水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

見果てぬ虚空

2015年06月20日 20時49分16秒 | 詩編
 空を落とした、
 と、神様は言った。
 僕らの頭上に
 何の予告もなしに

 嗟呼!
 僕らの旅路は
 果てを知らず
 遠く
 海を超えたその先まで
 延々と続く

 グルグル回る
 思考が
 ほんとうに
 僕が見つめる世界を
 グルグルと回す

 青が落ちてくるならば
 僕は赤を掲げよう
 そして黒を受けとめて
 真っ白な忘却の彼方へ
 われわれは
 己が身を投げ出そう

 いつかの終わりの宴も
 また夢のように朽ちるのだろう

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