水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

代わりの利かない悦びを温ねて

2016年05月01日 19時51分24秒 | 詩編
 苦悩は
 未来に悦びを運んでくる

 それはつまり
 自分だけの特別な「苦しみ」を感じたいのは、
 もっと悦びたい! 
 という気持ちの裏返し

 僕等は
 何かを引き換えに何かを得るという
 その当たり前の法則を
 いつも頭に入れておいたほうが良い
 
 またつい忘れがちだけど
 もし自分が
 (幸運に恵まれた状態にいるなぁ! )
 と思えているときは
 他者への感謝の気持ちを忘れてはいけない
 人間は皆 妬みや嫉み または僻みなどの感情を
 他人に対して
 つい抱いてしまう動物だから
 
 さて
 われわれは苦悩を経験するとして
 その結果何を得られるのかと訊かれたら
 「人として基本的に抱くべき恥を忘れ得ぬ謙虚な心」
 「日常のささやかなことに対して自ずから感謝の念を抱ける敬虔な心」
 「他の誰にも奪われることのない固くて揺らぐことのないオリジナルな信念」
 と、応えたい
 
 言わば「悦び」は「苦痛」と共にあって
 「苦痛」こそ「悦び」の元なのだと
 堂々と発言したい

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