水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

トンネルうねるまた寝る荷台

2017年12月11日 13時37分51秒 | 詩編
都会を巡る地下鉄は まるで女性の曲線路 麗しくうねり街を練る 各駅停車見つからぬ 忘却の果ての駅などない 区間急行報われぬ 希望に溺れぬ鉄路もない 通勤快速駆け抜ける 街の向こうに真実が ホームの乗換案内で  君は暗号手渡した 僕は吊り革握り締め 奇跡の光で手が濡れる いつしか線路は照る小川 光る水面が空に揺れ  火照る身体は朝に熟れ… . . . 本文を読む