水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

ロックとは、つまり、以下の情景を指す。

2017年01月19日 02時21分50秒 | 詩編
主体とは、本能の残り香
二人で繋いだ、神聖なる電話線
追い越し車線を跨いだ、君の無邪気で
放射線状に放たれた、有限の思惑が
秋の入口で、惑っていた。

縷縷なる希望の後先を
仕舞い込んだ君の純情
電話で伝えた流麗なる詩偈の
微細なる残響を
克明に記載せよ、
静謐な騒音を立てる未知の部屋で…

延々と隊列を成す運命の駱駝たちを
漫然と見遣るその一刻を、
軽やかなステップで彩れ、
不甲斐ない我が精神よ!
止まることを知らないこの血潮の騒めきを
記憶せよ、暴かれる未来に、質される期待に。
見えなくなった天国の幻影を、
僕はたった今、複製して投射する、暗黒のスクリーンへと…

狂いの果てで咲く笑いをこそ…

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