この夏、人生初の体調絶不調。
その経験をお伝えします。
疾患がシモの話だけに、公けになっているデータは少ないですが、意外にも自分がなってしまって人に話したり、調べたりすると案外多いようです。
しかし、症状が進行するも放置され、高齢になり重症化するのではないかと考えられます。
(私も、そうなりかねなかった。)
疾患は 骨盤臓器脱(子宮脱、子宮下垂)。
7月7日に、重たい荷物を抱えるのに、強く踏ん張った瞬間に起こりました。
日本では骨盤臓器脱について、まだ正確な頻度は報告されていませんが、出産経験のある女性の約半数が、生涯のうちに何らかの形の骨盤臓器脱を生じるとされるという報告があります。
参考文献(http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6009-329.pdf)
しかし、たとえ症状があって困っていても、羞恥心などから受診されず一人悩んでおられる女性が非常に多いのではないかと専門医が話していました。
その婦人科医は 「なぜ、子宮脱と分かったの?」と私に聞いていたほどです。
私は 運良く改善されましたが、そうでなく悩んでいる人がいれば、経験して分かった意外な原因、予防策、改善策など、お伝えできれば役に立てるかと思い、書くことにしました。
骨盤臓器脱は 妊娠中や産後すぐにも起こる可能性が高く、松島尚美さんが経験し、TVキラキラアフロでも子宮脱の症状を発言したり、ブログで情報をシェアして予防を呼びかけていました。
松島尚美さんブログ→ ameblo.jp/matsushima-nahomi/entry-11127261543.html
また更年期以降、筋力の衰えならびに骨盤底筋群の衰えに加え、
①肥満 ②便秘で強くいきんで排便している人 ③多産の人(3人以上産んでいる人) ④大きな赤ちゃん(3500g以上)を産んだことがある人 ④高齢(35歳以上)で出産した人 ⑤重いものを持ち上げたり立ちっぱなしのことが多い人
が発症しやすいと言われています。
骨盤臓器脱のハッキリした症状がなくとも、自分でそれと自覚していないようなレベルのものを含めれば、75%が尿漏れを伴うという報告もあります。
くしゃみなどお腹に力を入れた時にちょっとだけ尿が漏れる「腹圧性尿失禁」は、骨盤底筋群のゆるみが関係しています。
予防には 全身の筋力とともに骨盤底筋を鍛え、維持することが大切です。
しかし・・・・・
このような原因や症状を知って、産後および更年期の女性に特化したプログラムを指導していた私が
なぜ???
もちろん、子宮底筋群のエクササイズも実践し、筋力も強いはず。(子宮底筋群の筋力は測定できないので明確にならない…それゆえ不可解な疾患でもある)
子供は大きく、難産で出産直後の尿失禁(出産直後は約50%の人が経験する)があったものの、最近は 全く兆候がなかったので、
なぜ!?
精神的に非常にショッキングな出来事でした。
ましてや、この夏は 激しい運動することが困難になってしまったので、ずいぶん落ち込みました。
結局、
原因は 高校時代から持っている腰椎すべり症から変形性腰椎症が関わっていました。
治療してもらったのは 婦人科でもなく、泌尿器科でもなく、柔道整復師(整骨院)でありました。
腰痛が内臓疾患に関わる!
これを知ってはいましたが、それを強く意識できていませんでした。
これは おそらく女性だけでなく、男性も腰痛があり、変形性腰椎症がある人は 内臓への影響もあると心得ていた方が良いでしょう。(便秘なども・・・)
この症状が起こって、婦人科へ行き、泌尿器科へ行くも改善せず、泣いていました。
ところが、治してもらおうという気もなく、症状を打ち明けた柔道整復師さんに治療してもらう!?
