ここからどう行くかと考えながら、ポケットに手を入れると、車のキーがない。
困ったときの笑顔で、しばし探すが、ない。
考えてみると、車から外した記憶がない。
しかたない。
つけっぱなしの開けっぱなしという希望をもとに、下山を開始する。

どきどきしながら、林道ジェットコースターであっという間に下山。
車を見ると…、
希望通り、鍵付き開けっぱなしの車だった。
今シーズンは何かスムーズな登行をはばむ力が働くらしい。

気を取り直して、車を回し、当別丸山を登りに行く。
登り口は近いので、あっという間に移動。
すぐ登り始める。
林道を30分もたどると、すぐに取り付き尾根。
これまた、針葉樹から始まる登りやすい尾根。
おまけにトレースがある。

せきたてられるようにグイグイ登り、疲れる。

ピーク台地に出た。
周囲は雑木に囲まれ、眺めはないが、広々していてよい。
南西面は全て快適そうな斜面で、どこから滑るかワクワクする。

ピーク。

別狩岳方面が見えているが、いまいちすっきりしない。
風は少しあるが、12時を過ぎてお腹がすいたのでピークタイム。
ピカピカ天気に当たらない日々が続いている。

さて、下りのお楽しみタイム。
こんなオープンバーンが選び放題。
踏み込むと若干のモナカ入り雪だったが、変化の多い長めの距離を堪能した。

ふりかえると、察来山の西斜面の雪はとてもよかった。
しっとりふわふわのクリーミーパウダー。
標高も向きも微妙な違いなのに、ここまで差が出るものかと感心した。
オープンゆえの日射の違いなのか…。
山も雪も奥深い…。