青少年期の運動

＊今日のたね＊
青少年期には　一生使う身体・体力の基盤を作ります。積極的に運動をしましょう。
２０年前の青少年に比べると、体格は　良くなっていますが、体力は　低下しています。
４０歳以降で、体力は　急激に低下していきます。
（文部科学省　平成１７年度体力・運動調査結果より）
でも、その折れ線グラフの傾斜は　個人差が大きく、運動の量で、変化します。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
　Ａちゃん、２０歳女性は　この春、短大を卒業し、ピチピチ保母さん。
１月に、スポーツ医学センターに来館、その目的は　“しゃがめるようになりたい！”
Ａちゃんは　幼少期、白血病を患い、闘病生活を送り、小学校の低学年は　ほとんど病院と自宅で過ごしたそうです。
その後も、体育は　なんとか、こなせたものの、活発的に運動を行わなかったそうです。
１月の関節可動域テストでは　股関節屈曲角度は　正常位の３分の１、その他足関節なども　大変硬い状態で、正座や　腰を深く下ろして、しゃがむ事が困難でした。
その後、毎日、ストレッチに励み・・・
「正座して、赤ちゃんを膝に乗せる事ができましたぁ～☆」
と、今日は　とても嬉しそうでした。

　Ｋさん、３８歳男性、１ヶ月前、肩関節の痛みを訴え、来館。
初回、肩の可動域は　腕が　肩の高さまで上がらず。
２種類のエクササイズをお伝えしましたが、あまり実行せず、現在も　可動域の変化なし。
Ｋさんは　運動嫌い…を物語る、体力（柔軟性・筋力）のなさ、姿勢も悪い。
可動域のチェックをしたところ、ちょっと怪しげ…
本日は　ＭＲＩ検査。
コレで　原因は　はっきりするので、、、
「もし切れていて、手術したとしても、リハビリで、同じエクササイズをしなきゃいけないので、どっちにしろ、しっかり行ってください！！」
グサッ！と釘をさしておきました。
ついでに、、「これから、急激に体力が落ちていくので、今のうちにちょっとの運動でも、習慣付けておいてくださぁ～い！」
Ｋさんに　この言葉が　届いたか、どうか・・・

　うちのゆうちゃん…まだ、クラブが決まらず。
音楽関係にも興味が有りげだけど、なんでも好きな事しなさいよ…と、言いながら、『運動してね！』という私の心の声を察してか、運動部で、あれこれ悩んでいるよう。
「陸上部にしようかな～」と聞くと、、運動しなさいと言いつつ、娘が苦しい顔して走っている顔を思い浮かべると、、
「走るばっかりは　シンドイで～」なんて、ついつい言ってしまったり…
全く候補に上がっていなかったのに…
「ソフトボールも良いかもぉ～」
先輩がグローブを貸してくれて、キャッチボールをして「上手だよ！」って言ってくれたんだそう。。。だまされたら、あかん！　
浅田　真央ちゃんをテレビで見て、「スケートもいいなぁ～」
無理に決まってるやん！
テレビのビーチバレーを見て、「バレーも　面白そうかなぁ～」
こればっかりは　なんとも言えない、、
まあ…今のところ、のんびり小学生生活より、重たい荷物、長距離の通学をしているだけでも、運動量アップってことで、、、
「荷物が重いから　駅まで車で送ってあげる…」という甘いことは　思い浮かんでもぐっと堪え、逞しく育って欲しいと思います。