水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

何かを映した哀切なるトポロジー

2016年10月31日 00時16分33秒 | 詩編
 セミロングの哀切が
 解説を投げ捨てて 
 蝉時雨のなかを
 猛スピードで
 翔けていく

 何だったかな?
 君の笑顔は
 いつか夕暮れへ溶けるって
 そんな幻想を
 何度も思い浮かべてるんだ

 明日をかなぐり捨ててまで
 成し遂げようとした今日の夢想でさえ
 もっと燃える火に
 針金を投じるように
 酔うほどに熱いテキーラを
 喉元を貫かせては
 一天の欲望を
 ゴミ箱へ放り投げる顛末を用意する

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