仕事を語る

兵庫県立社高校の特別総合学習の授業に行ってきました。
山を越えたむこうは　冷えるだろう・・・と着込んで行って、案の定・・・・・・
「例年なら暖房が入る時期なのですが、県の財政難で、まだ暖房をつけていません。」
との事・・・
心が寒くなりました。

対象は　高校１年生。
高校１年生が興味のある職業１５種類、私を含め１５名が非常勤講師を務めました。
柔道場にズラリ１００名以上の高校生が並び、その前に１５名の講師の席が並び、総合的な質問を受けました。

「高校生の時、どんな職業を目指していましたか？」
「この職業に就いたきっかけは？」
「この職業の良いところや苦労するところ？？」

アナウンサー、通訳、調理師、看護婦、保育士、福祉士、建築家、グラフィックデザイナー・・・などなど。
他の職業をお持ちの方のお話をお伺いし、私も勉強になりました。
おもしろかったのは　アナウンサーの方は　イチロー選手や野茂選手と面識がある方だったり・・・
通訳の方は　ブートキャンプのビリーさんの通訳をされた方で、なんと通訳が決まった時から、予習をして出来るように！！とブートキャンプのビデオで猛特訓をされたとか！？
もっと、話を聞きたかったです。。。


その後、興味のある職業別に分かれて、集中的に１０名の生徒さん達から質問を受け、語りました。

「ふくらはぎが攣るのですが、どうしてですか？」

と言うところから、「痙攣のメカニズム」や「ふくらはぎとは？」を語り、実際にストレッチをしてみると、、
「おぉ～～～～！？！？」
っと、それだけで感動してもらえました。
良いのやら、悪いのやら…で、

「この仕事で苦労をする点は？」
と、聞かれ・・・

「身体のメカニズムを正しく知っている人が少ないのが　残念・・・
知っていたら、ふくらはぎも攣らないし、攣らないふくらはぎを持っていることで、もっと速く走れたり、ボールを蹴ったり、ジャンプしたり・・・出来るのに。」

それを聞いていた高校の先生も…
「クラブ活動のウォーミングアップなども形式だけのことしかやっていなかった。」
との事でした。

苦労だと思う事はないけれど、「フィットネス」の言葉の意味すら、よく知られていないことは　今日のような啓蒙推進活動がもっと必要だという課題になっています。


「この仕事をしていて、良かったことは　何ですか？」
と聞かれ、、、

毎日が良い事ばかり・・・
今日、みんなに会った事も楽しく嬉しいし、ここから　また何かが始まれば、もっと嬉しい！！

ちなみに、昨日・・・
数ある良かったことの中から　ベスト１は・・・
神戸ゆうゆう体操、最高齢のＴさんから御丁寧な年末の御挨拶が届いた事。
お手紙の中に・・・
「もう少し力を込めて頑張って　来年中には片足立ちたい
　と　ひそかに陽気に自彊にしております。」

“ひそかに”・・・なのに、世界中に公表してしまってゴメンナサイ！
その続きの“陽気に”が　とても良く嬉しいんです。

“自彊”・・・・・
？？　思わず辞書を調べました。
日本最初（大正５年）の健康体操を自彊術と言うのだそうです。
Ｔさんは　来年９１歳です。
お元気で嬉しいです。
毎日、感謝です。