先日、映画「Fukushima50」を見た、
という記事を 書いたら、
お友だち(みゃー大工さま)
が、
「こんな本あるから、読んでみて」
と
紹介してくれたので、
クリンたち、よんでみました
『神の火を制御せよ』
っていう本です
かんそう(感想)を 一言でいうと、
すっごく、おもしろかったです
ただ・・
「おもしろかった。」
と 言っていいものか
ふくだい(副題)にある通り、
それは、
「原爆をつくった人々」(科学者)
たちの、お話なのです
でも
作者の、パール・バックさんが、
さすが「ノーベル賞の腕前」
だけあって、
とにかく
よみあきない
よみつかれない
ページをめくる手が、止まらない
「原子物理学」なんて、
きいても
チンプンカンプンな
クリンたちにも、
何となく・わかるように
かみくだいて くれてるし、
政治的にも ふみ込んだ、重いテーマなのに・・
よむと
あたかも
自分にふりかかった・もんだい(問題)
のように 考えてしまう・・
そんな 仕かけが、ほどこされています
広島と、長崎の げんばく(原子爆弾)を 開発した
アメリカの、
いわゆる「マンハッタン計画」
それに さんか(参加)した
3人の学者が、
この本の 主人公です。
1人目:計画責任者の中年男「バート」、
2人目:若き最高の頭脳「スティーブ」、
3人目:この2人の妻帯者から愛される、美人科学者「ジェーン」
この3人が、
ふつうの人と 同じような
「感受性」をもって、
恋に ゆれたり
「精密機械」のような のう(能)力を
はっき(発揮)して
原子力の 何たるか
に 迫ったり、
いざ 軍用化されるだん(段)に なって、
理性や
良心の はざまで
かっとう(葛藤)したりする
これは、
そういう、お話。。。
・・・科学を おしすすめて
「人口の太陽(原爆)」
を つくり、
「神の領域」に しん(侵)入しておいて、
自問自答で
がんじがらめになる・・
むじゅん(矛盾)にみちた、
弱き
人間。。
小説のさいご(最後)で、
女性科学者ジェーン
が
「原爆使用」に 反対して
研究所を去り、
戦後、
「太陽光エネルギー」
の
研究に シフトしていくようすが 描かれます。
クリンたちは、おそろしい
げんばく(原爆)
を
つくった 人々が、
ロバート=オッペンハイマー
みたいな
「功名心」に とりつかれた天才
ばかりでなく、
なやみ、苦しみを かんじていたことに
少し
あんど(安堵)いたしました。。
とはいえ・・
あの人たちの
ものの考え方には、
いぜん
いわかん(違和感)を きん(禁)じえません
「原子爆弾を邪悪な代物だと言うなら、なぜ連中は 最初にそれをつくったのか。」
これは、
とう(登)場人物である
アメリカの将軍
の
つぶやきですが、
まったく、同かん(感)です
しん(親)友・チットも
そこに
文句を 言っていて・・
「パール・バックさん、すごい深い思想の持ち主で、
何か所も メモしておきたいような
文章が あったけど・・
1か所、
気に入らないところが あったわ
『科学者は人類のどのグループより 方向性を誤りやすいが、
それでいて、最後に永遠に正しいのは彼らだった。
突然変異のパラドックス』
の 部分ね
「永遠の正しさ」を、彼ら科学者が、必ず
持っているとは
思わない
あの人たちの頭の中には、
『人間も生物の一つ、いや、宇宙の構成物のひとつ』
という観点が
強く ありすぎるよ。
その考え方は、ある意味で
正しいけど、、
そのことで
何か
重要なものを見る目を、欠損してると思うんだよね
だって、、
私ら・文系のお花畑人間は、
原子力って、軍事転用されなくても
ヤバそう
ってこと、
直感で わかるじゃん
そして、分かったら、
そこに 向かわないようにしようとするじゃない
でも、、
ここに出てくる科学者たちもだけど、
『科学は抑えられるものじゃない。人間の頭脳に歯止めはかけられない』
とか ほざくのよ。
ねじれているわ
頭脳には 歯止めをかけられなくても、
心の部分で、
歯止めをかけるのが 人間でしょ
神の火は、
技術で 制御するんじゃなくて、心で制御すべきものだわ
そう思わない」
と
吠えていました。
それをきいた・クリンは・・
人間社会という、
せまいはんい(範囲)における
たいきょく(大局)を 見わたすには、
いがいと
「文系・お花畑人間」の存在も ひつようなのかもしれないな
と、
数学と理科が、さっぱりできなかった
しん(親)友・チットの
