夏休みに入り、スポーツ医学センターに学生アスリートが 多く来館します。
中学3年生、陸上長距離選手のMちゃん・・・
今年2月の駅伝に出場して以来、膝が痛くて走れなくなったらしい。
近くのスポーツ障害を得意とする整形外科に診察を受け、安静と告げられたそう。
それから、もうすぐ半年となります。
外来からのオーダーで運動指導を行いました。
ストレッチを指導しながら、、走る練習の前後は ストレッチした?と聞くと、ほとんど、していない。
今は 走れなくて、練習は何をしてるの?と聞くと、上半身のバーベル、、、
で、上半身のトレーニングとストレッチもしてる?と聞くと、、ノー。
Mちゃんの脚は 半年近く、走っていないので、陸上選手の脚ではありませんでした。
Mちゃんの疾患名は 分裂膝蓋骨…
膝のお皿が 二つに分かれている疾患です。
ぶつけて、割れるのではなく、生まれつきか、もしくは 成長段階で起こる事が多いようです。
そして、運動によって割れたか?というと、そうではなく、割れていても痛みを伴わない場合も多くあります。
なぜ、痛みが起こるか?
お皿を支える筋肉、お皿の近くにある筋肉が オーバーワークによって疲労する事で、お皿の周辺(多くは 外側)に痛みを招きます。
成長期をとっくに過ぎた私も、今年一番の走りをした後、見事に膝のお皿に痛みが来ました。
まさに「とうとう割れたか!?」と思えるぐらい、、私の場合、もちろん走れませんでしたし、膝を曲げる事もできませんでした。。。ただし、2日間だけ。
私の膝も、半月板、膝蓋軟骨の状態は 良くありません。
筋トレ・ストレッチは不可欠で、サボれば、だるい痛みが出ます。
とても不安定なので、捻り動作で、痛い!と叫ぶほどの激痛が出る事も、しばしば。
ここ10年来、走ったことないぐらいの走りをしたあと、どうもなかったんですけど、回り階段を走りながら、苦手な捻り動作を行って、ガッビ~ン!!と痛みが来ました。
(膝・股関節などで、急に痛みが来た!という人が多いですが、必ず何か原因があるはずです。大抵、素因はあって、そこに筋肉の疲れが重なり、大きな痛みを感じることが多いです。気が付かないようですが…)
歳は 何十も違いますが、スチュエーションは Mちゃんと同じです。
でも、私は 優秀なドクター、治療家が近くにいてくれた事、疾患の状態が把握できてから、即その疾患に応じたケアを行ったことで、1週間後には 軽いジョギングまで回復しました。
そして、再発せぬよう、トレーニングを行っています。
でも、私の膝の関節・骨の状態・形は 変わってはいません。
膝のお皿の近くにある筋肉の状態を良くしておけば、痛みは 出ないのです。
・・・そんな話をしながら、、
「おばちゃんに負けないように、膝の手入れをしようね。」
と、Mちゃんの早くの回復を願いました。
かわいそうに…中学生最後の大会には きっと間に合わないでしょう。
半年、リハビリをしていなかったと言う事が 大きいです。
ご両親も来られていて、「もっと早くに来ていれば…」
と、おっしゃっていましたが、それより、障害が起こった原因から解決しなければいけませんね。
スポーツを行う人自身もそうですが、スポーツを指導する人が もっと勉強すべきです。
Mちゃんのような、かわいそうな選手を無くしましょうよ。
最近、出版されたストレッチの本です。
とても良い本です。
アスリートケアマニュアル ストレッチング
出版社:文光堂
監修:井上悟
編集:小柳磨毅、中江徳彦、上野隆司
でも、これを使いこなすには 勉強が必要です。
たった10度、1センチ、数ミリ、、動きが違うだけで、使われる筋肉も異なります。
スポーツの動作もそうですよね。
それを知ることで、きっと技術指導にも大きく役に立つと思います。
勉強会もおススメです!