という、とても運よい結果になりました。
現在、腰事態の痛みはないものの、ケアのために体幹を鍛えたり、ストレッチを行って維持をしていました。
それでも、時々自分でケアをしきれなくなり、年に1度ほど柔道整復師さんのお世話になっていました。
後で考えれば、6月ごろから、ストレッチをすると、可動域が少し悪いな~、若干左足に痺れがあるので、そろそろ柔道整復師さんに調整してもらおうかな~と思っていた矢先の出来事でした。
私の腰↓ 映っていないけれど、尾骨も壊れているらしい。
(ちなみに「痛い!」と急激に腰が悪くなったのではないのですよ。慢性的に、じんわり腰痛があって、6年間バレーボールをし、その後、エアロビクスをし、気づけば、骨は こうなっていたのです。
スポーツをしていない人でも、中高年で腰痛を持っている人も、こんな腰の人は たくさんいます。徐々に変形しています)
7月7日に子宮脱の症状があって憂鬱な1ヶ月が経過し、柔道整復師さんに診察してもらいました。
骨盤底筋を支える靭帯(骨盤から骨盤底筋につながる)に問題があったようです。
その靭帯にアプローチする治療を1度行ってもらっただけで、症状は改善しました。
2回目の診察では 骨盤底筋から靭帯を経て連結する腹部の筋肉(横隔膜など)もチェックしてもらいました。
通常は このあたりの弱化があると改善に時間がかかるようですが、
「さすが、よく鍛えてある!」とお褒めの言葉をいただきました。
体幹筋(骨盤底筋を含め)を鍛えることは大切です。
しかし、オーバーワークによって腰の状態を悪くするのは 良くないので、ストレッチなどのケアも怠ってはいけません。
ましてや私のように変形があるような古傷をもっているアスリートは多いと思いますので、元アスリートの人は 気をつけて!! 私のように腰椎が変形しているアスリートは たくさんいるようです。
そして、限界に挑戦している現役アスリートの人たちも、できるだけ身体を破壊せぬようコンディショニングしましょうね。
古傷は 一生引きずります。
ということで、
今年の夏は 忘れられない夏になりました。そして大きな学びでした。
これから更年期。
この度のことのように、身体も色々なことが始まるんだろうな~。
子供のように肉体が上昇することはないけれど、だからこそ精神を美しく熟成させたいな。
(この1ヶ月、落ち込んだり、弱音を吐いたり、いやな自分でした。 話を聞かしてしまった皆さん、ごめんね。
そして、励ましてくれて、ありがとう。)
のちに肉体が枯れていくことは しっかり覚悟して、強くなりたいな~。
身体をもっと大切にして、付き合っていきたいと思います。
その経験をお伝えします。
疾患がシモの話だけに、公けになっているデータは少ないですが、意外にも自分がなってしまって人に話したり、調べたりすると案外多いようです。
しかし、症状が進行するも放置され、高齢になり重症化するのではないかと考えられます。
(私も、そうなりかねなかった。)
疾患は 骨盤臓器脱(子宮脱、子宮下垂)。
7月7日に、重たい荷物を抱えるのに、強く踏ん張った瞬間に起こりました。
日本では骨盤臓器脱について、まだ正確な頻度は報告されていませんが、出産経験のある女性の約半数が、生涯のうちに何らかの形の骨盤臓器脱を生じるとされるという報告があります。
参考文献(http://www.jsog.or.jp/PDF/60/6009-329.pdf)
しかし、たとえ症状があって困っていても、羞恥心などから受診されず一人悩んでおられる女性が非常に多いのではないかと専門医が話していました。
その婦人科医は 「なぜ、子宮脱と分かったの?」と私に聞いていたほどです。
私は 運良く改善されましたが、そうでなく悩んでいる人がいれば、経験して分かった意外な原因、予防策、改善策など、お伝えできれば役に立てるかと思い、書くことにしました。
骨盤臓器脱は 妊娠中や産後すぐにも起こる可能性が高く、松島尚美さんが経験し、TVキラキラアフロでも子宮脱の症状を発言したり、ブログで情報をシェアして予防を呼びかけていました。
松島尚美さんブログ→ ameblo.jp/matsushima-nahomi/entry-11127261543.html
また更年期以降、筋力の衰えならびに骨盤底筋群の衰えに加え、
①肥満 ②便秘で強くいきんで排便している人 ③多産の人(3人以上産んでいる人) ④大きな赤ちゃん(3500g以上)を産んだことがある人 ④高齢(35歳以上)で出産した人 ⑤重いものを持ち上げたり立ちっぱなしのことが多い人
が発症しやすいと言われています。
骨盤臓器脱のハッキリした症状がなくとも、自分でそれと自覚していないようなレベルのものを含めれば、75%が尿漏れを伴うという報告もあります。
くしゃみなどお腹に力を入れた時にちょっとだけ尿が漏れる「腹圧性尿失禁」は、骨盤底筋群のゆるみが関係しています。
予防には 全身の筋力とともに骨盤底筋を鍛え、維持することが大切です。
しかし・・・・・
このような原因や症状を知って、産後および更年期の女性に特化したプログラムを指導していた私が
なぜ???
