With A Little Luck!

趣味と生活と衝動買い日記です!(笑)。

Little Wing 興奮気味・・・

2006年12月08日 | Music
午後、半休をとって、武道館へ。
今日はクラプトン、ジャパン・ツアー、自分にとっては最終日。

そしてジョンの命日。
ジョンが「Rock And Roll Music」をかき鳴らして、初めて日本にRockを持ち込んだ場所、武道館。
正直に告白すると、どうしてもこの日は、静かにジョンに思いをはせる…というようなことができず、「腹立たしい馬鹿げた出来事のあった日」として、自分の中にあるある種の生々しい感情が疼いてしまう日。
でも今日は、「今夜はここで、一緒にツアーもしたクラプトンのライブ見て過ごすからね。」なんて早めに着いた武道館の周りを歩きながら、感傷的な気分にもなってしまう

開演前、場内に流れるBGM。
The ByrdsやThe Whoとともに流れるジョンの「Yer Blues」。
「ロックンロール・サーカス」でキースがベース、クラプトンがギターでジョンをサポートしたあの曲…。おそらくクラプトンが選曲したと思いたいこのBGMに、またしても今日はグっときてしまう

いつものように、ストーンズの「Street Fighting Man」を合図にショウはスタート。
3曲目の「Got to Get Better in a Little While」の終わった頃、6日で演奏されたという情報を皆知ってか知らずか、場内にうっすらとした緊張感が走る
クラプトンが足でカウントをとり、ゆっくりと起き上がるように、あのイントロがスタート。歓声が波のように盛り上がる。そして印象的なジャーン・ジャカジャーン(笑)というギターのフレーズが…。そう「Little Wing」だ


ギタリストとしての同士愛を感じていたジミヘンのカバー曲。
そのジミヘンがレコーディング中にこの世を去り、完成バージョンを聞かせてやれなかったというクラプトンの思い。
同じくギタリストとして認め合い、このレコーディングに参加し、その後ほどなく事故でこの世を去ってしまうデュアン・オールマンへの思い。そしてそのオールマンのフレーズを完コピする、若きクラプトンと同じ年頃の、現オールマン・ブラザーズ・バンドのデレク・トラックス…。
ほぼ同時期に、敬愛する二人の仲間を失ったクラプトンの気持ちはいかばかりだっただろう。自分の様なアホアホな頭では到底想像すらできないけれど、自分にはリズムをとるクラプトンの足が興奮から少し震えているように見えた
なんだか壮大なクラプトンのドラマを見せつけられたようで言葉も出なかった。
今日集まった皆が同じだったんじゃないかな。これは泣けたっす


さらに、興奮冷めやらぬままアコースティック・セットが開けて「After Midnight」かと待ち構えているところに、またしてもアルバム「Layla」からのナンバー「Why Does Love Got to Be So Sad?」が!!。最終日前日にしてまたしても初登場曲!。しかもドミノスナンバー…。アルバム「Back Home」のプロモーションはどこに行ってしまったんだろう

なんだか吹っ切れてしまったかのようなクラプトンの演奏が続く。
デレクやドイルの二人のギタリストに今日はなぜだかミスというか、セッティング不良によるとまどいの場面がいくつか見られたけど、クラプトンはそんな様子をクスっと笑い飛ばし、ガンガンに弾き倒していた。「Little Queen of Spades」なんか今日はさすがのデレクも完敗だったんじゃないかな

はあ、最後の最後ですごいショウを見せてもらったという感じ。
残念ながら明日の最終日は仕事先の忘年会出席で見に行けない(弱っ)。
なんだかまたサプライズがありそうでとても気にはなるけれど、今夜のライブ…、自分にとっては確実に心に残る名演を見せてもらった

明日行ける皆さんはお思いっきり楽しんできてください!。

12月8日、武道館

Tell The Truth
Key to The Highway
Got to Get Better in a Little While
Little Wing
Motherless Children

Drifting Blues
Outside Woman Blues
Nobody Knows You When You're Down and Out
Running on Faith

Why Does Love Got to Be So Sad
Little Queen of Spades
Further on up The Road
Wonderful Tonight
Layla
Cocaine

アンコール
Crossroads


とんかつ屋さんにて!!

