水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

精神と肉体の論理

2014年12月17日 01時53分10秒 | 詩編
 精神の堕落と
 汚染が僕らを
 懊悩の淵へ追いやろうとも

 そこには
 光がある

 理屈では
 表現できない世界を
 理屈で丸め込もうとして
 永遠に理屈の螺旋を降り、あるいは、登ったりしている
 僕らは永遠に
 真理を見つけ出すことができない
 
 いや、それだからこそ「真理」に憧れを抱くものなのかも知れない。

 人は、もしかすると「幸福」とか、「愛」とか、簡単に語れないのかもしれない。

 人は、常に新たな「思考」との出会いで、世界を回そうとしている。

 未来は
 「不確定」だ
 そして
 世界は
 「理解を超えたもの」だ
 だから
 「答え」など、はなから出ないものなのだよ

 苦しくても
 不幸でも
 僕らは
 生きていかなければいけない。
 むしろ、安寧の内に「真実」は宿りえない。
 繰り返される「闘争」の狭間でしか
 人は呼吸し得ない。
 呼吸するための生命ではない。
 生命を燃やすための呼吸である。
 
 すべてが、分からなくても
 分からないということだけで、分かる能力が高められるのは、確かだ。

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