もちろん、子宮底筋群のエクササイズも実践し、筋力も強いはず。(子宮底筋群の筋力は測定できないので明確にならない…それゆえ不可解な疾患でもある)
子供は大きく、難産で出産直後の尿失禁(出産直後は約50%の人が経験する)があったものの、最近は 全く兆候がなかったので、
なぜ!?
精神的に非常にショッキングな出来事でした。
ましてや、この夏は 激しい運動することが困難になってしまったので、ずいぶん落ち込みました。
結局、
原因は 高校時代から持っている腰椎すべり症から変形性腰椎症が関わっていました。
治療してもらったのは 婦人科でもなく、泌尿器科でもなく、柔道整復師(整骨院)でありました。
腰痛が内臓疾患に関わる!
これを知ってはいましたが、それを強く意識できていませんでした。
これは おそらく女性だけでなく、男性も腰痛があり、変形性腰椎症がある人は 内臓への影響もあると心得ていた方が良いでしょう。(便秘なども・・・)
この症状が起こって、婦人科へ行き、泌尿器科へ行くも改善せず、泣いていました。
ところが、治してもらおうという気もなく、症状を打ち明けた柔道整復師さんに治療してもらう!?
という、とても運よい結果になりました。
現在、腰事態の痛みはないものの、ケアのために体幹を鍛えたり、ストレッチを行って維持をしていました。
それでも、時々自分でケアをしきれなくなり、年に1度ほど柔道整復師さんのお世話になっていました。
後で考えれば、6月ごろから、ストレッチをすると、可動域が少し悪いな~、若干左足に痺れがあるので、そろそろ柔道整復師さんに調整してもらおうかな~と思っていた矢先の出来事でした。
私の腰↓ 映っていないけれど、尾骨も壊れているらしい。
(ちなみに「痛い!」と急激に腰が悪くなったのではないのですよ。慢性的に、じんわり腰痛があって、6年間バレーボールをし、その後、エアロビクスをし、気づけば、骨は こうなっていたのです。
スポーツをしていない人でも、中高年で腰痛を持っている人も、こんな腰の人は たくさんいます。徐々に変形しています)
7月7日に子宮脱の症状があって憂鬱な1ヶ月が経過し、柔道整復師さんに診察してもらいました。
骨盤底筋を支える靭帯(骨盤から骨盤底筋につながる)に問題があったようです。
その靭帯にアプローチする治療を1度行ってもらっただけで、症状は改善しました。
2回目の診察では 骨盤底筋から靭帯を経て連結する腹部の筋肉(横隔膜など)もチェックしてもらいました。
通常は このあたりの弱化があると改善に時間がかかるようですが、
「さすが、よく鍛えてある!」とお褒めの言葉をいただきました。
体幹筋(骨盤底筋を含め)を鍛えることは大切です。
しかし、オーバーワークによって腰の状態を悪くするのは 良くないので、ストレッチなどのケアも怠ってはいけません。
ましてや私のように変形があるような古傷をもっているアスリートは多いと思いますので、元アスリートの人は 気をつけて!! 私のように腰椎が変形しているアスリートは たくさんいるようです。
そして、限界に挑戦している現役アスリートの人たちも、できるだけ身体を破壊せぬようコンディショニングしましょうね。
古傷は 一生引きずります。
ということで、
今年の夏は 忘れられない夏になりました。そして大きな学びでした。
これから更年期。
この度のことのように、身体も色々なことが始まるんだろうな~。
子供のように肉体が上昇することはないけれど、だからこそ精神を美しく熟成させたいな。
(この1ヶ月、落ち込んだり、弱音を吐いたり、いやな自分でした。 話を聞かしてしまった皆さん、ごめんね。
そして、励ましてくれて、ありがとう。)
のちに肉体が枯れていくことは しっかり覚悟して、強くなりたいな~。
身体をもっと大切にして、付き合っていきたいと思います。
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