With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

こちらは37周年

2006年07月10日 | Music
今年の7月5日は、ローリンング・ストーンズのハイドパークでのフリーコンサートから37周年に当る年!
解雇されたバンドの創始者ブライアン・ジョーンズに代わって加入したミック・テイラーのお披露目となるはずだったのに、2日前にブライアンが自宅プールで謎の死をとげ、急遽追悼コンサートになったという、伝説のライブ

これまでにも、VHS、DVD化されてきた物のデジタル・リマスター盤。
しかも今回は、今年になって、行方不明になっていた3曲分のマスター・テープが発掘され(しかも日本人が見つけたんだとか…)ボーナス映像として加えられている!

高校生の頃に初めてこのコンサートを見た時は、画面は暗いし汚いし、取り付かれた様に踊る黒人ファンがなんだか怖かったり、演奏があまりにもCDの音と違ってスカスカに感じたこともあって、また追悼コンサートという全体的に漂う暗いムードが、ピチピチのモッズ・スーツを着た初期ビートルズに夢中だった高校生当時の自分にとって、
「ストーンズっちゅうのは、何とも暗くて、不気味なライブをやるもんやなあ…。」という印象しか受けなかった。
そして録画したビデオ・テープは2度と再生することはなかった

で、今回、十数年ぶりにこのコンサートを見たわけだけど、これがまた、驚くほど綺麗に画面が変化して、かつて見たものとは別物と言ってもいいほどの作品に生まれ変わっていた
青空は、くっきりと青く、ハイド・パークの緑も青々と繁っていて、
「ブライアンを安らかに送り出してやりたい。」と言うミックの心情とぴったりリンクしてるような印象を受ける。
さすがにミック・テイラーは初のストーンズとしてのライブということもあって、キースとのコンビネーションもハっとするような瞬間は少なかった。けれど、ややもすると空中分解しそうになる、あのストーンズのグルーブは健在だし(笑)。ビル・ワイマンのベース・ラインもくっきりと聞き取れて、とても気持ちよかった。ラストのアフリカン・ミュージシャンを加えた「Sympathy For The Devil」なんかは圧巻!


今の自分よりも年下のミック。妖しいオーラ、プンプンでかっこいい。


カジノも決まるキース。でも目はずっとイっちゃってる。


このオッサンが高校生の頃怖かった。


ちょっと緊張しい、のミック・テイラー。後ろのオッサンは思いっきりアクビこいてる。


そして、最後にちらっと、見に来てたポールの姿も…。

この映像は、テレビ放映用に製作されたドキュメンタリーで、曲順もバラバラだし、演奏中にナレーションが被ったりしてる。
今回3曲発掘された訳で、当日演奏された14曲のうち12曲が日の目を見たことに。
ここはもうひと頑張りしていただいて、残りの2曲も発掘してもらって、ハイドパーク・コンサートの完全版を期待したいところ!