ことを、
少し 見直しました
(ブックレビューは つづきます 次回は、東野圭吾『容疑者Xの献身』です)
(*ˊᗜˋ*) ノこんにちわ
自分の心の制御できますようにᵒᵐᵍᵎᵎᵎ٩(⌯꒦ິ̆ᵔ꒦ິ)۶
まずいこと言っちゃったかしら⚡
おろおろ💦
「原子爆弾を邪悪な代物だと言うなら、なぜ連中は 最初にそれをつくったのか。」
ともっともらしく言う人間は今もたくさんいます。
「文系のヤバ人間は、
原子力って、軍事転用できなくても
儲かりそうってこと、
直感で わかるじゃん」
文科系ヤバ人間 = 政治家
ちせいさまあ~❗💡✨✨✨🐻✨✨
クリンたちも、その話をしていました⚠️
けっきょく、法文系のヤバ人間が、理系の才のうをヤバ方向にいつも向かせてる、って⚠️⚠️⚠️
でも、小説の中の科学者たちは、そういうことになるのを分かっていて、開発をつづけていくんです⚠️ことわることもできたにもかかわらず⚠️
やっぱり、文系理系とわず、お花畑思考のもち主であることが大事かと、クリン思います🌸🌸🌸
もちろん、ちゃんとしていることがぜんていですけどね⚠️
あの人の奥さんみたいな、何も考えていないお花畑じゃ、はなしになりませんし⚠️
クリンより🌼
チットちゃんご一家、素晴らしいレビューをありがとうございますm(_ _"m)
まぁ、古い小説ですので、
人間の欲望の醜さには、歯止めが効かないは、
(彼女の障害を持った娘を書いた『母よ嘆く勿れ』以外)
彼女の小説、エッセイに共通しているテーマなんです、
物欲、性欲、金銭欲、それに振り回される人の小説が実に多い。
で、悪い方に転がると、事前にうすうすわかっているんですが、そこで歯止めが効かない登場人物達が出てくるパターン。
伝道師の娘だけあって、いつも読後に、「人間の良心とは何か?」を、読者に問いかける仕組みになっていると、私は思っています。
それにしても読破して下さりありがとうございます。感激です。
流石くりんちゃんご一家です。
私も「全くです、もろ刃の剣になるもん、作んなよ、」その一言なのです。
取り急ぎ。
興味のある方は、
Amazonで、本のあらすじだけでも皆様に読んでいただきたいものです。
https://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E3%81%AE%E7%81%AB%E3%82%92%E5%88%B6%E5%BE%A1%E3%81%9B%E3%82%88%E2%94%80%E2%94%80%E5%8E%9F%E7%88%86%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%81%A3%E3%81%9F%E4%BA%BA%E3%81%B3%E3%81%A8-%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4770501978
パールパック女史は生涯を通して、親日家でも有名でしたし、
戦争で出来たアメラジアンの子を養子にして救っていました。
わぁ、とにかく、クリンちゃんありがとう♡
取り急ぎ、のわりに、ちょ~いっぱいコメント書いてくださって、ありがとうございます🎵✨✨
しかも、叫んでくれてる、ウフ✨🐻✨
この本、すっごく面白くて、さすがはみゃー大工さま✨✨
そしてパールバックさんも、さすがノーベル文学しょう、とかんしんしました❗
ほんやくも良いのだと思いますが👍✨
他の作品もよんでみたいってチットが言ってました📖
>いつも読後に、「人間の良心とは何か?」を、読者に問いかける仕組み
なるほどです💡
こういうことほりさげてこそ、「文学の使命」ですよね‼️
すばらしい本をご紹介くださり、ありがとうございました✨✨✨🍀
さいしょのほうで、スティーブがつまに、「あなたは頭と心の違いをわかっていないわ」
と言われていますが、あの一言に科学者の弱点すべてがしゅうやく(集約)されてると思います⚠️
クリン家一同🐻
恥ずかしながら知りませんでした。読んでみたい!
クリンたちもほとんど知らなかったんです‼️
でも、この本はなかなか自信をもってオススメできます⤴️
理系の考え方がわかるというか、、
「科学者は、自分たちは普通の人間と変わらないとまず言うが、そのあとで、仲間うちでなければ話が通じない、ほかとは違う一族であることを言葉と行動で証明し続ける。」
なんて、おもしろいですよね✨
クリンより🌼