閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

「りんごのおじさん」韓国版

2010-02-12 15:20:21 | お知らせ(海外版)

韓国のP&Mという出版社からハングル版が出ました。
(表紙の文字がなんとなく「トマト ポトス」というふうに見えるのは
気のせいでしょうか…)
右は日本語版『りんごのおじさん』(ハッピーオウル社 2008年)。

モデルの「おじさん」は、無農薬農業の指導に招かれて
韓国にも何度か行かれているそうで、ちょうどよかったです。

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ほろほろ

2010-02-11 16:13:51 | 日々
雨の午後。
古い子ども用のピアノ曲集をひっぱりだし、
片っ端から弾いてみる。

一番古い本が、ええと、昭和27年。
え? 生まれる前ですよ、もちろん(笑)。
さすがにすっかり変色して、背表紙もはがれ、
うっかりめくるとぼろぼろ崩れそうだ。
誰かのお古、のお古、のお古をもらったらしい。
「ABCの歌」から始まって、最後が「紡ぎ歌」。
とんてんとんてんと弾く左手が懐かしい。

うちにはオルガンしかなかった。
母はたいして弾けなかったが、
合唱をやっていて楽譜は読めたので、
赤、黄、緑と、色つきの音符でドレミを教わった。
一見同じように鍵盤が並んではいるものの、
オルガンはピアノとはまったく違う楽器だ。
ピアノ曲を弾いてもきれいには聴こえないのだが、
「紡ぎ歌」だけは足踏みオルガンでもそれなりに似合い、
ぶかぶかした音が面白かったのでよく覚えている。

別の本で「人形の夢と目覚め」をみつける。
あ、これもすごく懐かしい。
近所に習っている子が何人かいたから聴きおぼえたのだろう。
大きな真っ黒いピアノの上には、大きなメトロノームと、
なぜか必ずフランス人形も置いてあるのだった。
「エリーゼのために」や「乙女の祈り」を弾けるのは
もうすこし年上のお姉さんたちで、おもてで遊んでいると、
どこかの家の窓から聴こえてきたりした。

そういう、具体的なタイトルがついていて、
お話を読むように「読める」曲が好きだったと思う。
ガボットとかメヌエットとかいう古典舞曲は、
どうにもイメージが湧かなくてつまらなかった。
そうか!とわかったのは、ずうっとあとになってから…
たぶん映画「仮面の男」の宮廷舞踏会のシーンを観てから。
華やかな重たいドレスのすそが、音楽に合わせて
いっせいにくるりと回る、あの感じ…。

人見知りするたちだったので、楽器に限らず、
習いに行くと、その緊張感だけでいっぱいになってしまい、
楽しかったという記憶があまりない。
習わなければ上達しないけれど、いまはこれで楽しい。
いつまでたっても初級用の曲ばかりほろほろ弾いている。
三つ四つの音の組み合わせから、こんな響きがうまれるのかと、
万華鏡をのぞくような驚きで、それを聴く。

シューマンのユーゲントアルバムをつまみ弾きして、
湯山さんの「甘納豆」にたどりついたところで、
ちょうどお茶の時間になりました。
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誰かに呼ばれた

2010-02-10 13:12:52 | 木苺通信

 

思ったよりも軽い。
そして僕の見たことのない材質でできている。
きれいだ。でも、どこか不安な感じがある。

「ディアボロ」(『青い羊の丘』より)

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飛び出すな

2010-02-09 22:50:01 | 日々
薬のコマーシャルで
「耳鳴りに・ナリピタン」とか言っていた。
いまどきそんなネーミングが本当にあるのかと驚く。

液晶プラズマ薄型デジタル等々…に次いで
「3D」の開発が進んでいるそうだ。
製薬会社がスポンサーをやっている限り、
そういうTVは欲しくならない。
飛び出す殺虫剤のコマーシャルというのは
絶対に見たくないものの一つ。

(新型インフルエンザの話題も早く終わってほしい。
ニュース映像の注射針もなるべく見たくないのです)
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多良間島から

2010-02-05 13:14:32 | 日々
パパイヤ到来~。
名産の黒糖もどっさり。
Hさん、ありがとうございます。

左の葉っぱと、手前のコロコロしたのはテリハボク。
この実に穴をあけて笛にしたりするそうです。
うちでは猫の喜ぶおもちゃ。
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けんちんの謎

2010-02-02 21:24:40 | 

「けんちん汁の『けんちん』って何?」
夕食時に、Mに聞かれた。

「それ、前にも聞かれたよね?」
「かもしれない」
「調べて答えたよね?」
「のような気もする」
「なんだっけ?」
「…なんだっけね」

そもそも「けんちん」とは、日本語だろうか。
あんまり日本語らしくない。
けんちん蒸し、という料理もあることを思い出す。
作ったことはないが、およその見当はつく。
けんちん汁とけんちん蒸しに共通するのは何だろう。
あ、豆腐、かな。

「豆腐の別名、だったかもしれない」
「…いままで考えてたの?」
「脳内サーチエンジン」
「すごい」

ちなみに、食後にちゃんと調べたら、違っていた。
由来を聞けば「はあ、なるほど」と思うが、
けんちん汁なんて年に何度も作らないので、
しばらくするとまた忘れるんである。
正しい答えが知りたい人は辞書をひいてみてください。

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