閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ブルーベリー問題

2020-07-20 23:05:30 | 日々

果樹を植えて、収穫を待つのは楽しい。しかし、期待すればするだけ、落胆もまた大きい。
ブルーベリーの最初に植えた苗木は山羊に食われ、次に植えたのは鹿に食われた。鹿を完全に閉め出し、さあこれでやっとブルーベリー摘みができる!と思ったのもつかのま、色づいた実が次々に消えるようになった。
地面に近いところは、おそらくアナグマ。上のほうはハクビシンかもしれないが、細い枝先はどう考えても鳥の仕業だ。
今シーズンは、色づくのさえ待たず、まだ青いうちから消えていく。
雨つづきで、鳥たちも餌が乏しく、熟していない実でも食べるしかないのだろうか。気の毒ではあるけれど、こっちだって鳥の餌にするためにわざわざ苗木を買ってきて植えたのではありません。
笹を切ってきて、周囲にぐるりと立ててみたが、あまり効果がない。数日後、ヒヨドリの若鳥が2羽、すーっと舞い降りてきて、当然のように笹に垂直にとまるのを目撃した。鳥よけのつもりが、逆に足場を提供していたらしい。
ブルーベリーの木の全体をネットでおおうのはとても大変だし、こちらも収穫しにくいし、なにしろ見た目にうっとうしい。現在は、小さく切ったネットを、実のついたところだけ洗濯ばさみでとめてある。これでもじゅうぶんうっとうしい。
だけど、正直いって、うちのブルーベリー、品種なのか気候なのか、熟してもそれほど美味しいものじゃないし、ジャムにしても皮がざらついて香りもいまいちだったり…。
昔、アラスカに住んでいる人の手作りのブルーベリージャムをいただいたことがあり、それはもう本当に感動的に美味しかった。日本中どこを探しても、あれに匹敵するジャムは絶対にみつからないだろうと思っている。
そもそも、みかんのとれるような暖地で、ブルーベリー栽培は無理がある。そんなことにエネルギーをつぎこむのは無駄だ、という気がだんだんしてきた。
もう鳥さんにあげちゃおうかなあ。
と思いつつ、でも、やっぱり、ちょっとくやしいので、ネットと洗濯ばさみを持ってうろうろする閑猫。
せめて半分だけでも。(←あきらめ悪し)


本日のさんちゃん。

ここがお気に入り。

 



キャスター付きのワゴンは、食卓の横でオーブントースターを乗せたりするのですが、すのこ党の党首が下でときどき寝ております。

 

本日の「いいね!」

POWERUP 4.0 Smartphone Controlled Paper Plane

新時代の紙飛行機。レタスも飛ぶらしい。

コメント
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