2006年12月07日 | Music
外出途中の原宿で、噂のとんかつ屋さんに張り付いていたところ・・・、
つ、ついに神様と遭遇!!。

というのはウソで(ひっかかりゃしないっすね)、本人さまのブログで発見。
「My favorite restaurant in the whole world」だって。ホントにとんかつ好きなんだなあ。
実際食べてるのはチキンかつ定食らしいけど

さらに上の写真のコメントには、「お気に入りのレストランにさよならを言う私」って書いてある。おちゃめだ

ところで昨日の武道館。ついに「Little Wing」を演奏したそうな!。
これで、この日本で、「Layla」収録の14曲中6曲がライブで披露されたことになる(違ってたらすいません)。まさにデレク&ザ・ドミノス再現ツアーと言ってもいいんじゃないかな。ジミヘンとデュアン・オールマンに捧げる…。すごいなあ。この日見れた人は幸せですね。

ということで、明日また武道館行ってきます。会社半休します

93年11月15日!

2006年12月04日 | 西新宿系
マーティン親子の「LOVE」も、Whoの新譜も買ったまま未聴ながら、ブートレグは買う

Paul McCartney 「 Live And Let Live」non plus ultra 3CD

1993年2度目の来日、11月15日の東京ドーム公演をサウンドボードにて完全収録!・・・ではなくて、全32曲中の22曲がサウンドボード収録されていて、残りの10曲を高音質なオーディエンス・ソースで補完して1つのコンサートに再構築したという労作(笑)。

サウンドボード部分は、メキシコ公演として放送された(実際のメキシコ公演はテレビ放送用に撮影されたものの、何らかの理由でボツとなり、直前に撮影されていた15日の東京ドーム公演の模様を加工して放送していた)音源を使用…、という噂も流れてるけれど、自分はそのCD持ってないので比較できず
オーディエンス・ソースを使った部分も、ポールのボーカルがぐっと前面に出ている十分な高音質で、サウンドボード部分と巧みに繋げてあり、聞いててほとんどストレスは感じない

それに何より、この11月15日の東京最終公演は自分も足を運んだライブなので、まるまる1公演を聴き返せるのはありがたい
確か当時も「そうそうポールは来日しないだろう・・・。」という空気はあって(実際、次の来日までに9年かかったわけだし)、記念にと妹を連れていった憶えがある。バイト帰りの妹と待ち合わせし、スタンド席から見てたっけ。
そういえば、前日の14日は当時のバンド・メンバーと見に行ってた!

当時の最新アルバム「Off The Ground」からの曲を含んだセット・リストも今となってはかなり懐かしい。ポールもまだまだ若く(!)、ライブ全般を通じて活きがいい!。ダイジェスト版が当時テレビでも放送されたけれど、「Back in The U.S.S.R」なんかではステージを駆け回ってたもんね

「C’mon People」のエンディングの盛り上がりの場面で、ステージ両脇の巨大スクリーンに、ジョンとポールの写真がそれぞれ大写しにされた瞬間の感動は今でもハッキリ覚えてる。ドーム中が、ウォーっていう興奮のるつぼ状態と化し、ものすごい一体感を感じたなあ。なんか一種の新興宗教の集会にも似た・・・(笑)。ま、とりつかれてると言えば、そうなんだけど・・・
このCDでもその部分はオーディエンス・ソースから収録されていて、会場が軽いパニック状態になっている様子もしっかり収録されている!

ボーナス・ディスクには、公開されたリハーサルの様子が、これまた各種サウンドボード音源を1枚にまとめられていて便利(笑)。
リンダ亡き後のアルバム「Run Devil Run」収録の「No Other Baby」が、この時点でリンダを交えて、しかも彼女の好きなレゲエちっくなアレンジで演奏されているあたりが泣ける!

