With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

すばらしき仲間

2006年11月30日 | Beatles
日本時間では今日がジョージの5回目の命日。

5年前の朝早くにジョージは亡くなっってしまったわけだけど、自分がその事を知ったのは、夕方の車の中だった。
カーステレオから流れるFM番組、「小林克也のファンキーフライデー」の中で、沈痛な声で「ジョージ・ハリスンが亡くなっております…。」と
身内が死んだことのように悲しくて、夜は会社の人の送別会にも関わらず心ここにあらずで、部屋に戻ってからは一晩中ジョージの曲を聞いてたっけ

あれからもう5年。
クラプトンも今、日本にいることだし、今夜は二人が共演した懐かしいビデオを見て過ごそう

ファンの人なら誰でも録画したVHSテープのツメを折って永久保存にしてると思うけど、今から15年前の91年、ジョージとクラプトンによる日本ツアーを直前に控えて放送された番組「すばらしき仲間Ⅱ」!。

わずか30分に満たない番組なのだけど、今からして思えば(当時としても)信じられない、すごい番組。なんせジョージとクラプトンのリハ中に入っていってインタビューするというものなんだから

全編が見所と言っても言い過ぎでないけれど、冒頭の何気ないシーンが自分にとってはお気に入り
それは、クラプトン、ジョージの順番で車でスタジオに乗り付けてくる登場場面。
クラプトンは徐々にスピードを落としながらゆっくり車を止め、やや気だるそうに、でも微笑みながら車を降りてくる。なんとも英国紳士的な車の乗りこなしと登場の仕方
一方ジョージはベンツで、砂煙を巻き上げながらカメラの前に現れ、やや急ブレーキ気味に、でも綺麗に車を止める。さすがにクルマ好きのジョージらしい颯爽とした登場の仕方
さらに車から降りながら撮影スタッフにかける言葉が粋で、「ホンダじゃなくてゴメンね(この番組のスポンサーがホンダ)」だって。
その時の「うまいこと言ったろ」ぐらいの勢いでニタっと笑った顔がいかにもジョージっぽくてたまらない


番組中も終始リラックスしてにこやかで、二人の絆の強さが伝わってくる。


そういえば15年前の明日、12月1日に横浜アリーナから二人による日本ツアーはスタートしたんだっけ。

この2ショットはもう見られないけれど、クラプトンはまだまだ現役で世界中を周り、ほとんど休む間もないくらいのスケジュールでライブをこなしている。
全てを手に入れたクラプトンを何がそこまでさせてるんだろう…。
この間の武道館、アンコールの「クロスロード」が終わってステージを後にする時に見せたクラプトンの笑顔が、ビデオの中でジョージに向けた笑顔とおんなじで、ついそんなことを考えてしまった