元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

結果と原因の法則

2014-07-29 23:38:05 | 健康
起こった事に対して原因がある。

原因 その1: 突発的なアクシデントがありましたか?

原因 その2: 持続的なストレスがありましたか?

原因 その3: アクシデントやストレスが起こり得る環境でしたか?

これは 人生お悩み相談室をしているのではありません。
大学バレーボール部の練習やトレーニングが終わると、ひとり・・・ふたり・・・

「ここが痛いんですぅ~~」
と近づいてきます。
その時に、患部の状態:腫れ、変色、張りなどを見ながら、インタビューするのが上記の内容です。

原因その1?=「打ったり、捻ったりしたの?」

原因その2?=「いつから痛むの? 初めの症状は どんなん? どんな時に痛むの?」

原因その3?=アクシデントやストレスが起こり得る【環境】とは ①外的環境と②内的環境が考えられます。
①外的環境は 体の外にあるシューズだったり、床など施設であったり、スポーツによっては道具など、
②内的環境は 体の内側の問題で、体調、体組成(脂肪量・筋肉量・骨密度)、姿勢、体力などを確認します。

アイシング・テーピングなどの救急処置をしたり、医療を受診する場合もありますが、起こった結果に対しての原因をハッキリと確認して、その原因を改善し、払拭し、再発を防止します。

最近起こった症例は・・・
①股関節の前が痛い
可動域を確認すると、股関節の前にある腸腰筋・大腿直筋のタイトネス(柔軟性不良)でした。
姿勢は 股関節を内旋して、骨盤前傾していました。
若い女性に多い、XO脚・・・膝頭は内側に向いているのに、両膝の間が開いている。
股関節内旋(内股)で立ったり、座ったり(おばあちゃん座り)する癖があり、股関節が正常に使われていませんでした。
股関節を特に意識して姿勢や動作を見直し、腸腰筋や大腿直筋のストレッチを行うように指導しました。

②高熱、顔面の浮腫み、食欲減退
風邪や疲労だけの症状ではありませんでした。病院受診、入院治療。
検査結果は 肝臓と脾臓の機能不全でした。ウイルスやアレルギー反応はなし。
無事1週間程度で回復しましたが、退院後、この選手と話をしても原因を把握していないのが良くありません。
予測ですが、この選手は 足首を痛めていたので、
「痛み止めを長い期間、勝手に飲んでいなかった?」
と聞くと、「ハイ」
鎮痛剤の長期服用による副作用が考えられます。
選手本人は 副作用は全く意識しておらず、「そんなこと考えなかった・・・」と。
そこに気づかなければ、また同じくりかえしになっていたかもしれません。

結果には必ず原因がある。


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