閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

暦について

2014-04-04 22:32:46 | Q&A


◆アキさんからご質問いただきました。

>木苺谷の暦はどのようになっているのでしょうか?
>作中の記述から見るに、はっきりとした暦はないようですが、
>こちらの世界の1~12月を木苺谷の「○の月」に当てはめると
>どうなるのかなと思いました。


「木苺通信」は、月刊誌連載が1987年からで、
単行本になったのが1989年で、重版もされていないため、
もうかなり入手しにくくなっているのではと思います。
読んでくださってありがとうございます。

わたしは、創作ノート的なものはあまり作らないのですが、
「木苺通信」には専用のノートが1冊あって、
それはいまでも手元にあります。
思いついたモチーフをランダムに書きとめた部分と、
日記(当時は毎日つけていた)からの抜き書きと、地図と、
それに、何かに使えそうな資料をとりあえず書き写したもの、
などなど。

その資料の中に「二十四節気・七十二候」があって、
それをベースにおおまかな暦をつくりました。
つまり、1~12月のカレンダーとは少しずれて、
立春から始まる「初春」を「芽の月」、
啓蟄から始まる「仲春」を「花の月」というふうに
あてはめていったわけですね。

立春から順番に並べると、
芽、花、鳥、葉、水、虹、星、露、実、風、霜、氷
ということになっています。

それに従えば、いまは
「清明」と「穀雨」の間で、木苺暦では「鳥の月」。
ですが、これはきちっと「暦どおり」にいくのではなくて、
それぞれの月の長さは一定ではないし、
(風の月は70日から90日つづく、と作中に書いてあるように、
風・霜・氷は区別しても、しなくてもよい、とか)
花がどっと咲き出したから「花の月」だなあとか、
鳥が巣作りをはじめたから「鳥の月」だなあとか、
いまは両方だとか・・非常に感覚的なものになっています。

立春すぎたのに寒いとか、立秋とは名ばかりの暑さだとか、
こちらの世界ではよく言いますが、木苺暦ではそういうことはありません。
クロッカスが咲けば「芽の月」になるし、初霜がおりれば「霜の月」になる。
そういうことです。


暦と関係ないですが、このノートの後ろのほうに、9ページにわたって
楽曲の題名とアーティスト名がびっしり書きつらねてあり、
これはたぶんレコード屋さん(というのが、まだあった時代)で
もらってきた電話帳みたいにぶあついカタログから、
素敵だなあと思ったタイトルを拾って書いておいたのだと思います。
聴いたことのある、または見当のつくものは1割もないけれど。
そうそう、こういうことも、してたんだっけ。
懐かしいです。

 

「木苺通信」(偕成社 1989年)
復刊リクエストは→こちらにお願いいたします。 

 


 

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