いっしゅんにして、
秋にかわりました
秋をはこんできたのは、
カラカラ天気がつづき
「お水が足りないよ!」って 言われてたから
これは イイことなのでしょうが、
(もし、
お月見の日まで 雨だったら、どうしよう?)と
クリンは困ります
しかし、チットは
「中秋の名月の日に雨だとしても、大丈夫」
と
言ってます。
なぜなら
(・・・どういうことかしら?)
クリンが 考えていると、
「割ってみたら、わかるよ。
今年は、秋が来るのも遅かったけど、
中秋の名月も9月30日らしいから、待ちきれないよね。
一個食べよう!」
と言って、
チットが ふくろをあけました。
げっぺいを、半分に切ってみると
中には
しっこく(漆黒)のやみに、「満月」が うかんでいたのです
(アヒルの卵の塩漬け入り
)
古くから
モロコシ(唐)の国では、
こうてい(皇帝)が命じて
「中秋節」に
げっぺいを食べて、いたそうな。
・・・・・
(こうてい、あたまいいな・・)
これなら、家の中でも
(※クリン家・注書き
写真は、横浜中華街の重慶飯店のもので、けっこう大きく、お味はあっさり・日本人向き。
「中秋月餅」をうたっていても、
アヒルの卵入りを売る店は少なく、
都内では、新宿タカシマヤ地下の「華正楼」で、わりと本格的なのが買えます。(840円)