With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

LET IT ROLL / GEORGE HARRISON

2009年07月04日 | Beatles
朝、テレビのスイッチを入れると、今朝もマイケル関連のニュースが画面を賑わせていた。
まだ1週間しか経っていないのに、自分の中で彼の死がすっかり既成の事実になってしまていることに気づかされて少しとまどった。

そしていつのまにかこの1週間でテレビの中のマイケルには「伝説」、「平和のメッセンジャー」、「POPの神に選ばれた人」といったテロップがこれでもか!、と貼り付けられるようになっていた
単純に、すごいよなあ・・・、と思う

インターネットでの意識調査でも、訃報報道以前の彼のイメージは奇行、整形といったスキャンダラスなイメージが大部分を占めていたのに、ここ一週間で、偉大な音楽家、ダンサー、平和のメッセンジャーというイメージに様変わりしているという。

CDショップの追悼コーナーでベスト盤を物色する大学生風の男の子や女の子たちが「奇行とか整形とかってよく聞くけど、そんなの関係ない。音楽がよければいいと思う。」「やっぱりい、PVのダンスとか見てて、カッコいいものは時代を超えてカッコいいって思う」とカメラの前で答えてた。
もうず~っと、マイケルの良さに気づかず過ごしてくれたらよかったのに、って思った

CDショップの店員の「ずっと品切れ中だったんですが、ようやく入荷していただき、こうやって展開させていただき、好調に売上させていただいています」という変な日本語を聞いたところで、テレビを消した。
あ~、ダラダラとテレビは流し見するもんじゃないな

数日間、郵便受けをチェックしないことがざらにあるので、たまにDMの山を取り除かないといけない。
今朝、その山の中に、アマゾンからのメール便が混じっているのを見つけた。
そうだ、ずいぶん前に注文してたジョージのベスト盤「LET IT ROLL」がようやく届いたんだ

ジャケットがビートルズ時代の写真だとか、ビートルズ時代の楽曲が入っていてどうなの?、っていう声も多いけれど、ビートルズ時代の曲もライブ・バージョンで収録されていることで、70年以降のジョージの足跡が立体的に感じられるし、「この曲も!」という外せない曲があえて入ってないのが、かえってアルバム全体のバランスを保っているような気がしてとても聞きやすかった

「CHEER DOWN」がこうやってまた気軽に聞けるようになったのも嬉しい。
廃盤になっているベスト盤「BEST OF DARKHORSE」に、89年に新曲として収録されていた曲。
歌詞の内容もさることながら、当時のジョージの好調ぶりが伝わってくる勢いのある演奏が当時の高校生にはシビれた1曲だった
蛍光色のタンクトップを着た、早弾きのギターキッズがチヤホヤされる中、この曲で豪快なスライドギター・ソロを弾くジョージはものすごく眩しく見えたもんなあ。

なにはともあれ、ジョージ・ハリスンの新譜がリアルタイムでこうして手にできることがなにより嬉しかったりする。
大学生風の男の子や女の子たちにも、ジョージの良さに気づいてもらえる1枚になったらいいなあ

LET IT ROLL / GEORGE HARRISON

1. Got My Mind Set On You
2. Give Me Love (Give Me Peace On Earth)
3. The Ballad Of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)
4. My Sweet Lord
5. While My Guitar Gently Weeps [Live]
6. All Things Must Pass
7. Any Road
8. This Is Love
9. All Those Years Ago
10. Marwa Blues
11. What Is Life
12. Rising Sun
13. When We Was Fab
14. Something [Live]
15. Blow Away
16. Cheer Down
17. Here Comes The Sun [Live]
18. I Don't Want To Do It
19. Isn't It A Pity