元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

笑い

2011-03-25 23:10:37 | 健康
昨日は 落語教室。
発表会まで、あと1週間となりました。

落語をしていると、江戸時代にさかのぼり、言葉はもちろん、日本の歴史を勉強したい・・・とも思うようになりました。

私が 今感じている事を江戸時代の庶民も感じて、落語が その時代の多くの人に愛されたようです。
なぜなら、その時代の庶民は 字を読んだり書いたりできませんでした。どうやって色々な事を知るかというと、耳から聞いて覚えるのです。
その時代は 「耳学問」で、落語を聞く事で本を読むぐらい勉強になり、色々な事を知ることができたのです。

それプラス、学校の教科でいうと「道徳」が落語には含まれています。
そして、もちろん、落ちがあっておもしろい。

落語を聞いた事のない頃は 「ただの面白い話」ぐらいにしか思っていませんでしたが、知るほどに難しくもあり、楽しくもあり、以前より高尚なものだと思うようになりました。


落語の初めは 織田信長や豊臣秀吉、徳川家康の戦国の時代。
落語家とは言わず「おとぎ衆」と呼ばれていたそうです。
侍が戦(いくさ)で疲れた時に「おとぎ衆」をそばに呼び、おもしろい話をさせて疲れを癒したのが始まりだった・・・という説があります。

その時代から今・・・
日本では戦争のない時代となりましたが、いつの時代にも苦難はあるものですね。
それでも江戸時代から今に古典落語が伝え続けられた事も、意味深いものだと感じます。

阪神大震災の被災者でもあった九雀師匠は こうおっしゃっていました。
“「笑い」を生業にする私は他の被災地へ落語をやりに行って、こう感じました。
「こんな時でも人は笑えるし、笑いたい。」”

近いうちに九雀師匠は 被災地に「笑い」を届けに行かれるそうです。



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