disc.1
01. Drive My Car 02. Coming Up 03.Looking For Changes 04.Jet 05. All My Loving 06. Let Me Roll It 07.Peace In The Neighbourhood 08. Off The Ground - Iko Iko 09. Can't Buy Me Love 10. Robbie's Bit 11. Good Rockin' Tonight 12. We Can Work It Out 13. I Lost My Little Girl 14. Ain't No Sunshine 15. Hope Of Deliverance16. Michelle 17.Biker Like An Icon 18. Here There And Everywhere 19. Yesterday

disc.2
01. My Love 02. Lady Madonna 03.C'mon People 04. Magical Mystery Tour 05. Let It Be 06. Live And Let Die 07. Paperback Writer 08.Back In The U.S.S.R. 09. Penny Lane 10. Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band 11. Band On The Run 12. I Saw Her Standing There 13. Hey Jude

disc.3
Public Soundcheck For Lipa 01. Match Box 02.Just Because 03. No Other Baby 04. Bring It On Home 05. Good Rockin' Tonight 06. Be-Bop-A-Lula 07. Midnight Special 08.Everynight 09. C Moon 10. Don't Let The Sun Catch You Crying
11. Ain't That A Shame 12. The Long And Winding Road 13. Get Out Of My Way 14. Lindy L U 15. Twenty Flight Rock 16. Opening Film

Key To The Highway!

2006年12月02日 | Music
今日も休日出勤。
しかも幕張で午後予定されていた商談を朝一に変更してもらったので、部屋を出る頃はまだまっくら
なんたって今夜は埼玉アリーナでクラプトンのライブ。遅れたら困っちゃうので時間を変更してもらった(本末転倒か?)。
「また行くんか!?」という声も聞こえてきそうだけど、好きなもんで…。お金?。気になるんだったら、最初から行きませんて

さすがに土曜日というだけあって、埼玉スーパーアリーナはソールドアウトしたらしく、いつもは閑散としているこのあたりも、黒山の人だかりが…

ライブは、平日パターンの7時より2時間早く、5時過ぎからスタート。
「Tell The Truth」からスタートするセット・リストはこれでほぼ固定かな?。
2曲目が、アコースティック・セットで演奏されていた「Key To The Highway」のエレクトリック・ヴァージョンだった。これまたカッコいいアレンジだった!

ここ埼玉アリーナは、札幌ドームに次ぐ大会場という位置づけなのか、ステージ両サイドにスクリーンが設けられていた。おかげでそれぞれがソロを弾くシーンでは指先や真剣な表情がよく見える!。聞くほどに「Motherless Children」でのトリプル・スライドギターは素晴らしい
今夜もデレク・トラックスは破綻のない、素晴らしいプレイを連発していた。うまく表現できないけど、聞いてもらえばわかると思う…。
実際のステージ見るまでは「クラプトンより弾くなよ~」なんて思ってたけど、彼の演奏を生で聴けば、今回ドミノス・ナンバー連発なのもうなずけると思う

アコースティック・セットからストラトに持ち変える時に、最前列のお客さんが「リトル・ウィング、プリーズ!!」って叫んでたけど、この先やってくれるかなあ。クラプトンも思わず吹き出してかわしてたけど…


今夜の席はステージほぼ真横のポジションで、神様達の熱演に聞き惚れた。
よく「クラプトンのギターは○○時代で終わってるからね」なんて言い方する輩もいらっしゃいますが(そう言えば会社にもいたな!)、自分にとっては「禿げてしまった男は生きてる価値がない」と言ってるくらいに意味の無いおハナシ
やはりずっと聞いてきた(と言っても自分はまだ10数年くらいですが…)、ミュージシャンが目の前で、27歳の若手を引っ張り出して真剣勝負を繰り広げてる姿には惹きつけられるし、演奏も進化、熟成された味わいが感じられる…。
な~んて、終演後、若いオネーチャン連れたオヤジが、先の様なセリフを吐いてたのを聞いてしまったんでつい!


あ~、来週でとうとう日本ツアー終わりかあ。どうしようかな

12月2日 埼玉スーパーアリーナ
Tell The Truth
Key to The Highway
Got to Get Better in a Little While
Old Love
Motherless Children

Rambling on MY Mind
Outside Woman Blues
Nobody Knows You When You're Down and Out
Running on Faith

After Midnight
Little Queen of Spades
Anyday
Wonderful Tonight
Layla
Cocaine

-アンコール-
Crossroads