With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

RUBBER SOULの思い出

2005年06月07日 | Beatles
この間の日曜日、「Beatribute」さんの応援に、鶴見にあるライブハウス「RUBBER SOUL」行ってきた。
首都高の渋滞に思いっきりハマッてしまい、自宅から鶴見まで3時間もかかってしまい、
すでに超盛り上がりの会場内に、そろり、そろりといった感じで入り込んでいった。
すると、マスターのパウロさんが「なあんだ、いつ来たの?、座りなよ!」と、とてもフレンドリーに出迎えてくれた。先月のアマチュアデイに出演させていただいてたけど、まさか覚えていてくれるとは思っていなかったので、びっくりと同時に嬉しかった。

5月、「RUBBER SOUL」での演奏はもちろん初めてのことだったんだけども、あのお店に行ったのは初めてではない。10年以上も前、頻繁に通っていた時期があった。

上京してきた年だから91年かな。バイトと大学の校舎の移動の際に乗る、横須賀線の車窓から「ビートルズ ライブハウス」と大きく書かれた看板が目に入り、いつも気になっていた。当時は上京したてで、情報にも飢えてたし、バンドにも興味があったし、何よりビートルズを通じた仲間が欲しくて、とある平日の昼間、ふらりと鶴見で降りて立ち寄ってみることにした。

お店に入ってみてびっくり!、所狭しと写真や、レコード、ポスターなどが並べられ、ヴォックスの大きなアンプに、ロゴ・マークのついたラディックのドラム・セットが並んでいる…。この手のお店に初めて入る自分にとっては、どれもが新鮮で、眩しく、目がくらみそうで、まさに夢の様な別世界だった(笑)。
そして迎え入れてくれたのがパウロさん。ビートルズのことや、バンド活動でのアドバイス、楽器やストラップに関すること、ご自身のキャリアまで、時に写真を見せてくれながら、2~3時間も座り込んで話しをしてくれた。今から考えれば、どこの馬の骨かもわからない、ろくにお金も持ってない大学生相手に、よくあんな長時間相手をしてくれたもんだと思うけど、同じビートルズ好きの仲間として扱ってくれたのが、とても嬉しかったのを今でも覚えている。

そのうち、夜のライブにも通うようになった。
パウロさんがポール役を務める「Prudence」が、六本木に負けない熱いステージを毎晩繰り広げていた。自分がコピーバンドのライブを初めて見たのが、この「Prudence」だったし、自分にとっては当時「Prudence」こそが、ビートルズだった。当時の学生バンドの仲間と一緒に、バイト代が出りゃ、鶴見に通っていた。その時に隠し録りした「Prudence」のテープは、ダビングしてバンド・メンバーに渡し、コピーする際の一番の生きた教材にしたし、今だに聞き返したりして参考にしてる(全然できてないけど…)。

あと、当時はインターネットなんてなかったから、毎月「ラバーソウル通信」というDMが郵送で送られてきていた。グッズ、レアなレコード、メモラビア、「Prudence」のライブ・スケジュール等情報満載で、白黒コピーで作られたそのカタログに載ってる写真を眺めるだけでも楽しかった。編集後記もあったりして、当時、お子さんが生まれたばかりの頃だったのかな、「赤ん坊が風邪をひいちゃいました。地元で小さいながらもいいお医者さんを見つけたので一安心!」なんて記事もあったりして、とてもアットホームな雰囲気があった。

就職して、千葉、埼玉、山口、埼玉と引っ越しを繰り返したり、バンド活動そのものから遠ざかったりで、お店に行くこともめっきりなくなり、あっという間に十年近くが過ぎた。
で、先月本当に久しぶりにお店を訪問した訳だけど、入り口のドアを開けた瞬間から、あまりにもその雰囲気が変わってなくて、タイムスリップしたような不思議な感覚に陥ってしまった。しかもこの間は、アマチュアデーとはいえ出演者として!。

あの「Prudence」と同じステージに自分が立っている、ということで、演奏の出来不出来は思いっきり置いとくとして、なんだか尋常な気分じゃいられなかった(笑)。すぐ目の前にあのパウロさんが立ってるし・・・。

せっかく、行くきっかけが今回できた訳なので、色んなバンドさんの応援をしに行ける限りは行ってみたいなと思う。

それにしても、10数年ぶりにお会いしたパウロさん、あの頃とまったく変わってなかった!。
やっぱりロックしてる人は若い!。