埼玉の東松山から厚木へ、わりとタイトな時間内で移動した一日。
厚木から帰りの東名蛯名サービスエリアで、休憩がてらにソフトクリームを買った。
梅雨が明けたようなモワっとした暑さ。
ファミリーでごったがえすサービスエリアを見てると、ああ、もう夏休みの時期なんだなあ、と実感する。
手に持つソフトクリームがなんだか溶けてきた。慌てて口を近づける。
首都高中央環状線、東名から4号~5号線に向かうトンネルの中。
造られて40年以上経過しているこの首都高のトンネルは、排気ガスで壁も電燈も覆われ、薄暗く気分も滅入る。早く通り抜けたいけれど、いつにも増して激しい渋滞。
暗がりの中、排気ガスと、エンジンのアイドリングの鈍い陰鬱な音が重なっていく。
ランダムで演奏しているiPodから流れてきたのはストーンズの「Love In Vain」。
60年代の終わりの年の、最後の月に発表されたアルバムに入っていた、ロバート・ジョンソンのカバー。
革新的な60年代が終わり、新しい世代が台頭してくる70年代の始まりを控えた、この混沌というか寂寥感というか、空虚なこの時代の空気感が好きで、ある意味ビートルズ不在でまとめられた「Let It Be」と並んで、ストーンズの「Let It Bleed」はお気に入りのアルバム。
そして「Love In Vain」。
今の自分にぴったりだ。
隣の車線に並ぶ、トロピカルな装飾で飾られた軽自動車の運転席に座るバカップルは楽しそう。
まさかとなりの車が、この夏の始まりの夕暮れ時に「Love In Vain」聞いてるとは思ってないだろうな。
合流してきた車を1台入れただけで、ノロノロとしか進まないトンネルの中。
あ~、早く会社に戻りたい。
厚木から帰りの東名蛯名サービスエリアで、休憩がてらにソフトクリームを買った。
梅雨が明けたようなモワっとした暑さ。
ファミリーでごったがえすサービスエリアを見てると、ああ、もう夏休みの時期なんだなあ、と実感する。
手に持つソフトクリームがなんだか溶けてきた。慌てて口を近づける。
首都高中央環状線、東名から4号~5号線に向かうトンネルの中。
造られて40年以上経過しているこの首都高のトンネルは、排気ガスで壁も電燈も覆われ、薄暗く気分も滅入る。早く通り抜けたいけれど、いつにも増して激しい渋滞。
暗がりの中、排気ガスと、エンジンのアイドリングの鈍い陰鬱な音が重なっていく。
ランダムで演奏しているiPodから流れてきたのはストーンズの「Love In Vain」。
60年代の終わりの年の、最後の月に発表されたアルバムに入っていた、ロバート・ジョンソンのカバー。
革新的な60年代が終わり、新しい世代が台頭してくる70年代の始まりを控えた、この混沌というか寂寥感というか、空虚なこの時代の空気感が好きで、ある意味ビートルズ不在でまとめられた「Let It Be」と並んで、ストーンズの「Let It Bleed」はお気に入りのアルバム。
そして「Love In Vain」。
今の自分にぴったりだ。
隣の車線に並ぶ、トロピカルな装飾で飾られた軽自動車の運転席に座るバカップルは楽しそう。
まさかとなりの車が、この夏の始まりの夕暮れ時に「Love In Vain」聞いてるとは思ってないだろうな。
合流してきた車を1台入れただけで、ノロノロとしか進まないトンネルの中。
あ~、早く会社に戻りたい。