はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

母乳育児

2013-10-07 13:05:16 | Weblog
授乳服に関してはフランスよりも日本のほうが
種類も多く選択肢の幅が広い。
フランスのほうが母乳育児をしている人が
少なそうだけど実際のところどうなんだろう?

というわけで、フランスの母乳育児事情を
ちょっと調べてみた。

ル・モンド紙の2012年9月の記事に
母乳育児に関するものがあったのでそこから抜粋。

140の病院の2936人の母親からの回答によると
・69%の新生児が出生した病院に居る間は母乳を与えられていた
(60%は母乳のみ、9%はミルクと混合)。
・1か月後も母乳を与えられていたのは54%(うち母乳のみは35%)。


ル・モンドには1カ月以降の情報が載っておらず、
オフィシャルなデータというものが見つけられなかった。

レッシュ・リーグという母乳推進の団体が2002年に実施した
アンケートによると母乳育児をし始めた人が母乳育児をやめた
タイミングは
・1~3カ月:28.6%
・3~6カ月:31.3%
・6か月~1年:22.5%
・1年以上:2.8%

上記の記事は厳密な意味でフランスでの統計とは
言えないだろうけれど、傾向をとらえるには充分だろうと思う。

さらにル・モンドの記事に戻ると
高卒、又はそれ以下の学歴の母親とそれ以上の学歴を持つ母親で見ると
産まれた時母乳育児をしていたのがそれぞれ62%と74%、
1か月後をみるとそれぞれ44% と62%、
ということで学歴と母乳育児の相関関係を指摘している。

ちなみにWHOのサイトによると6か月までは母乳のみ、
2歳までかそれ以上は母乳とそれを補う食事で育てることを推奨している。

ちょっと訳が下手くそなので、以下原文抜粋

Exclusive breastfeeding is recommended up to 6 months of age,
with continued breastfeeding along with appropriate complementary foods
up to two years of age or beyond.

WHOのサイトにはその他にも母乳育児のメリットなども書かれているので
どうしようか考えている人は一度読んでみるといいと思う。

さて、私はといえば
いまどきのミルクは良くできているだろうから、
ストレスをためてまで母乳育児にこだわることはないと思うけど、
まぁいけるところまで母乳で育ててみようかな、というところ。

以下、ル・モンド紙の記事のリンク
http://www.lemonde.fr/societe/article/2012/09/18/la-pratique-de-l-allaitement-varie-fortement-en-fonction-du-niveau-social-de-meres_1761653_3224.html

レッシュ・リーグのアンケートのリンク
http://www.santeallaitementmaternel.com/s_informer/suivre_actualite/donnees_statistiques/donnees_statistiques.php


WHOの母乳育児に関するサイトのリンク
http://www.who.int/topics/breastfeeding/en/