観せてもらってきました。
先に観に行った友人の「イマイチ」という感想を聞いて、
ある程度覚悟はして行ったのですが。
覚悟はして行ったのですが。。。
(繰り返しました)
以下、かなり辛口評です。
一言で言って、リーダー(東山義久)の頑張りが虚しかったです。
ジェームス・ディーンの生涯・・・をたどるミュージカルなのですが、
脚本、お話にならないです。(荻田浩一脚本・演出)
Dの出演した映画のストーリーも交えながら進んでいくのですが、
1人が二重三重に役を演じているので、
何が何だか分らないんです。
(Dの映画、どれも観たことないし)
中途半端に映画の場面とかやっちゃうから、ダラダラ長いし。
携帯を鞄から取り出して時計を見たい!
という衝動を抑えるのに必死でした。。。
チラシに載っていた女性(舞風りら)との絡みでも
軸にしてくれればいいけど、
この人もDが好きになった女性を演じる女性、という
二重構造になっているから全然感情移入できない。
そもそも、この人のぶりっ子な歌い方、何なんでしょ。
歌もセリフもか細い声で、何言ってるかよく分らないし。
歌を安心して聴いていられるのは戸井さんだけでしたねー。
リーダーもかなり上手くはなってるけど、まだまだ・・・。
とても素直なクセのない発声をなさっているので、
いっそクラシックのレッスンを受けてみては、
などと思うのですが、余計なお世話でしょーか(笑)
いい声になると思うんだけどな~。
何故か狂言回し的な役どころが2人もいて、
(しかも一人は狂言回しなのに滑舌悪いし
)
終始誰かが状況説明していて、
更には皆、ト書きを読むようなセリフ多数で、
ストーリーにも全く感情移入できず。
1つの舞台に狂言回しは2人以上も要りません。
楽曲も言葉を載せるのが精一杯な曲ばかりで、
聴かせる曲は全く無いし。
普通、1曲くらいは耳に残って、
劇場を後にしてからもしばらくは回ってたりするんですけど。
唯一の救いはオープニングとラストのリーダーのダンス、でしょうか。
でも、リーダーのダンスって、
ちょっと斜に構えたDのイメージとは合わないんですよねー。
指先をビシッと伸ばして華麗に舞うD・・・
違うでしょ
いくら好きな役者さんなりが出ている作品でも、
ダメなものはダメ・・・というか
座っているのも苦痛なほどになることがあるんだな、
ということを身を持って体感しました
せめてもうちょっと衣裳を工夫して
(映画の衣裳をそのまま持ってきていたようですが)
リーダーを終始カッコ良く見せてくれてれば、
まだ大丈夫だったのかなぁ。
いや・・・
踊るリーダーが観たくなりました。
あ、アンジョでもいいな~。