2回の金沢出張の際に、それぞれ駅の中の書店で買い求め新幹線の中で読んだ2冊。
どちらもこれから向き合わなくてはならない、いや向き合いつつある親の変化が描かれていて、どちらかというとつらい気持ちで読み進めた。
「脳科学者の母が〜」の方は脳科学者の筆によるものだけに、希望的な内容も書かれていて前向きな気持ちにもなれたけど。。。
「記憶は薄れるとも、感情は残る~」という一文を目にした時、読み進める事ができなくなってしまった。
「どうせすぐ忘れるんだから」と母の言葉に適当な相槌を打ったり、邪険に扱ったりはしなかったか・・・。
ごめん、申し訳ない、と新幹線の中で思わず涙が。。。
今はたまたま積み木がバランス良く積み上げられて均衡を保っている様な状態だけれど、ひとつ崩れたら一気に日常が破綻してしまうような状態だ。
両方の本に、周囲や社会の協力を仰ぐべき、問題を共有すべきとあるけれど、そんな時間もないし気力も沸かない。
家族にも負担をかけたくない(もう、少しはかけてしまっている)。自分でやるしかない。
やるしかない。