アスリートケア研究会→http://www.athlete-care.jp/
関西で、良い勉強会があれば、教えてください。情報をお待ちしています。
私も 勉強会を行っています。スポーツをする人、指導する人のお役に立てれば、、と思って行っています。
CHEERS勉強会→8月19日日曜日 14:00~16:30
場所:魚崎西町会館(阪神魚崎駅徒歩3分)
参加ご希望の方は こちらまで→ cheers2010@mail.goo.ne.jp
中学3年生、陸上長距離選手のMちゃん・・・
今年2月の駅伝に出場して以来、膝が痛くて走れなくなったらしい。
近くのスポーツ障害を得意とする整形外科に診察を受け、安静と告げられたそう。
それから、もうすぐ半年となります。
外来からのオーダーで運動指導を行いました。
ストレッチを指導しながら、、走る練習の前後は ストレッチした?と聞くと、ほとんど、していない。
今は 走れなくて、練習は何をしてるの?と聞くと、上半身のバーベル、、、
で、上半身のトレーニングとストレッチもしてる?と聞くと、、ノー。
Mちゃんの脚は 半年近く、走っていないので、陸上選手の脚ではありませんでした。
Mちゃんの疾患名は 分裂膝蓋骨…
膝のお皿が 二つに分かれている疾患です。
ぶつけて、割れるのではなく、生まれつきか、もしくは 成長段階で起こる事が多いようです。
そして、運動によって割れたか?というと、そうではなく、割れていても痛みを伴わない場合も多くあります。
なぜ、痛みが起こるか?
お皿を支える筋肉、お皿の近くにある筋肉が オーバーワークによって疲労する事で、お皿の周辺(多くは 外側)に痛みを招きます。
成長期をとっくに過ぎた私も、今年一番の走りをした後、見事に膝のお皿に痛みが来ました。
まさに「とうとう割れたか!?」と思えるぐらい、、私の場合、もちろん走れませんでしたし、膝を曲げる事もできませんでした。。。ただし、2日間だけ。
私の膝も、半月板、膝蓋軟骨の状態は 良くありません。
筋トレ・ストレッチは不可欠で、サボれば、だるい痛みが出ます。
とても不安定なので、捻り動作で、痛い!と叫ぶほどの激痛が出る事も、しばしば。
ここ10年来、走ったことないぐらいの走りをしたあと、どうもなかったんですけど、回り階段を走りながら、苦手な捻り動作を行って、ガッビ~ン!!と痛みが来ました。
(膝・股関節などで、急に痛みが来た!という人が多いですが、必ず何か原因があるはずです。大抵、素因はあって、そこに筋肉の疲れが重なり、大きな痛みを感じることが多いです。気が付かないようですが…)
歳は 何十も違いますが、スチュエーションは Mちゃんと同じです。
でも、私は 優秀なドクター、治療家が近くにいてくれた事、疾患の状態が把握できてから、即その疾患に応じたケアを行ったことで、1週間後には 軽いジョギングまで回復しました。
そして、再発せぬよう、トレーニングを行っています。
でも、私の膝の関節・骨の状態・形は 変わってはいません。
膝のお皿の近くにある筋肉の状態を良くしておけば、痛みは 出ないのです。
・・・そんな話をしながら、、
「おばちゃんに負けないように、膝の手入れをしようね。」
と、Mちゃんの早くの回復を願いました。
かわいそうに…中学生最後の大会には きっと間に合わないでしょう。
半年、リハビリをしていなかったと言う事が 大きいです。
ご両親も来られていて、「もっと早くに来ていれば…」
と、おっしゃっていましたが、それより、障害が起こった原因から解決しなければいけませんね。
スポーツを行う人自身もそうですが、スポーツを指導する人が もっと勉強すべきです。
Mちゃんのような、かわいそうな選手を無くしましょうよ。
最近、出版されたストレッチの本です。
とても良い本です。
アスリートケアマニュアル ストレッチング
出版社:文光堂
監修:井上悟
編集:小柳磨毅、中江徳彦、上野隆司
でも、これを使いこなすには 勉強が必要です。
たった10度、1センチ、数ミリ、、動きが違うだけで、使われる筋肉も異なります。
スポーツの動作もそうですよね。
それを知ることで、きっと技術指導にも大きく役に立つと思います。
勉強会もおススメです!
アスリートケア研究会→http://www.athlete-care.jp/
関西で、良い勉強会があれば、教えてください。情報をお待ちしています。
私も 勉強会を行っています。スポーツをする人、指導する人のお役に立てれば、、と思って行っています。
CHEERS勉強会→8月19日日曜日 14:00~16:30
場所:魚崎西町会館(阪神魚崎駅徒歩3分)
参加ご希望の方は こちらまで→ cheers2010@mail.goo.ne.jp
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます