フランス大会

パリのムフタール通りにいく。
ここはレストランやバーが林立する活気あるエリア。

ぶらぶら歩いていると、ふと
”ダンス・フランス大会”というポスターが目に入った。
こりゃいかなあかんでしょう。

というわけで急遽ダンス大会を見に行く。

すごい大げさなタイトルだったので
どんなんか、とおもっていってみたら
アマチュアの競技ダンスの大会。

しかも、カテゴリが
・６０歳以上の部
・５０歳から６０歳の部
・５０歳以下の部
しかない。

理屈としては５０歳以下はどれだけ若くてもいいわけだが、
若いカップルは１組だけで、あとはみんな年配だった。

まぁ、それもありかしらん、と思い見続ける。
ジャンルはパソドブレ、チャチャチャ、
ワルツ（ただし音楽はミュゼット）、タンゴ。
日本とは区切り方が違う。

おそらく規定がゆるいこともあるんだろうが、
日本の競技ダンスの大会よりも出場者に遊び心があった。
振り付けも衣装も個性的。
帽子を小道具につかったりする組もあった。
見ているほうとしては、中途半端に技術を磨かれるよりは
このほうが面白い。

もうひとつの大きな違いは、入退場。
番号が呼ばれると、日本なら番号順に
みんなここぞとばかりアピールして入ってくる。

が、ここはフランス。
対象のペアが番号関係なく一斉にだらだらと入ってくる。
いかにもなアピールをする人もいない。
退場も同じくだらだらと帰っていき、出口渋滞が起きる。
入退場は審査の対象外、ということなんだろうけど。

それはともかく、どの部よりも活気がある６０歳以上の部は
なかなか面白かった。