詩人だって
不安だ
凡人だって
不安だ
言葉で
世界を
表せるかもしれないし
言葉で
世界は
表せないかもしれない
その恐怖や不確かさと
日々闘いながら
むしろ
その闘った痕跡を糧にして
彼は詩を書く
その時
詩人の目は
ぼんやりとしている
かと思えば
いやにギラギラしたりしている
不安と精神の高ぶりが
同時に訪れ
彼はいつも
いったい何を書いたのかを
途端に忘れる運命にある
詩人は
つまり
言語化への欲望が
最大にして最小の
揺れる意志の産物でしかない…
時が彼を手放す前に
言葉ごと暗黒へ葬り去って
レトリックの森深くへ
送り還してしまうが好い
全ての人類よ!
そうしたら
言葉を操ってきたのか
言葉に操られてきたのか
そのどちらとも言えない虞を孕みながら創作をしてきた者として
詩人は…
最期は笑って
風に混ざって
宇宙の果てへ
帰るのだから
不安だ
凡人だって
不安だ
言葉で
世界を
表せるかもしれないし
言葉で
世界は
表せないかもしれない
その恐怖や不確かさと
日々闘いながら
むしろ
その闘った痕跡を糧にして
彼は詩を書く
その時
詩人の目は
ぼんやりとしている
かと思えば
いやにギラギラしたりしている
不安と精神の高ぶりが
同時に訪れ
彼はいつも
いったい何を書いたのかを
途端に忘れる運命にある
詩人は
つまり
言語化への欲望が
最大にして最小の
揺れる意志の産物でしかない…
時が彼を手放す前に
言葉ごと暗黒へ葬り去って
レトリックの森深くへ
送り還してしまうが好い
全ての人類よ!
そうしたら
言葉を操ってきたのか
言葉に操られてきたのか
そのどちらとも言えない虞を孕みながら創作をしてきた者として
詩人は…
最期は笑って
風に混ざって
宇宙の果てへ
帰るのだから
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