察来山と当別丸山をつなげて稜線歩きを楽しみたいと、前から考えていた。
結果的には、それぞれバラバラに登ることになった。
さて、その訳は?
まずは、察来山に登る。
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針葉樹の間の林道が気持ちいい。
うすらトレースがあり、雪も軽くすいすい進む。
林道が尾根に上がると、察来山南東面が見えた。
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よだれが出るが、あの斜面は危ない。
林道を離れ、急斜面をまっすぐピークに向かう。
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ピーク手前の台地に出たので、ピークに向き合う。
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ピークはポコっと出ていて、その周囲のみ雪付きが悪い。
少しだけ板を外してツボで乗り越えた。
ピーク。
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徳富岳を眺めるのを楽しみにしていたのに、見えない。
さて、ここからどう行くかと考えながら、ポケットに手を入れると、車のキーがない。
困ったときの笑顔で、しばし探すが、ない。
考えてみると、車から外した記憶がない。
しかたない。
つけっぱなしの開けっぱなしという希望をもとに、下山を開始する。
どきどきしながら、林道ジェットコースターであっという間に下山。
車を見ると…、
希望通り、鍵付き開けっぱなしの車だった。
今シーズンは何かスムーズな登行をはばむ力が働くらしい。
気を取り直して、車を回し、当別丸山を登りに行く。
登り口は近いので、あっという間に移動。
すぐ登り始める。
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林道を30分もたどると、すぐに取り付き尾根。
これまた、針葉樹から始まる登りやすい尾根。
おまけにトレースがある。
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せきたてられるようにグイグイ登り、疲れる。
ピーク台地に出た。
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周囲は雑木に囲まれ、眺めはないが、広々していてよい。
南西面は全て快適そうな斜面で、どこから滑るかワクワクする。
ピーク。
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別狩岳方面が見えているが、いまいちすっきりしない。
風は少しあるが、12時を過ぎてお腹がすいたのでピークタイム。
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ピカピカ天気に当たらない日々が続いている。
さて、下りのお楽しみタイム。
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こんなオープンバーンが選び放題。
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踏み込むと若干のモナカ入り雪だったが、変化の多い長めの距離を堪能した。
ふりかえると、察来山の西斜面の雪はとてもよかった。
しっとりふわふわのクリーミーパウダー。
標高も向きも微妙な違いなのに、ここまで差が出るものかと感心した。
オープンゆえの日射の違いなのか…。
山も雪も奥深い…。