2ヶ月ほどご無沙汰してしまいましたが、久しぶりに参加してきました。
テーマはイタリアの島。
最近は、泡~白~赤~ドルチェという流れで出していただいています。
まずは泡。
Marzani Brut NV Metodo Classico
サルディーニャの泡です。
セパージュはVernacciaとNuragus。
どちらも地ブドウですね。
瓶内二次発酵製法で作られています。
やや濃いめの黄金色。
プラムや干しブドウのように香ばしい香り。
酸がしっかりめでドライなお味。
アフターもしっかり伸びます。
なかなかコスパの良いお味ですが、
手作りで、生産本数が少ないので、あまり入ってこないそうです。
Vermentino di Gallura 2009(Piero Mancini)
その名の通り、Vermentinoで作られたサルディーニャの白。
Vermentinoはマスカットの亜種だそうです。
1本目より淡い黄色。
ミネラリーさを感じる香り。
ほのかに甘口ですが、全体的にはドライ。
アルコール臭も感じられます。
普通に飲んでいると、優しい味です。
が、塩味を感じるには舌の下に落としてみるとよく分かるよ、
ってことで、舌の下に落としてみると…
確かに塩気を感じます。
更には色んな味がバラバラと立ってきて、
さっきまでの優しいイメージはいずこへ?って感じ(笑)
このあたりにお値段の差が出るのかもしれません。
Carjcanti 2008(Azienda Agricola Gulfi)
こちらはシチリアの白。
CarjcantiとAlbanelloの混醸です。
パイナップルのような酸味のある香り。
でも、飲んだ時に鼻に抜ける香りは
お香のような、何とも複雑な香り。。。
樽が効いていて、苦手な味です。
ブルゴーニュをイメージして作られているそうで、
白木の樽由来のミルキーさ、ココナッツのような甘みなども感じられます。
こちらは舌の下に落としても、あまりバラバラせず、
まとまりのあるお味でした。
Zisola 2005(Mazzei)
キャップシールの代わりに蝋で封がされていて、
エチケットデザインにも使われている赤いマークの印が入っていて
オシャレでした。
シチリアの赤で、Nero D'Avola 100%。
黒ずんだ透明度の低い色。
タンニンが強く、ちょっと青臭いような、強いていえばジャミーなお味。
Nero D'Avolaの特徴である、アメリカンチェリーっぽさが、
かすかに出ているような。。。
酸は弱めなので、あまり寝かせられません。
そして、こちらのインポーターさんは、
状態がやや心配なことが多いそうなのですが、
このワインに関しては大丈夫でした。
Terre di Ottavia 2003(Maurigi)
本日初めての国際ブドウ品種を使ったシチリアの赤。
Pinot Noir 100%です。
枯れた黒っぽい色ですが、透明度はややあります。
香りも枯れた感じ。
酸がほとんどなく、まろやかな甘み。
えぐみが少々残ります。
お値段の味に面白みのないお味。
ただ、シチリアでピノを作っているところが珍しく、
まだ手探りの状態で作っているとか。
方向性が定まれば、美味しいのが出てくるかも、とのことでした。
Santadi 2005(Rocca Rubia)
こちらはサルディーニャの赤です。
Carignano 100%。
ボルドースタイルで作られている赤。
黒っぽい枯れた色。
枯れた木のような、硝煙のような…何とも不思議な香り。
酸はしっかりめ、タンニンは弱め。
果実味が感じられるような…。
青臭さも少々あって、アフターは軽めです。
サッシカイアの醸造家が作っているそうです。
Coste di Mueggen 1998(Benanti)
本日のドルチェです。
こちら、バレンタインのお返しに用意してくださったのと同じもの、
だったのですが。
味の印象が全然違っていて、調べてみるまで同じものとは思いませんでした~。
シチリアのドルチェで、Zibibo 100%。
マスカットの亜種ではあるそうですが、かなり特徴的なブドウだそうです。
やや赤みがかった色。
香りは何というか…セメダイン?(笑)
グラッパの香りも取れます。
梅のような可愛い酸味と甘さのバランスが絶妙。
前回いただいた時は、完全に紅茶の香りだったんですよね~。
なので、同じものとは気づきませんでした。
こちらも美味しかったです♪
本日の小ネタ。
ブルゴーニュは加糖、加酸いずれかは手を加えてOKで、
そのことはラベルには出てこない、と。
ええーーー?
今回は参加者が3人しかいませんで。
店内は混んでいたので、早々に階下に降り、
店長さんが1杯ずつサービスしてくださるというので、
それぞれお代わりをいただき、そのまま立ち飲みして行きました。
Faro (Lindemans)
ランビックビールですね。
ベルギーです。
原材料は麦芽、小麦、氷砂糖、ホップで、
アルコールは4.2%。
・・・氷砂糖?!
画像を拡大して確認しましたが、間違いありません(笑)
いわゆる、糖類、ですかね?
ランビックなので酸味があります。
ワインを飲み続けた後だと、ちょうど良い気分転換になるお味でした。
アルコールも軽めですしね。
W-IPA(箕面ビール)
日本のビールです。
原材料は麦芽、ホップのみで、アルコールは9%。
WでIPAというだけあって、かなりの苦み。
個人的には苦いだけじゃない味の方が好きかな~。
たくさんいただきました。
良いお酒でした